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路子 さんの投稿された作品が11件見つかりました。
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きものステーション前で待ち合わせ
お店がリニューアルオープンしてから、9ヵ月経ちました。祇園祭が始まり、だんだん忙しくなってまいりました。宵山や山鉾のときはどれだけ忙しいのかドキドキします。店長との折り合いが少し悪かったですが、最近解消しつつあります。一人退職なさりまして、二人新人が入ってまいります。新しい風が入るようで楽しみにしています。
路子 さん作 [231] -
きものステーション前で待ち合わせ
いつもの私らしく仕事をこなして昼休憩にサンドイッチを片手にコーヒーを飲んだ。サンドイッチはサーモンサンドとチキンカツサンドで、駅のパン屋で買ったものだ。新人さんとの仕事は新鮮で、日々成長が早い若さにびっくりされながら共に仕事をしていく。
路子 さん作 [164] -
きものステーション前で待ち合わせ
御所に俊介と出かけました。播磨屋の喫茶でオレンジジュースを飲んだ。俊介はコーヒーに間違えてレモンを入れてしまい、困った顔をして笑った。播磨屋の喫茶は無料で利用者にコーヒーやオレンジジュースとおかきを何種類か提供してくれる。昔はおはぎやお善哉を200円ほどど提供していたが、今は広い喫茶とおかきの販売のコーナーにリニューアルされていた。御所の紅葉は赤く銀杏は黄色く色付いて木漏れ日はどこまでも心地よか
路子 さん作 [207] -
きものステーション前で待ち合わせ
紅葉も色付き始め、秋の訪れを感じる今日この頃。私は仕事を始めて8ヵ月経ちました。だいぶ仕事慣れて来ました。お店は京雑貨のお店から京菓子のお店に変わりました。いつの間にか新人さんが入り、まだ新人気分は抜けませんが、新人の仕事、掃除など頑張っています。事務所に花を生けたりしたいなと思いますが、毎日がいっぱいいっぱいでそんな余裕もありません。たまに社長や専務がお店に現れ、身が引き締まります。新人さんと
路子 さん作 [157] -
きものステーション前で待ち合わせ
いまの私は念願の本店で一ヶ月の研修2日目目まぐるしく動く商品一万円台の商品が流れるように売れて行く。私はまたお客様に名入れの説明方法を間違い、先輩にかばって謝っていただいた。お客様は少しがっかりされたようだったから、申し訳なくて、頭をさげて見送りした。お詫びに油とり紙を入れてくれた先輩、なんども謝ってくれてお客様も納得された。そのあとにお客様3人のお友達のから一人とゆっくりお話を聞けた。近くの温
路子 さん作 [195] -
きものステーション前で待ち合わせ
息も荒く約束の時間から30分も過ぎていた。出町柳から叡山電鉄で2駅め茶山からちかい和菓子屋さんのお女将さんが、私の折り紙の師匠。先生はお寺のお嬢さんだったから教養や思いやりを合わせ持つ稀有な人その日は小物入れの作り方を教わり、一段落つくとご主人の手作り青梅の形の主菓子とお抹茶を頂いた。折り紙の人形がまた増えて合唱団でも作れそうになっていた。遅れる旨電話した時、優しく気をつけて来てねと帰りも姿が見
路子 さん作 [248] -
きものステーション前で待ち合わせ
好きな人の顔が急に見たくなって、駆け出した、映画「余命一ヵ月の花嫁」を見て泣いてエンドロールが終わり、もう20時過ぎ、花屋もしまった。それから彼に電話して一時間半、彼はもう夕飯を済ませていたが、お寿司やで待ち合わせ。ラストオーダーまで、10分だった。4回目に来る店、ザッと注文し、生ビールで乾杯。今日は富山のホタルイカがやたら美味しい。みその苦みとカラシ和え。茶碗蒸しとマグロを炙ったものにほっぺた
路子 さん作 [188] -
きものステーション前で待ち合わせno3
コミュニケーション力っなんだったっけ……なんて真剣に考え始めて、迷路の袋小路に行き詰まった私は、怖いくらいだ。まるで登校初日、友達ができないのではないか…と悩み始めた中学一年生のような不安と焦り、そのせいかほっとできる居場所がなく、私はあっという間に5キロ痩せた。まず、始めに覚えることは四日間に示された。それを2ヵ月半でやっとのこと腑に落ちて、いまは人間関係という魔の粋に足を絡めて、息ができずに
路子 さん作 [199] -
きものステーション前で待ち合わせ
朝お握りと湯で卵を用意して、仕事に向かう。お握りの具は梅干し。思い切り酸っぱい大きな梅干しで、朝に弱い私が昼寝なしで、働けるように考え出したランチボックス。報告・連絡・相談が大事だというけれど、漠然と理解してちっとも分かちゃいなかった一週間。私は店長にミーティングで宣言された。一人前になるように鬼になると。そして教育という名の仕事指導部長に、叱られる日々が火蓋を切った。それまでの話が分かる良い人
路子 さん作 [193] -
きものステーション前で待ち合わせ
私は家に帰るとさっそくお風呂を沸かして、その間、夜ご飯を用意した。鳥肉のサッパリ煮とご飯と、海苔の佃煮といった適当なものだったが、レンシレンジがないので、自炊は必須。昔のお家で佐藤さんが作ってくれた、安くて、隠し味たっぷり栄養たっぷりの夜ご飯を思い出して、台所に立つと、佐藤さんの大きくて柔らかい背中や、林檎みたいな赤いほっぺたを思い出す。佐藤さんが飼っていた犬は夏の好物はガリガリくんのようなアイ
路子 さん作 [210]
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