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壱 さんの投稿された作品が21件見つかりました。
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感謝
あたしはずっとあなたが大好きだった。違う人を見ようとしてもダメだった。全てのものがあなたの代わりなんだ。忘れようともした。でもあなたの存在が大き過ぎた。あなたが大好き。その気持ちは今でも嘘偽りはないよ。できるならずっと好きでいたい。でも、このまま好きでいるのが怖い。あなたの事でいくつもの涙を流して、何回も傷ついて………。もう……ボロボロなんだ。涙も枯れる程だから。あなたが大好きだから大好きだから
壱 さん作 [179] -
好き。?
「靖章、起きて、6時よ。」ある朝、私は私のダンナ様を起こした。「…ん…あぁ…。おはよう。」「おはよう、靖章。今日はサッカー部の試合でしょ?」寝ぼけてる彼に優しく言う。「お前は今日学校だろ?」「うん、でも今日はすぐ終わるから、早く応援に行くね。」私はもう学校に行く準備は済ませた。後はダンナ様と朝食を一緒に食べるだけ。なのに、そのダンナ様はまだ寝てる。「伊藤先生、早く!!」クスリと『先生』は笑った。
バイキン入ってるレモンティー さん作 [209] -
好き。?
「へ?」「お前が俺を好きだと言ってくれた時、そこで俺も好きだと言いかけた。でも、俺は教師でお前は生徒だからな。卒業するまで言わない事にしたんだ。」「……?」頭が爆発しそう…。「正直、卒業まで返事を出さないのはヒヤヒヤした。お前が違う誰かに取られたら…なんても思ったしな。」「…どういう…?」本当は解って来ているけど、頭が混乱しすぎてこんな言葉しか出てこない。「山田。俺は生徒としてじゃなく、一人の女
バイキン入ってるレモンティー さん作 [199] -
好き。?
私はなるべく普通を装おうとして、笑顔のスイッチを入れた。「あ、先生!!あたしも無事に卒業出来ましたぁ☆♪いやー、良かった☆♪っていうか先生スーツじゃないですか(・〇・)もう、おめかししちゃってぇ☆」精一杯テンション上げた。悟られまいと…。先生は普段ワイシャツの上にジャージみたいなのを着てしまうから、スーツなんて滅多に着ない。だから、すごくドキドキした。「山田。お前はこの前俺に告白してくれたけど、
バイキン入ってるレモンティー さん作 [193] -
好き。?
あれ以来、先生は意外と普通に接してくれた。さすがに最初は気マズそうだったけど、徐々に普通に直った。私はあの時、偉そうに『普通の教師と生徒』って言ってたけど、やっぱり無理だった。あたし…やっぱり先生が好きだ……。そして、気持ちの整理が出来ていない状態で卒業式を迎えた。校歌や『仰げば尊し』を歌い、卒業証書をもらった。もちろん、先生の事もあるけど、1年生からの事を思い出すと泣けてきた。「山田。」その時
バイキン入ってるレモンティー さん作 [224] -
好き。?
「山田、ありがとう。無理させて…ごめんな。」先生の声がいつもと違う。ダメだ!!泣きそう!!危ないと思った私はもう1回先生に笑った。「もうっ!!先生が謝る事ないの!!春からあたしまた1年生だし、しっかりしなきゃですよね!!じゃあ先生、さようなら(^-^)/」私はそう言ってカバンを持って教室を出た。なるべく普通を装う為に、普通に歩いた。心の中でつぶやいた。(バイバイ。伊藤先生。)
バイキン入ってるレモンティー さん作 [204] -
好き。?
先生の反応は気になったけど、私自身がそれどころじゃなくて見れなかった。「それは……。」先生が言いかけた時に、私は言った。「先生として…ではなく、男としてです……。あっ、でも、大丈夫です!!先生が私の事好きじゃないのも知ってますし、第一、先生が生徒に手を出す訳ないですし。私は、そんなキッチリしてる先生が大好きですから☆ただ、スッキリさせて、短い期間でも普通の教師と生徒って事で話してもらえたらなって
バイキン入ってるレモンティー さん作 [203] -
好き。?
そして、最後の補修が終わった。「で?話って?」先生はいつもの様に少し笑って問いかけてくれた。私は…勇気を出して言う事にした。「先生…今まで……本当にありがとうございました。」先生は『どういたしまして』と言う様に頷いた。「あたし…元々…歴史好きだったけど…先生に教わってからもっと好きになれました。大学行っても…あたし、歴史の勉強はします。」先生が何か言おうとしたのを遮って私が口を開いた。「そ、それ
バイキン入ってるレモンティー さん作 [193] -
好き。?
次の日、私はお昼休みに先生の所に行った。今日は補修の最終日だから、告白にはちょうど良い。お昼の職員室は、カップ麺や愛妻弁当の匂いでいっぱいだった。職員室のドアを開けた瞬間、目の前に伊藤先生がいた。「っ!!」「おお、山田。良い所に来た。」そう言って先生は何枚かプリントを私にくれた。「今日やるプリントな。今日最終日だし、みっちりやるから軽くでも良いから見とけよ。」「……はい……。」「で、お前の用事は
バイキン入ってるレモンティー さん作 [197] -
好き。?
キーンコーンカーンコーン……その時、予鈴が鳴った。でも、先生の腕はまだ私を離さない。「先生、次…授業ですよね?い……行って下さい。手当て…ありがとうございました。」「…ん。おお、じゃあ気を付けてな。」先生はそう言うと教室を出て行った。(……もう…やだよぉ……。)本当に嫌だ。期待しちゃったって、生徒と教師って壁があるんだもん…。この時私は、先生に想いを伝えるかどうか迷っていた。でも 伝えてスッキリ
バイキン入ってるレモンティー さん作 [207]