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KSKくま さんの投稿された作品が27件見つかりました。

 
  • マジカルぅ☆ 3

    「・・・」里美さんとユルキャラジョセフくんは無言のまま見つめ合いました。そして、どうしても里美さんは彼に伝えねばならないことがありました。「あんた要らないじゃん」ジョセフくんは首(体全体が頭部)をひねりながらしばらく考えてから口を開きました。「俗な人間はスグにそんなことを口にする・・・」「でも、必要ないじゃん」「・・・」ジョセフくんは黙り込むしかありませんでした。「さて、なんか試してみようかな」
    KSKくま さん作 [343]
  • 虫 3

    増谷医師は私を一人診察室に残し、彼女の両親を別室に移しました。「いかがです?ここ数日、あなた自身の体調に何か普段と違う点はありますか?」「いえ、特には・・・」増谷医師は私とは違い、至って普通の態度で私に接しました。その為、私もいくらか安心して応えることができました。「そうですか・・・」彼は小さくカルテを覗き込み、ため息を漏らすように呟きました。「そうでしょうね・・・先ほど検温していただいた際も熱
    KSKくま さん作 [723]
  • マジカルぅ☆ 2

    「ナビゲーター?何言ってんの、この・・・」里美さんは記憶するのが苦手なタイプの女子高生です。「もしかして名前を忘れたワンか?・・・全くもっての愚のコッチョーだワン。仕方ないワン、鳥頭の君にはなにも期待しないワン。好きに呼んでくれだワン」何度も言いますがジョセフくんには犬の要素が全くありません。語尾と話の内容にイラッときた里美女史はジョセフくんにアイアンクローを見舞いました。「ケツ!」そう確かに、
    KSKくま さん作 [350]
  • 虫 2

    生前美しかった私の婚約者が何でこんな死に方をしなければならなかったのでしょうか?彼女の亡くなった日の朝に私は元気な彼女の姿を見たのです。そんな私の心中を察してか、担当医は両親と共に私も診察室に招き入れました。「当病院が検査した結果、娘さんの体内から、寄生虫の一種が見つかりました」平然と発する医師の声に対して両親は当然のことながら、眉をひそめ、釈然としないような顔色を見せました。私も同じような顔を
    KSKくま さん作 [729]
  • マジカルぅ☆ 1

    「最近増えている魔法のガイネンを破壊する!」「何これ?」里美さんの基本属性は女子高生+生半可文学少女。そんな里美女史、今日は古本屋にて立ち読み中。そこで手にしたのは一冊の厚手の本。「魔術・魔法呪文全集」ガイコク語がダメな里美さんは勿論日本語で書かれた背表紙を読んだのちにそれを手にする。開くと意味不明なカタカナがびっしり。その上に用法らしきものが・・・。「探し物をするとき・・・詐欺師からお金を取り
    KSKくま さん作 [373]
  • 猫の股下

    他人は解ってくれないと嘆き捨てたる肖像のふつと思わん御前崎いつか解ってくれようと抱く偶像箔(はく)おちて今はひなびた古木にも産みし我が身の子のごとしまたぎし猫の股下に伏したるそれを可愛がらんや
    KSKくま さん作 [382]
  • 美しかった私の婚約者の話をします。彼女は看護師で、私の住んでいる町の私立の病院に勤務していました。初めて彼女にあったのはその病院で、私が右手の親指を脱臼骨折したときでした。院内の看護師は少なく、とりわけ若かった彼女は記憶に残る存在でした。処置より数日経った日曜日に私は本屋で彼女に再会しました。普段はそんなことはしないのですが、挨拶を交わし昼食に誘い、そこから付き合うようになりました。2ヶ月ほどす
    KSKくま さん作 [912]
 
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