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しろ さんの投稿された作品が3件見つかりました。
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まっくらくらい、くらい
それは、彼が床に落としたスプーンを拾おうと、椅子に座ったまま体を曲げた時のことだった。急に視界が真っ暗になった。けれどそれはいつもの眩暈のように思えた。彼はスプーンをそのままに、体を起こした。目を閉じて眉間を揉む。そして再び目を開けてみた。何も見えなかった。彼は、飼っている犬の名前を呼ぼうとした。そこで、口がきけなくなっていることに気がついた。まさかと思い耳を澄ませてみる。音が何も聞こえなかった
しろ さん作 [478] -
Beyond the memory :1
夢を見た。大きな窓のある開放的な部屋で、私はピアノを弾いていた。風が音を絡め、遠くの草原までその旋律を運んでいく。私の指は、驚くほど繊細に白と黒の鍵盤を押していた。ピアノの後ろにはソファーがあり、その上で誰かが眠っていた。私は指先で音を紡ぎながら、その存在を背中で確かに感じている。私はそれが誰だか知っていた。私はその人に聞かせるためにピアノを弾いていたことを思い出す。その人の安らかな眠りのために
恵斗 さん作 [412] -
私の息子
私の長男は実はエイリアンであり、私はそれを知っていて育てている。攻撃性が強く、言うことを聞かないし、すぐに歯を剥き出しにして噛み付いてくる。こんな子だけれど育てていかなければならない。しかし、何をしでかすか分からない子なので私はいつも恐怖を感じている。ある日、外の売店で彼が勝手なことをするのでたしなめると、歯を剥いて噛み付いてきて(深い傷を負い、血が出る)頭を殴られた。私は気が遠くなり倒れなが
ママ さん作 [820]
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