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ヒョンさんの投稿された作品が41件見つかりました。

 
  • 探偵ゼロ〜27〜

    「神崎さん?入りますね」看護士は病院の中にある一室のドアを開けたプレートには神崎零と書かれている「そんなっ・・!」そこに零の姿はなく、そのかわりに一枚の手紙が置かれていた。−−−−−−−−−−−「ここが その小屋ですか?」隼人はそのドアを開けながら聞いたさっきまでの豪邸とは比べものにならないほどその小屋は小さかった。その小屋の中には佐山と伏見綾子がいた「あっ・・」「お久しぶりですね綾子さん」隼人は
    ヒョンさん作 [844]
  • 探偵ゼロ〜26〜

    豪邸の一角、ある部屋で、内山刑事と三人の刑事が話し合いをしていた。「・・・そうだなそれがいいだろう」そう言うと内山刑事は大きく息をはいた「では、伏見さんを移動させます」「ああ、佐山たのんだ」佐山と呼ばれた刑事はサッと体の向きを変え、歩き出した。ちょうどそのとき−「内山刑事!!」隼人だ。「おぉ!あんたやっと来たか」「ちょっと待ってください」丸顔の刑事が内山の言葉を遮る。「あの、内山さん、このひとは一
    ヒョンさん作 [771]
  • 探偵ゼロ〜25〜

    もう辺りはくらい街頭が照らす道を隼人は一人、歩く。犯人からの予告が彼女の元に届いたということは彼女は確実に狙われる。「制裁を下す者」が部下を使って起こすという第二の犯行・・絶対に止めなければいけない。そして犯人の手掛かりをつかまなければ。「いって!」隼人は電柱にぶつかった鼻血がでている。「いてて・・ついてないな・・」目の前を見ると大きな豪邸がある。周りが水田や森ばかりなので、一層目立つ。パトカーも
    ヒョンさん作 [757]
  • ファントム 〜1〜

    ザァーという音が街を満たしていた。少年は街を走る。自分の帰るべき場所へと暖かい場所へと。レンガ作りの家が建ち並ぶ通りを抜け、街はずれへと急ぐ。まだ電気もガスも通っていなかった時代、家からこぼれるランプの明かりだけが頼りだったーーゴロゴロォォ・・「うわっ 光った」少年の名はエイジア有名警部の父をもつ元気な少年だった。今日も悪戯仲間と悪さをした帰り、雨に降られたのだった。黒い髪を濡らしながらひたすらに
    ヒョロさん作 [1,100]
  • 探偵ゼロ 24

    ガタンゴトンガタンゴトン・・・隼人は電車の中にいた窓の外の景色がさっと流れていく。日が沈みかけたそらは葡萄色に染まっていた。窓の中の自分を見つめながら、病院で零に言われたことを思い出していた「隼人さん、いいですか、一足先に伏見社長の別荘へ行って下さい。」「一人で・・ですか?」「ええ、そうなります。一応、内山刑事には隼人さんが行くことは言ってありますので、警察も受け入れてくれますよ」「・・・わかり
    ヒョン さん作 [894]
  • 探偵ゼロ 22

    ここは警察署の刑事科の一室のベランダ。中年というに相応しい刑事が一人煙草をふかしていた。「全く、何処もかしこも禁煙 禁煙って、一服できるのもここくらいなもんだ」そう言って男はふぅっと煙をはいた。ふと下を見下ろすと補装された道路が見える。「おっ、もうパトロールの時間かぁ?」一台のパトカーが警察署から出て行ったのが見えた。この人こそ内山刑事である「昼メシは何を食おうか」そんなことをいいながら煙草を携
    ヒョン さん作 [863]
  • 探偵ゼロ 22

    零は病室から外の景色を眺めていた。最近できたであろう新しい公園がちょうど見える。今日は平日なので公園には老人しかいなかった。老人たちはゲートボールをしているようだった。その時病室のドアが勢いよく開いた。「たいへんですよゼ・・いや、零さん!」隼人が息をきらしながら駆け込む。「どうしました?」「テレビ・・・みましたか・・?」零は首を振る「あいにくこの部屋にはテレビがないもので・・」この病院はあまり大
    ヒョン さん作 [899]
  • 探偵ゼロ 21

    「うそ・・・だろ」それもそのはずだったその名刺にはこう書いてあった。「伏見綾子・・伏見コーポレーション・・社長・・・?!」ふと前を見るといつの間にか青信号が点滅して赤になったところだった。隼人は一瞬苛立ったものの、もう一度名刺を見直した。伏見コーポレーションといえば、様々な分野に進出し、いまや大企業となりつつある会社だ。数年前に経営破綻寸前まで追い込まれたが、若い社長が会社を危機から救ったと、話
    ヒョン さん作 [693]
  • 探偵ゼロ20

    隼人は家への道を歩いていた。零がメッセージをもっている以上、明日病院へ面会に行って受け取るしかない。いま思えば探偵の助手になってからいろんな体験をしたなぁ隼人はそんなことを思っていた。そして隼人が信号まちをしているときのことだった。信号が赤なのにもかかわらず、一人の女性が横断歩道を渡り出した。「・・・っ!?・・ちょっと!!」どうやら歩きながら携帯をいじっているようだ。ビ−−−ッ!!!!!大きなク
    ヒョン さん作 [635]
  • 探偵ゼロ−19−

    隼人は看護婦に投げ飛ばされた。「時間は守ってください!」ピシャリ病室のドアが閉められた音が廊下に響く。「いてて・・」体中がいたい退院したてであるため、まだ傷は完治したわけではない。「またあした面会にくるしかないか・・」ふと、腕時計を見ると10時を過ぎていた。そとは真っ暗だ。隼人は零に言われた言葉を思い出し、ため息をついた。「やっぱり俺一人で捜査するしかないのか・・ 何をしたらいいんだ?」とりあえ
    ヒョン さん作 [700]
 
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