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あ さんの投稿された作品が13件見つかりました。
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昨日TVを見た
そこには一人の中年派遣社員が映っていた。不景気による減台で年末に仕事がなくなるらしい。40代半ばで派遣だと、再就職もままならんだろうなぁ、と思いながら見ていた。その直後に大麻問題が取り上げられていた。ネットで種を売っている人物に連絡を取ると『俺はこれ(大麻販売)で喰ってるから』と言い切っていた。真面目に働いても仕事がなく、犯罪で金を得ても捕まらなければ良いってのはなんだか虚しい。犯罪で『喰ってる
あ さん作 [223] -
そんなもん
朝から晩まで働かされて与えられるのは僅かな給料家族の誰より早く起き寝るためだけに家に帰るたまの休みも働かされてお前が悪いと手当ても付かず身体を壊せばクビを切られ精神を壊せばクビを吊り右も左もわからなくなり全ての代わりに自分を壊すそんな毎日は常にBad End
あ さん作 [237] -
痛みのち毒?
彩…。一瞬にしてあの刺激的な日々が思い出される。快楽のみでなく、相手に対する背徳感も燃え上がらせた一つの要因だろう。『元気?今日も沙也夏の家に行ったの?今日から3日間実家に帰るから、明日会えない?』沙也夏経由で俺の休みを調べたのだろう。明日から3日間は俺も休みになっていた。しかも沙也夏と次に会うのは4日後だ…。なぜか沙也夏に対する後ろめたさを感じながら、彩に了承の返事を送る。『そーいえばさ、沙也
名無し さん作 [247] -
痛みのち毒?
―恋は盲目―\r沙也夏と付き合い初めて一月が過ぎた。ビーンボールは高め一杯のストライクへ、そして打ち頃の甘いホームランボールへと変わっていった。さようなら、山田太郎。こんにちは、岩鬼。更には週末だけでなく、平日に会う事や、親や弟と一緒に食事をする事もある。少し前まで考えられなかった、“普通の“彼氏になっていた。彩はと言えば、結婚の準備などで忙しいらしく、仕事も辞めて彼氏の実家暮らしだ。沙也夏と付
名無し さん作 [229] -
痛みのち毒?
“彩以外とこうなるとは思わなかったな“煙草に火を着けながら俺は沙也夏との夜を思い出していた。“彩そっくりだったのは従姉妹だからなのか?“なんて下世話な事を考えていると、沙也夏が目を覚ました。「悟さん…」「悟で良いよ。」表面上の付き合いとは知る由も無い沙也夏が頬を染める。初めてでは無いらしいが経験も少ないのだろう事もその一因らしい。「すごく気持ちよかった。彩ちゃんもこんな事してるんだね。」「何で!
名無し さん作 [272] -
痛みのち毒?
「ハァ、ハァ。初めまして。高橋さんですか?」あれから一週間、沙也夏はすぐにでも会いたいとメールしてきた。だが平日は彩と会っているため、何かと理由を付けて断ってきた。初めての待ち合わせに遅れまい、と走ってきたその姿には初々しさが残る。「初めまして。高橋です。いつも話は聞いてるよ。」沙也夏は19才の大学生。思わず女子大生という響きに反応してしまうのはオッサンになった証拠なんだろうか?とにやけてしまっ
名無し さん作 [209] -
痛みのち毒?
季節は穏やかに過ぎていった。春の息吹きを感じる、まだ雪の残る頃に彩と出会った。夏を過ぎ、秋を迎える頃になっても彩と俺の関係は変わらなかった。端から見れば、単なる浮気性の女と間男の火遊びに過ぎなかったのかもしれない。しかし、時間は恋を愛に変えていた。その矢先だった。「悟は彩で良いの?こんなふらふらしてる女の子より、悟の事だけ好きになる女の子の方が良くならない?」「彩は終わらせたい?」「そうじゃない
名無し さん作 [213] -
痛みのち毒?
家に着くといつも目で追っていた、見慣れた車が停まっていた。「どうして返事くれないの…?」今にも泣き出しそうな顔の彩がそこにいた。まさか二時間も俺の帰りを待っていたのだろうか?複雑な気持ちになりながら声を振り絞る。「…昨日、見に来たんだね。あんな残酷な伝え方はいくらなんでも辛いって。そりゃ俺は彼氏じゃないけどさ…。」「あれは…。」彩も言葉を詰まらせる。「…とりあえず入る?」わざわざ近所にこんな場面
名無し さん作 [221] -
痛みのち毒?
「本当にごめんね。また月曜日に病院で。それじゃ、行ってきます♪」良い時間というものは過ぎるのが早い。お互いの気持ちを知り、冷めた料理を食べた後、彩は俺の隣にいた。昨日の余韻を噛みしめながら週末をどう過ごそうか考えていた。「久しぶりにパチンコでも行くか。」日曜日は試合がある。この土曜日さえやり過ごせばあとはなんとかなる。そう思っていた。彩は家に帰ったのではない。彼氏の家に泊まりに行ったのだ。考えた
名無し さん作 [213] -
痛みのち毒?
どれくらいの時間が経ったのだろうか?秒針の進みが1日周期かと感じるほど時の進みが遅い。しかし、今回ばかりは時は何も解決してはくれない。彩は俺の答えを待っているのだ。思いきって口を開いた。「俺は彩の事が好きだ。本当に好きだ。でも彼氏がいるって知ってたから言えなかった。」言ってしまった。友達のままいられると考えていたが、それが甘い事だと言ってから気付いた。なぜ天国と地獄は手をつないでやってきたのか?
名無し さん作 [213]
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