トップページ >> ラク さんの一覧
ラク さんの投稿された作品が54件見つかりました。
-
今、恋してる… [22]
その帰り道、ワタシは一郎の跡をつけていった。その人は別の人と2人で歩いていた。それに気づいた時、ワタシはびっくりした。一郎と一緒に歩いていたのは、なんと「健吾」だった。ワタシは一瞬疑ったけど、その顔には爽やかな表情が浮かんでいたので「健吾」だと確信した。その爽やかな顔で心臓の鼓動が激しくなったけど、今は役目を果たさないと、と思ったので、落ち着いて跡をつけた。途中で2人は別れ、ワタシは「健吾」のほ
ラク さん作 [195] -
今、恋してる… [21]
第二章? 〜尾行〜あれ以来、大学でも家でも「健吾」のことが頭から離れない。けど、あの人がこの大学の何処にいるのかもわからない…。けれどある日、沙織のお陰でついに「健吾」を発見することができた。あの日、ワタシはクラスで沙織に妙なお願いをされた。沙織に隣のクラスの一郎という人が好きなんだと聞かされた。だけど沙織はまだその人のことをよく知らないらしい。その人はワタシと帰る方向が同じだそうだ。そこでワ
ラク さん作 [156] -
今、恋してる… [20]
ふと隣のクラスの中を見た時、オレは動揺した。そのクラスの中に「亜美」がいたのだ。いくら捜しても見つからなかったのに、まさかオレの隣のクラスだったなんて。灯台下暗しとはまさにこのことか。「亜美」は別の女と喋っていた。オレはそんな様子をじっと眺めていた。少し考えた後、健吾がトイレに行っている間に「亜美」に話しかけようと心に決めた。しかし、オレが「亜美」に話しかけようとした時、健吾がトイレから戻ってき
ラク さん作 [401] -
今、恋してる… [19]
第二章? 〜情〜その後もオレは「亜美」のことを日に日に好きになっていった。小さな背と長い髪。きっと性格もいいんだろうな…。そう思いながら毎日を過ごしていた。そして、とうとう彼女に関する新たな情報を知ることができた。その日、オレは健吾と一緒に帰ろうとしていた。健吾がトイレに行ってくる、と言ってきたので、オレは1人で廊下で待つことにした。周りを見ると、隆之が同じクラスの由紀とぶつかったのを見た。隆
ラク さん作 [209] -
今、恋してる… [18]
1ゲーム終わったところで、急にほっとしたのか、わたしは一瞬だけ隣のレーンを見てしまった。しばらく忘れていた周りの状況がわたしの頭をよぎり、恥ずかしさがぶり返してきた。次の瞬間、ものすごい緊張がわたしの体中を襲い、再びおかしくなりそうな気持ちになってしまった。自分が今いる環境から早く逃げたいと思ったわたしは、亜美と沙織に、もう帰ろう、と話しかけた。2人はOKしてくれて、ようやくボウリング場から去る
ラク さん作 [185] -
今、恋してる… [17]
レーンに行ったわたしは恥ずかしくなった。すぐ隣のレーンに男の人が3人もいて、すでにゲームをしていた。こんなに男の人に近づいたことなんてなかったから、緊張しておかしくなってしまいそうだった。だけど変に緊張すると、亜美と沙織に悟られると思ったので、必死に冷静になろうとした。とりあえず今は自分の前にあるレーンだけに集中して頑張ろう、と思った。少しずつ緊張も落ち着いてきて、そのうちに亜美や沙織の投球にも
ラク さん作 [149] -
今、恋してる… [16]
第一章? 〜受動〜わたしは大学に入ってからは言うまでもなく、生まれてから一度も彼氏ができたことがない。男の人を見るだけでも緊張してしまうわたしが、彼氏などできるはずがないと自分でもわかっていた。同じクラスの男の人でさえ、見ることができないので、どんな人達なんだか全くわからない。だから、少しでも男の人のほうから話しかけてもらいたくて、毎日可愛く見られるような格好を心掛けている。そんな中でもわたし
ラク さん作 [171] -
今、恋してる… [15]
こんな状況だが、周りの空気を読んで楽しくやらなければ、一郎や健吾から違和感を覚えられてしまう。おれは平静を装った。すると2人の様子が変化していくことに気づいた。一郎のスコアが2ゲーム目から明らかに低迷していった。ついには今まで勝ったことのない一郎のスコアを抜かしていた。また、健吾はスコアこそ普段どおりだったものの、途中からやたらと不自然に爽やかな顔を作っていた。2人の様子が変だとは思ったが、自分
ラク さん作 [179] -
今、恋してる… [14]
ボウリング場に到着し、ルールを決め、ゲームを始めてみると、スコアはやはり一郎が普段どおり先頭を引っ張っていた。おれはやはりビリ。勉強には自信があるが、遊びには今ひとつ自信がない。それでも、おれは楽しんでいた。その時までは…。その時はやって来た。隣のレーンが空き、次にそこにやって来たのは3人の女だった。おれは落胆した。その3人のうち2人は同じクラスの亜美と沙織だった。亜美に関してはまだよかったもの
ラク さん作 [157] -
今、恋してる… [13]
第一章? 〜夢〜おれは大学に入学した頃からずっと抱いている夢がある。将来は教師になりたいという夢だ。高校の時に教わった教師のおかげで、おれの成績は飛躍的に伸びた。その教師に憧れ、同じ教師という道を目指している。勉強もクラスの中でもトップにいると確信しており、夢に向かって日々しっかり前進していると実感している。そんな中でも自分の行動が確実に間違っていたと痛感した出来事があった。それは1ヶ月前。お
ラク さん作 [162]