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ヤルンヴィドの番犬 さんの投稿された作品が180件見つかりました。
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神のパシリ 37
「貴様、一体…!」ゼルが言い終わるより早く、魂喰いの上半身は灰塵となって、湿っぽいロロの風に舞い散った。レミエルが、その躯をゆっくり起こす。もはや、それは光のパシリではなかった。「これが光のパシリか。エロい体してるなァ」レミエルはそう言って、自らの胸を揉みしだく。「…どれ…」『レミエルだった者』は、絹のように滑らかな掌をゼルに向けた。ゴンッッッ。重厚な鈍器で殴られたような衝撃。ゼルの体が風に舞う
ディナー さん作 [373] -
ディナーの晩餐 11月22日
皆さん、お疲れ様です。徒然なる日々を綴るディナーの日記です。投稿が早かったのか、更新が早かったのか、一日に日記を二つも投下、自分的には誤爆でした(笑)さておき。夜に絡む話を前回した時おまけで考えた事。肉体での愛情行動…要するに『イトナミ』なんですが、(笑)何故、夜に行うのか?…そりゃ、昼間は仕事とかあるし忙しいし…はい、そうです(笑)そしたら話が続かないだろう、セバスチャンよ(笑)ここを不必要に
ディナー さん作 [450] -
神のパシリ 36
「…素直に感謝しておこう」ゼルは立ち上がり、大鎌を担ぎあげた。「ここで待っていろ」ゼルの言葉に、レミーシュは目も向けず、返答もしなかった。ゼルとキア。二人の小間使いが疾走し、いびつな闘技場と化した中央広場へ舞い戻る。フードの者…もはや『魂喰い』でいいだろう。魂喰いは光を組み敷き、それを眼下に深い闇の中から笑みを見せていた。「…は、離せ下郎がっ…!」「やべぇ、めちゃいい匂いすんじゃんお前…光の、甘
ディナー さん作 [369] -
クライアナノナカ…………………四人目…………
私は、今イライラしてる。うっとーしいなぁ…。理由は、前を走る車だ。明かりの少ない道なのは分かるけどさ、なんで20キロくらいで走るワケ!?トラクターかよ!その車は相当おんぼろなのか、テールランプは割れてて、しかも片方は点いてないから分かりにくいし…修理しろよ!今時、制限速度守る人なんていないよ……てかココ、制限速度50キロだよ!イライラも頂点にきて、私はアクセルを踏み、F1のスリップストリーム…だ
ディナー さん作 [787] -
ディナーの晩餐 11月20日
皆さん、お疲れ様です。徒然なる日々を綴るディナーの日記です。業務連絡。今日も神のパシリはお休みします。というのも、今日はお休みでしたので、田舎ドライブへ行き、それで一日費やしてしまったので(笑)ディナーは車は余り好きではないですが、田舎は大好きで、よく暗黒時代には田舎や寒村へ宛のないドライブをしていました。久しぶりのドライブで、田舎の山寺で一足早く紅葉を楽しんできました。帰りはもう暗い中になりま
ディナー さん作 [428] -
戦争について
明日、僕は行く名も知らぬ街で名も知らぬ人を撃ちに君や、大事な人を守るためだと言われてただ僕は、君の近くで生きて、出来れば君と一緒になりたかっただけなのに名も知らぬ国の名も知らぬ人達の勝手な都合に巻き込まれて何が起こっているのかさえ知らずに殺意に満ちた鉄の塊を持ち名も知らぬ人を傷つけに行くんだ君よ どうか僕の事は忘れて君よ どうか君は幸せでいてそれだけが今の僕のたった一つの望みです悪意と狂気の
ディナー さん作 [402] -
ディナーの晩餐 11月20日
皆さん、お疲れ様です。徒然なる日々を綴るディナーの日記です。さて。昔は人間五十年なんて言いましたが、今は寿命が延びましたねー。一世紀生きるのも当たり前の時代が来るんでしょうかねぇ。こんな唐突な話題には理由がありまして(笑)、唐突にディナーは思ったのです。なんで、人って長生きするんだ?なんで生きていたいんだ?というのも、『神のパシリ』が徐々に細かくなってきて、つじつまをきちんと合わせるために、色々
ディナー さん作 [411] -
神のパシリ 35
「…大丈夫か」ゼルは、出来るだけ優しく、レミーシュをその場に降ろした。「へっ…平気…いつもの事だからっ…」下唇を震わせるレミーシュ。…いつも、死という、人間への危険と隣り合わせでなくてはならない立場に、ゼルは分からないながらも同情した。「ゼル…あんたも、リーダーも、……あの羽根付き女も…一体何者なの……!?」レミーシュは、意外にも魂喰いより先にゼル達に矛先を向ける。「絶対おかしいよ…普通じゃない
ディナー さん作 [393] -
ディナーの晩餐 11月19日
皆さん、お疲れ様です。徒然なる日々を綴るディナーの日記です。今日、勤務先の後輩オネギャル系スタッフに突然聞かれました。「ディナーさん、メンタル壊して何かはっきり経験になった事ありますか?」彼女にはディナーの過去話をした事があり、彼女はそれがちょいちょい気になるようです。決してちゃらちゃらした中身ではなく、聞き上手なコなので、ディナーもついつい話してしまいます。「う〜ん…それだけで講演会できるか、
ディナー さん作 [385] -
神のパシリ 33と34の狭間
レミーシュは空虚な造花を穢た街にばらまきながら、ふと、厚く雲の垂れ込めた空を見上げた。鳥が……空にいる。……まるで三流画家の絵画のように、動きを止めて。その時。「お姉さん、花をくれないか」ロロでは聞く事のない、違和感のある台詞。花を、求める人など。気付けば、小汚いベンチに、フードを目深に被った人。…いや……人のカタチをした者。直感だろうか。レミーシュはそう思った。「…赤い薔薇か。派手だ。…白がい
ディナー さん作 [387]