携帯小説!(PC版)

トップページ >> 霧海さんの一覧

霧海さんの投稿された作品が26件見つかりました。

 
  • おにいちゃん、これおしえて?

    Part six # 藤堂郁 #「いっくん――?」わたしはその男の子の名前を聞き、凄く驚いていた。「郁……」ぽそり。颯天くんが、呟く。郁くんの事を颯天くんが知っているという事は、やっぱりこの男の子――“藤堂郁”は、颯天くんの双子のお兄さんなんだ……。わたしはそう確信した。休み時間。わたしは郁くんに“約束”のことを聞こうと思ったんだけど……。「藤堂くん、趣味は何なの?」「ねぇ、携帯持ってるよね?良か
    misatoさん作 [468]
  • おにいちゃん、これおしえて?

    こういう時の行動力は、人一倍。わたしは、次の日学校の靴箱前で、颯天くんが登校してくるのを待っていた。「……あ、おはよ。初音」とそこで、背後から声を掛けられた。振り返ると、そこには親友の明花の姿が。「おはよう、明花」「……何してるの?」「ん?……ちょっとね」ここで正直に颯天くんを待ってますだなんて、答えられない。そんな事をいったら明花からこの事実が流出して、颯天くんに迷惑をかけてしまう。「へえ、池内
    misatoさん作 [498]
  • おにいちゃん、これおしえて?

    「……あれ?」がらり。教室の扉を開け、中へ入ると、わたしはみんなの様子がいつもと違う事に気が付いた。「ねぇねぇ、何かあったの?」わたしは、自分の席に荷物を置くと、後ろの席の田中さんにそう訊いた。「……転入生が来るらしい」ぼそりと田中さんはそう答えた。「転入生?また?」「……うん」こくり。田中さんは頷いた。「……こら、何をやってる!全員、早く席につけ!」すると、担任の左藤先生が怒鳴りながら教室に入っ
    misatoさん作 [496]
  • おにいちゃん、これおしえて?

    「――――っ?!」ばっ、とわたしは身を起こした。「今のは……夢?」わたしは、今さっきまで見ていた夢の内容を思い出す。――少女と少年が草原を駆け回っていた。何だか、夢にしてはちょっとリアルだった。果たしてあれは、ただの夢?あの少女は――わたしの小さい頃にそっくりだった。いっくんと呼ばれた少年は、四つ葉のクローバーの約束の男の子に、とてもよく似ていた。「あれが……いっくん……」いっくんこと郁とそーくん
    misatoさん作 [484]
  • おにいちゃん、これおしえて?

    Part five # 転入生 #今では中々見られない、のどかな草原。風が吹き、草や木がさあさあと音をたてて揺れている。『いっくーん!はやく、こっちこっち!』その草原を、二人の子供が駆け回っていた。一人は少年、一人は少女だ。『まってよお、はーちゃあん』いっくんと呼ばれた少年が、少女の名を呼ぶ。鬼ごっこでもしているのだろうか、少女が逃げ、少年がそれを追いかけている。『はやくはやくーっ』少女が少年を呼
    misatoさん作 [420]
  • おにいちゃん、これおしえて?

    「……“いっくん”じゃなくて??」――いっくん??「誰、それ……」「ん?多分、そーくんとかいう奴の、双子の兄貴だよ。初音、いっくんいっくん言ってたじゃないか。……よく嫉妬した」最後の言葉は無視するとして。「兄?いっくん……」わたしは、その名前を自分の記憶と照合してみる。今考えれば考える程――約束の男の子が、そーくんなのかいっくんなのか、わからなくなった。「……ありがとう」そういって、わたしはおにい
    misatoさん作 [468]
  • おにいちゃん、これおしえて?

    Part four # 双子 #「おにいちゃーんっ!」わたしは、家に帰るなり、荷物を玄関へ放り、おにいちゃんの部屋へと駆け込んだ。部屋へ入ると、人影が見えた。「は……つね?び、吃驚させんなよ……」そういって、ため息をつくのは、わたしのおにいちゃん……霜月隼人。わたしは、何かあればいつも、おにいちゃんに相談している。話を聞いてくれて、解決しようとはしてくれるんだけど……一つ問題が。「そんな吃驚してな
    misatoさん作 [425]
  • おにいちゃん、これおしえて?

    Part three # 再会 #「ねえ初音、何でそんなに嬉しそうなの?」わたしが机に肘をついていると、突然視界に親友ね奉咲明花の顔が映り込んだ。「そう見えるぅ〜??」語尾を波打たせて応える。嬉しそうなのは当たり前。だって、四つ葉のクローバーの約束の男の子に、再会できたんだからっ!すると明花がじっとわたしの顔を見つめてくる。何かな?「……失礼なのは承知でいうけど、きもいよ」明花が若干引き気味でいう
    misatoさん作 [543]
  • 幻想世界 〜disc&episode〜

    「……っ!」それから少しして、光は消えた。おそるおそる目を開けると、そこは何もない空間だった。「――ん?」ふと下を見ると、一冊の本が落ちていた。えっとなになに……『決まり事+説明書』?え、説明書とかって、そこらへんに落ちてるものじゃないでしょ?……。……ま、まあ、とにかくまずは読まないとねっ!『1,左手を横に振ると、ステータス画面が表示されます。2.経験値は。モンスターを倒したり、他のプレイヤーと
    未来未来さん作 [466]
  • おにいちゃん、これおしえて?

    Part two # 運命 #「――池内颯天です、宜しく!!」一年二組の教室。そこにある黒板の前で、転入生の紹介をしていた。「…………」黒板の前ではきはきと喋るのは、先程わたしに職員室の場所を訪ねてきた、あの男の子。――四つ葉のクローバーの約束をした男の子と、よく似た子だ。まさか転入生で……わたしのクラスにくるとは思わなかった。「じゃあ……」担任の左藤航先生が、教室を見渡す。彼の席を決める為に。そ
    misatoさん作 [522]
 
サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス