トップページ >> ヤルンヴィドの番犬 さんの一覧
ヤルンヴィドの番犬 さんの投稿された作品が180件見つかりました。
-
神のパシリ 4
「うむ、では本題じゃ」幼く、それでいて妖艶さも持つ死の神の瞳が、ゆらりと神々しく揺れた。疫病による虐殺か。要人暗殺による混乱か。戦争扇動による大破壊か。ゼルは溜息が出るのを堪え、目の前にいる少女の眦を見つめる。「…調べて欲しい事があるのじゃ。」「調べる…?」死の神らしからぬ、曖昧な言葉にゼルは赤い瞳を丸くした。「…らしくないですね。何です?」「それが…わらわにも、よう分からんのじゃ」どういう事だ
ディナー さん作 [588] -
ディナーの晩餐 10月15日
皆さん、今日もお疲れ様です。ディナーの晩餐は日記なので、今日はディナー自身を軽く自己紹介します。昔はアクセサリークリエイターでした。今はアパレル系を二軒任されています。趣味は各種アクセの製作(主にシルバー、天然石)や田舎へ一人ドライブし、自然の音を感じてくる事、音楽や絵画、アニメ、映画の鑑賞。食玩やTFの収集癖もあります。他にもサブカル的なモノは全部好きです。アパレルも好きで、ジャパンブランド(
ディナー さん作 [484] -
神のパシリ 3
その巨大な門扉は、人間がかつて彫刻した地獄の門のような、恐怖を煽るデザインではなく、ごく単純な門扉である。その下には、鋭い筆跡が特徴の文字が円形に描かれている。魔法陣だ。悪神、邪神の類は、この世界には極めて関わりにくくなっている。そのため、分け身であるゼルが、死の神が関与できるきっかけ、痕跡を作らねばならない。そのための魔法陣なのだ。それを描いて初めて、死の神は多少世界に関与できるようになる。門
ディナー さん作 [489] -
鉄の蛇と銀河鉄道 (リズム重視)
鉄の蛇が 今日も走る駅から駅へ、街から街へそれを眺める人々は自由でいいねと溜息をつく色んな所へ行けていいねと後ろ姿を見つめてぼやくでも鉄の蛇は知っている自分は決して自由じゃないと自分は決して楽しくないと人の風景を横目で見ても流れる景色を横目で見てもそれはいつもの見慣れた光景鉄の蛇は知っている前に伸び行く鉄の道しか自分は歩いていけない事を鉄の道がない場所は踏み込む事すらできない事をとある作家の創り
ディナー さん作 [410] -
ディナーの晩餐 10/15
皆さんお疲れ様です。このサイトを見つけてから、久々物書き(表現に少し語弊が…)に目覚めたようで、不定期でも日記も書かせて頂こうかと…。やっぱこっちのが盛り上がってるみたいなので、こちらに書いてみよかなと…。鋼鉄の柩はもう結末まで決まってますが、今は新しく【神のパシリ】を書こうかと…。移り気で板汚してるみたいで申し訳ないですが、掲載されたら一読頂けると喜びます☆一年前に、今まで十年近くだらだら続い
ディナー さん作 [509] -
神のパシリ 2
人間が、神に挑むかの如く天へ向け築いた、ビルという名の塔の上。ゼルは、そこから街を見下ろしていた。血のような赤い瞳は、苦しみ悶える人間達を映している。鋼鉄の建物が乱立する街のあちらこちらで、人という人が悶え、苦しみ、ゼルと同じ色の液体を吐きだし死んで逝く。死んで逝く。死んで逝く。ゼルの表情は、瞳の色は陰っていた。同じ見た目の存在が死んで逝く姿は、いつ見てもいい気分ではない。天秤を釣り合わすための
ディナー さん作 [571] -
神のパシリ 1
かつて、神と神による争いがあった。その争いは激しく苛烈を極め、世界は一度破滅した。神は悪神、邪神等を屈服させ、世界は破滅への歩みをようやく止めた。悪神、邪神は自分達の世界へ幽閉され、全能の神が作り出した人間という存在に極力関わらせない事にした。神とて、善悪の天秤が釣り合わねば世界は成り立たない事は理解しており、悪神や邪神を消滅させるような事はしなかったのだ。神は、これ以上自らが作った世界の破壊を
ディナー さん作 [673] -
紫陽花の心 (リズム重視)
例え一途に思いたくても花弁がそれを許さない移り行くこの常世の中で私の花弁は変わりゆくこの世には変わらぬモノなどないように私の花弁は変わりゆくもしや一途な心などどこにもないのかも知れない その証にほらキミの気持ちもうつろい変わりゆくならば私の花弁の色も変わっていってもいいじゃない移り気なんて不名誉な花言葉なんてつけられてでもそれこそが世界では当たり前な事ではないの?一途に思えるモノなんて世界にない
ディナー さん作 [462] -
月と狼 (リズム重視)
月を見上げ、狼は吠える廃れた此岸を笑うように煌めく彼岸に憧れるように命を喰らって我が身を生かす罪深き己を見下すように血肉にまみれ生きる己に純白の羊を殺してまでも生きる意味などあるのだろうかただ明日の太陽をみるために何度命の断末魔、哀しい悲鳴を聞かねばならぬ?ただ今宵の月をみるために何度仲間を出し抜いて裏切り続けていかねばならぬ?それでも体の奥が叫ぶ。腹が減ったと怒号を見舞う。それを聞くたびこの目
ディナー さん作 [491] -
はじめましての自己紹介
はじめましてッス。ふとネットの波に身を委ねていたところ、このサイトという波を見つけました。決して文章がうまいわけでも、自信があるわけでもないですが、ただ単純にやってみたくて(笑)ただいま、鋼鉄の柩を携帯小説2.0にて執筆させていただいてます。よかったら見てやって下さい。こっちはもう充分盛り上がってるみたいなので。さ、頑張って向こう盛り上げてきます☆
ディナー さん作 [605]