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オキシコンチン さんの投稿された作品が106件見つかりました。

 
  • 一枚葉っぱ5

    恐る恐る煙の元へ近付くと、“腫れ物”はツルっと気持ちのいいハゲ頭に眩いばかりに太陽の光を輝かせながら、こっちに振り向いた。“ヤツだ!”判った瞬間、先手を打たれた。「ああっ!あんときの姐ちゃんやん!」いかついサングラス姿にゴールドチェーンのネックレスを垂らしながら、ヤツは独特な甲高い声で私に話しかけてきた。“何でここにいるの?”本当はそう聞きたかった。しかし、ヤツの声は大きく、慣れ慣れしい上に関西
    オキシコンチン さん作 [274]
  • 一枚葉っぱ4

    夜が更けて、今日の興奮がやっと収まり始めると、疑問が生まれた。“何で彼は私の部屋にいたんだろう?”“彼は何の犯人なんだ?”想像は変な妄想へと変化し、結局、何も答えは出なかった。ただ、何の刺激もない憂鬱な入院生活に訪れた、この変てこりんな出来事は、不思議な興奮と楽しさが後をひいた。二.あの出来事から数週間が経ったと思うある日、昼食を済ませた私は病院の中庭に散歩に出た。中庭には、他に入院している人達
    オキシコンチン さん作 [454]
  • 一枚葉っぱ3

    「お、大阪府警ぃ〜!?」私の方がびっくりして、すっとんきょうな大声を出してしまい、一斉に男達は私の方に注目した。「ああ、姐ちゃん、ごめんなあ。びっくりしたやろう?すぐに出て行くさかい、堪忍やでえ」一番凄味のある、親分さんキャラのオッサンが私に話しかけた。「いや、そうじゃなくて…」私は驚いて言葉にならなかった。って言うか、“コイツら皆、警察官なのかよっ!!???”そっちでビックリした。警察官って、
    オキシコンチン さん作 [434]
  • 一枚葉っぱ2

    “ヤンキー”というか“ヤクザ”というか、その中間に位置するようなキャラ&服装。ツルッと気持ちいい位に見事な光り具合のハゲ頭と、魚雷のようなずんぐり体型。どう考えても私の交友関係では有り得ないタイプです…ハイ。CT検査から病室に帰って来ると、ヤツは何故か私の部屋にいた。室内を物色する訳でもなく、ベッドに腰掛け、静かに窓の外を眺めていた。ガラッという扉が開く音にビクッとして、パジャマ姿の私を見るや否
    オキシコンチン さん作 [429]
  • 一枚葉っぱ

    “雨上がりの明るい午後”そんな感じのある日、不思議な出会いをした。“癌”という病気になって以来、自分の体が自分の体でないような…すべての食べ物を体は拒絶し、辛うじて水と薄ーいお茶の通過だけを許可する。“絶望”本当は延命治療なんて望んでいなかった。“癌”と診断された直後から、私の意見は全く無視され、当然私が“生きたい”と思っているという勝手な解釈の下、家族達の勝手な嘆願によって私の命は繋がれている
    オキシコンチン さん作 [344]
  • 欲望

    “癌”という言葉…響きが悪すぎるよ愛する人を奪っただけでは気が済まないのか?私の体に巣食う癌よ…あなた達の宿主は美味しいかい?夢や希望はなんだい?私を壮絶な痛みと共に絶望の淵へと追いやった君達愛着なんか湧きゃしないよでもね…私も“生きる”事に諦める訳にはいかないんだ。嬉しいだろ?宿主が少しでも長生きしないと、君達も死滅するしかないんだから。残酷な君達に一つ、教わった事があるよ。“死にたくない”今
    オキシコンチン さん作 [323]
  • 龍と狼92

    「似たようなものだ。」今までのケビンとは全く違う、異質の人格が現れてきた。表情もそうだが、声色も違う。「君達にも武器を与えよう。ハンデがあったら面白くないからね。君達と、外にいる陸軍の特殊部隊と、生き残りを賭けて、戦ってくれよ。最後に残った一人とだけ、僕と一緒にサンフランシスコに行く権利を与えよう。君達の中で一人でも生き残れるかは疑問だけどね。僕は常にモニターでチェックしているから、存分に楽しま
    武藤 岳 さん作 [495]
  • 龍と狼91

    「サンフランシスコのイベントは、ゾクゾクしたよ。専属のカメラマンを雇ってね、もちろん、そいつも死んじゃったけどね。カメラを探すのに苦労したよ。でも最高にエキサイティングな映像だった。スタジアムから結構離れたビルだったんだよ!?それがさ、爆風であんなに吹っ飛ぶなんてね!」「狂ってる・・・。」惨劇の様子を無邪気に話すケビンを見て、アイリーンが呟いた。「イッたか?」柳田がケビンに馬鹿にした口調で聞いた
    武藤 岳 さん作 [379]
  • 龍と狼90

    「これは、録画していない。今の映像だろ?ケビン?聞こえてるんだろ?」柳田は天井付近にあるカメラを見つけて、カメラに向かって大声で話した。 「ああ、そうだよ。ライブだよ。」ケビンの後ろから爽やかな風が窓越しに入って、ケビンの髪が優しく揺れた。「ケビン、お前は今、何処にいるんだ?後ろの風景は夕暮れだな?見たところ、まだ、サンフランシスコには行ってなさそうだな。」「もちろん!僕は貴方達との旅を楽しみに
    武藤 岳 さん作 [363]
  • 龍と狼

    柳田達は程なく、夕食に誘われた。天井が高く、大理石の柱が立派なダイニングルームで、豪華なフランス料理が次々と運び込まれて来た。「信じるか?信じないか?」豪華な前菜を見て、柳田はアイリーンとソンスンに質問した。「最後の晩餐かも知れないな」ソンスンが静かに言った。だが、アイリーンは反応が違った。「食べられる内に食べた方がいいわ。毒が入っている時は、死ぬだけよ。」「よく、そんな気持ちになれるね?」柳田
    武藤 岳 さん作 [369]
 
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