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サクヲ さんの投稿された作品が10件見つかりました。

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  • 至上最高の至福の至り

    もう一度会えたからきっとあたしは素直になれるのよ言えずじまいだったあのときの「ゴメン」そうよずっとつらかった目の前でかたむいたちょっと頼りなげな笑顔 ケンカのタネにもねしたけど本当は大好きだったわなにも言わないあなたのそばへ踏み出した足がうまく進めずにもつれながら倒れて…跳び起きた!気付けばなにもないあなたをなくしたままのあたしと目的を持たないカラのフォトスタンドひとつ…キラリ涙がひとしずく空想
    サクヲ さん作 [154]
  • border line

    ざわめく街にあふれた傘の隙間からこぼれた声が切なくこの胸を突き刺した振り向く肩のむこうに見慣れたあなたの笑顔知らない誰かの腕に優しく抱きよせられてここにあるすべてが今色彩をなくしてゆく…動けない 瞳さえも奪われて 壊れてゆく…あまるほどにかわした誓い全部その手に持ってどんな理由も告げないままで笑いながら去ってしまうの?かすんでく視界の中あなた見えなくなる…降りしきる雨はまるであなたからのbord
    サクヲ さん作 [128]
  • 独占欲

    突然に自分が嫌いになって右腕にそっと刃を立てたあとになる傷でも根本的な人格を変える要素にならないまた同じ道同じ場所で間違えたその先の角まがるのだった早すぎた起こり得るすべてをやすやすと受け入れて今度こそはじょうずに愛したいのに邪魔しないでちょうだいこんこんと湧きいでる落ち着かない優雅に愛したいのに誰でもがそろって語ることには羞恥せずさらす素顔の強要結局は何にも演じきれないこの身で挑んでいくほかな
    サクヲ さん作 [161]
  • 銀色の雨

    ぼくのとなりでうつむいて歩くきみの細い影かなしくゆれてるあわい西日が背中からさす並木道次の通りを左にまがればそこできみはもう知らないだれかにふたりかさねてきた日々は思い出になる銀色の雨がふるぼくらの肩にふりつもる手をつないで並木をくぐろうその先に続く道はもう見つけてあげれないけどなにがわるくてよかったかなんていくら悩んでもわかりはしないねたとえ答えが出たとしてもう戻れないこらえきれずに泣き出した
    サクヲ さん作 [134]
  • 欠陥

    会うたびこの背中のアンテナいっぱいのばしてあなたのデータ飽和するまで メモリーつめこんでもキスした直後にあなたがどんな言葉をもとめているのか今もすぐには答え出せないわかゆいところに手がとどくそんな女でいたいのよ保証もない正解も知らないあたしはそうね 欠陥品だわところどころ音の出ない鍵盤たたいて完璧な愛など歌えないこれまでかさねてきた経験知識なんてものあなたの前じゃなんの役にもぜんぜん立ちやしない
    サクヲ さん作 [141]
  • 欠陥−サイドB

    たとえばあなたがわずかな合間に笑顔を ふっと止めたならもうそれだけで簡単にこの心はきゅっと入り口を閉じる所有物のように手をつないだらはなさなかった子供みたいには もうむじゃきにはなれないつたえたい言葉が ただひとつだけがあってそれだけを どうにか発したいがためになにゆえに これほど労力をつかうのかしらね…愛していてたとえばあたしの体のどこかにあるべきものが足りなくて「欠陥品」と診断してくれたなら
    サクヲ さん作 [142]
  • いばらの道

    心の奥で見つけた言葉たち ひとつひとつあなたの耳に到達するまでに形を変えてしまう感じてること どれだけつたわっているのだろうあたしの声は どれほど必要とされているのだろうせつなさなど好きこのんでほしくはないだけれどもうあたしからは捨てきれないのここからどこへも逃げたりしないわあなたがえらんでよこの手をとり先を行けば楽しいことだけあるわけじゃないわねぇ それでもいいと言って…Do you read
    サクヲ さん作 [454]
  • 椿

    フォト付きの年賀状はもういらないよあなたの笑顔がとなりのカレに横取りされた気になるからおもちゃの手錠みたいに「永遠」をくくっておけないのがつらい少しだけ気の強いあなたが泣き出した春をつれてきた花びらがほろりとこぼれるようですさすような冷たさに奥歯をかみしめたそんなふうに出会ったときも緊張していた横顔めばえた新しい命がこんなにもあなたの心に光をくれたおだやかなやすらぎをくれたすぎゆく日々の中に「永
    サクヲ さん作 [168]
  • かくれんぼ

    夏の終わりのかくれんぼきみを見失った夕焼けはカシスソーダふいた木枯らし冷える指色をつかみづらい町並みは蜃気楼だ急にこの世界のなにもかもにそっぽむかれた気がしたよひとりぼっちは大嫌いだときみを置いてかけだしたいつも最初にあきらめたのはそうかあたしのほうだったまるであの日と同じように赤くそまってゆく秋空ははまりすぎだ話すことなどなにもない人の波に消えるきみの背があぁゆがんだまたしてもすべては今あたし
    サクヲ さん作 [190]
  • ちがう道

    気がついたらふたりは、まったく同じ材料で、まったく別のものをつくっていた。はじめる前にちゃんと確認して、「せーの!」でいっしょに、かかりはじめたのに。ふと顔を上げたら、そのときにはもう、すでに手遅れ。なんでもう少し早く、気づかなかったの?涙声で、あなたが問う。たぶん、ふたりとも、自分のことだけ、懸命になってたんだよ。まるで平行にならんだちがう道。同じ方をむいてるのに、かさなり合えない。長い時間が
    サクヲ さん作 [241]
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