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オキシコンチン さんの投稿された作品が106件見つかりました。

 
  • 龍と狼88

    「こちらへ」ボディチェックを終えると、執事が三人を昨日とは違う客室へ通した。そこは、大きなベッドルームで、綺麗に整えてあるダブルベッドがあった。「御三人様、それぞれのお部屋を用意致しております。今日は、ごゆっくりおくつろぎ下さい。」予想外だった執事の言葉に、柳田が怪訝な表情をした。「どういう事だ?サンフランシスコのセレモニーに行くのなら、今日出発しないと間に合わないんじゃないのか?」初老の執事は
    武藤 岳 さん作 [343]
  • 龍と狼87

    パクが説明をしている間に、一人の士官がやって来た。「パク艦長、米軍から、本艦を含む四隻の必要人員の残留要請と、5キロ沖合への移動の許可が出ました。」「ほう!?、意外だったな。本艦以外の三隻も許可が出たのか。これは、いよいよ、何かあると考えた方がいいな。わかった。ご苦労。」士官に敬礼をすると、パクは不敵な笑みを浮かべた。その後、四隻の韓国海軍の艦船から、運航に必要な人員を除く、全ての乗員を降ろすと
    武藤 岳 さん作 [350]
  • 龍と狼86

    艦長のパク・ハギュンは、様々な波紋を呼び起こしつつも就役した、韓国海軍最初のイージス艦の初代艦長に抜擢された、ベテランの軍人であった。『まさか、いきなりこんな目に遭うとは・・・。』正直に言えば、そんな気持ちだった。色々な意味で“名誉ある”初代艦長になったパクとしては、在任中は穏便に過ごしたかった。パクの上官や先輩達は、朝鮮戦争や、ベトナム戦争を経験した者がいたが、パク自身は北朝鮮側からの越境を阻
    武藤 岳 さん作 [433]
  • 龍と狼85

    パクは目を見開き、一同に言った。「米軍の意向の全てに逆らう事はできないが、丸飲みもしない。仁川以外の三隻の人員を上陸させ、当艦の運用に於ける必要な人員は船に残す方向でいこう。仁川の迎撃システムなら、仮に米軍の襲撃があったとしても、四隻の防衛はできる。」「テロ工作のような人的な攻撃にはどう対処しますか?大統領の命令では、青龍隊を派遣する事になっていますが?」仁川の上級士官が質問した。パクはじっと考
    武藤 岳 さん作 [526]
  • 龍と狼84

    仁川内にあるミーティングルームには、アメリカに演習に来ている韓国海軍の四隻の艦長以下、主なメンバーが集結し、事態の対応を協議していた。「大統領からの命令が下った以上、任務を遂行するのが当然だが・・・。」仁川の指揮官である、一人の中佐が静かに切り出した。「しかし、米軍の要請を全く無視する訳にはいかん。そもそも、米軍がニホンオオカミに組みしているとは、考えられんのだが・・・。」「艦長、米軍が兵を上陸
    武藤 岳 さん作 [332]
  • 龍と狼83

    「次に、セカンドアタックについての説明に入る。」指揮官がモニターの画像を切り替えた。「現在、サンフランシスコ湾内に、韓国海軍のイージス艦一隻を含む艦船が四隻、合同演習の為、停泊中である。当初、これらの艦船は穏便に湾外へ追い出す計画であったが、CIA本部より韓国のスパイが色々嗅ぎ廻っているらしく、韓国海軍艦船に不穏な兆候ありとの報告があった。よって、セカンドチームには、これら艦船全てを、撃沈しても
    武藤 岳 さん作 [323]
  • 龍と狼82

    その頃、第14米空軍が設置されている、カリフォルニア州、トラビス空軍基地には、航空戦闘部隊の戦闘爆撃機や、戦闘攻撃機が集結していた。アタックチームのパイロット達は、ミーティングルームに集まり、指揮官から作戦の詳細の説明を受けていた。「今回の作戦、“ニューワールド作戦”の概要は、セレモニーが行われているスタジアムで、爆弾テロによる会場の爆発・炎上を確認次第、戦闘爆撃機によるミサイル攻撃によって、ス
    武藤 岳 さん作 [458]
  • 龍と狼81

    マウンド付近の式壇付近は、米大統領や、各国の首脳が演説する場所の為、爆弾などが敷設されないように、特に警備が厳しかった。マウンド付近は常に24時間を徹して、周囲を重武装した数名の兵士が取り囲み、警戒にあたっていた。そこへ、彼等の上官らしき一人の軍人が部下数名を連れて、やって来た。軍人らしい、引き締まった顔に、ピンと張った姿勢で、彼等に近付くと敬礼をしてから、状況報告を求めた。「異常はないか?」「
    武藤 岳 さん作 [340]
  • 龍と狼80

    「それは、残念ながら全く予想できません。」柳田は悔しそうな口調で言った。「判った。一つ言い忘れたが、君の隣にいる彼は、青龍隊の元隊長で、中佐だった男だ。きっと頼りになるだろう。幸運を祈っているよ」そう言うと、一方的に電話が切れた。「どうなった?」ソンスンが柳田に聞くと、柳田はまた深呼吸をして、ソンスンの肩を叩いた。「頼むぜ!中佐殿。」ソンスンは、怪訝な表現に変わったが、大統領の協力を得る事ができ
    武藤 岳 さん作 [342]
  • 龍と狼79

    「う〜む・・・。俄には信じられない話だ。」電話の向こうで唸り声が聞こえた。「閣下、我々はこれから、ニホンオオカミのリーダーと思われる人物と共にサンフランシスコへ向かいます。しかし、無事に現地へ行けるかは、不明です。我々がもし、途中で殺された場合、この事実を知る人間は閣下お一人となります。SPなど護衛の数も制限されると考えられます。打てる手だては今のうちに打って頂きたい!」「・・・判った。」柳田は
    武藤 岳 さん作 [451]
 
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