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ヒョンさんの投稿された作品が41件見つかりました。
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トンネルの運命7
「えー、君は?」「おいらはキープ」キープは勢いよく言った「キープか、よろしくな」キープは落ち着きなく叫んだ。「こりゃ驚いた!こんな友好的な人間、初めてだ。」「俺の名前は壮大」「よろしくな」老人が囁く。「こいつに街まで連れていってもらうんジャ」答えは自分で探せってか・・・壮大は心を決めた。「行くしかないか・・」諦めにも似た決心だった。続く
ヒョン さん作 [497] -
トンネルの運命6
「はぁ?訳わかんねぇ!世界を救う? そんなことほかの誰かがやればいいだろ?」壮大は爺さんに向かって叫んだ。老人は、静かに耳を傾けている。「俺にはそんなことできない。できる訳がない。」「ここはお前の居た世界とは違うのジャ。」「・・・?」壮大はあたりを見渡した。「そうは思えないな。」ガサガサ・・・・草むらがゆれた。老人は微笑んで言った「自分の目で確かめなさい。そうすれば 信じられるだろう。」壮大は頷
ヒョン さん作 [551] -
トンネルの運命
壮大が目を開けると、やはり、霧のなかにいた。だが、トンネルの中にしては、妙に明るい。そのときだ。眩しい光が壮大の目に飛び込んできた。「あれは・・」朝日だった。壮大は周りを見渡した。霧がはれ、周囲がよく見える。壮大は息を呑んだ。壮大が居たのは密林だった。「ははは、驚いたかね。」振り向くと、白髪のお爺さんがニッコリと微笑んで立っていた。「ここに連れてきたのは・・・あんたか?」「冷静ジャの。」老人は笑
ヒョン さん作 [541] -
トンネルの運命
壮大が目を開けると、やはり、霧のなかにいた。だが、トンネルの中にしては、妙に明るい。そのときだ。眩しい光が壮大の目に飛び込んできた。「あれは・・」朝日だった。壮大は周りを見渡した。霧がはれ、周囲がよく見える。壮大は息を呑んだ。壮大が居たのは密林だった。「ははは、驚いたかね。」振り向くと、白髪のお爺さんがニッコリと微笑んで立っていた。「ここに連れてきたのは・・・あんたか?」「冷静ジャの。」老人は笑
ヒョン さん作 [538] -
トンネルの運命4
壮大はカメラを片手に、トンネルの前に立っていた。「これでお前が見た幽霊を撮るぜ」「本気か?壮大?」「当たり前だ。」太一はため息をついて、壮大を見つめた。「なら、お前一人で行けよ。俺はごめんだね」太一は懐中電灯を差し出した。壮大は何も言わず受け取った。「なあ、壮大・・・」「・・・?」「き・・気をつけてな」壮大はすこし微笑んだ。「ああ、心配すんな」壮大はトンネルの中へ入って行った。トンネルの中は前と
ヒョン さん作 [522] -
トンネルの運命
「だぁ−かぁ−らぁ−出たんだ。誰か居たんだよ!」「・・・・そうかよ」太一はにやりと笑って言った。「それよりラジカセ!なんか録音されてるかもよ。「聞いてみるか」太一はラジカセの再生ボタンを押した。「おい、足踏むなょ太一」「わ・・悪い」「おい、まて!もう一度だ。」壮大はへんな声を聞いたきがしたのだ。「音量上げて!」ポチポチっ(操作音「わ・・悪い」「えら・・しも・・よ」ラジカセを止めると太一が叫んだ。
ヒョン さん作 [490] -
当たり前3
その帰り道、俺は自転車を降りて、ゆっく−り朝通った道を歩いていた。中田と話して帰りたかっが、あいにく彼はバレー部のキャプテンだった。何故バレー部?と思った彼は中学ではサッカー、小学校じゃ野球をやってた。彼自身の話では、スポーツ万能であることを証明したいそうだ。あいつらしいな。そう思った。それに比べ俺は・・・ま、くらいはなしは後回しにして。ボーっと歩いていた俺は前を歩いていた人をもろひいてしまった
ヒョン さん作 [520] -
当たり前
夏休みが終わった。休み中だらしなく、不規則な生活をしていた俺には、高校の授業は耐え難いものだった。いまさらだが、俺は思った。もうちょっときちんと生活すればよかった・・・と。休み時間・・・・・・「はぁぁぁ」「どうしたんだ?ひょうじ?」話し掛けてきたのは中田だった。彼は数少ない昔からの親友だった。べつに友達が少ない訳じゃない。「最近だるくてよ」「夜遅くまで勉強してただろう?」彼の言うことはだいたいあ
ヒョン さん作 [563] -
トンネルの運命2
明くる日の夜遅く、壮大達は噂のトンネルを訪れていた。「いいか?太一?」「あぁ、いいぜ」太一が持参したライトをつけた。トンネルのなかを照らしたが、何も見えなかった「おい、そうちゃん、ラジカセに録音して。」そう言って太一は中へ入っていった。「ちょっ、待てよ。俺、機械操作苦手なんだよ。」壮大はもたつきながら後を追った。「おい、足踏むなょ太一」「わ・・悪い」壮大はトンネルの奥にまばゆい光が揺らめいている
ヒョン さん作 [531] -
トンネルの運命
その日は朝から雨が降っていた。壮大(そうた)は、2‐5の教室から外をながめていた。外の景色は色あせ、遠くの山の輪郭は消えうせていた。「どうした?そうちゃん」壮大は振り返るなり顔をしかめた。「なんだ、おまえかよ」「まぁそう言うなって」これは二人の挨拶のようなものだった。彼の名は太一と言う。「・・で、どうだった?」「あぁ、バッチリさ」そう言って胸ポケットから、手帳をとりだした。彼は地域の噂や伝説にや
ヒョン さん作 [601]