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DICE さんの投稿された作品が8件見つかりました。
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なにが怖い?〔3〕
――朝―――\r案の定、カロンは熱を出していた。顔が赤く、ほてっている。木にもたれながら、俯く様は本当に苦しそうだ。「・・・っ―――――」うなされている・・・夢でも見ているんだろうか。「大丈夫?―――カロン」「か・・・ぁさ・・ん」眠りながらカロンが言った。泣いている―――。そのとたん、イオは突然その場にしゃがみ込んだ。「・・声が・・・聞こえる」頭を押さえて。「や・・・め――――」映像がイオの頭に
DICE さん作 [200] -
なにが怖い?〔2〕
「―――――イオ――。」「ん―――?」そう言って立ち上がった彼女の名前はイオ・カリスト。二ヶ月ほど前に、人間とは違う少年「カロン」と出会い、行動を共にしている。「どうしたのぉ?これ」イオがしゃがみこみ、カロンに話し掛ける姿は、赤ん坊と話す親のようだ。「・・・とれた・・・」「・・・とれた・・って・・・だってこれ魚じゃない。」「素手で・・・」ハント種族のカロンは普通の人間とは、並外れている。食べる量
DICE さん作 [150] -
一輪の薔薇
愛してるなんて難しい言葉はいらないから一輪の薔薇を下さい君に触れたいと思う私の願いを叶えて下さい夜空を見て泣いてる自分は嫌だからもっと強くなるから一輪の薔薇をください花言葉は愛してる
DICE さん作 [112] -
ごみ箱
この世界はちっぽけすぎるから感情だって押し殺されるそんなの嫌だとわかっていても繰り返す自分がもっと嫌でなんだか泣けてくる泣きたくないのに泣けてくるこのゴミダメの世界から飛び出したいと何度願ったか何度叫んだか誰か助けて感情を殺さないで誰か
DICE さん作 [124] -
なにが怖い?〔1〕
「どうしたの?」名も知らない誰かが泣いてる僕を気遣ってる・・・・・・・・・シーラの森の奥深くで少年が眠っている。彼は人離れした容姿で、人間からは忌み嫌われる存在でもあった。そんな彼に一人の少女が近づいた。彼が怪我をしていたのが心配だったんだろう、手当をしようと近づいた「・・・!?」誰かが触れる感触と、怪我での痛みで、彼は目が覚めた。「あんた・・・誰だ」少年が痛みをたえながら起き上がった。「・・・
DICE さん作 [198] -
見えてるよ
今見えている見たくないものだって人生だから見えてしまうのだからといって目をふさがないでそれこそ闇に落ちてしまうからねぇ お願いよ約束して?
DICE さん作 [135] -
大人
大人はずるいわからないのにわかったふりをして「大人だから」そういってごまかす自分を消されないようにこう思っている私もいつかは「大人」になってしまうのだけれど
ゆり さん作 [313] -
空が泣いてる
空が泣いてる 一緒に泣いてる いつも 傍にいてくれた 暗闇を照らす空が怖かった一人になりたい時もあったからでも空はきっと見守ってくれていたんだ一人ぼっちにならないようにいつだってその空が泣いているだから僕も泣けてくる涙という雨が僕の横を落ちていく強くなろう
DICE さん作 [181]
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