トップページ >> ラク さんの一覧
ラク さんの投稿された作品が54件見つかりました。
-
今、恋してる… [12]
1ゲームやったところで由紀が帰ろうと言ってきたので、ゲームを終えて帰ることにしてしまった。結局、亜美には勝ったものの、由紀には負けて2位だった。そんなことはどうでもよかった。私はせっかく彼に近づけたのに、ほとんど見ることができなかったことが悔しかった。次の日からバイトの給料を一気に使ってしまったので、遊びに行くお金がなくなり、あの日ほど彼に近づくことはできていない。そんな中でも、彼を思う気持ちは
ラク さん作 [179] -
今、恋してる… [11]
レーンに着いた直後、私はびっくりした。隣のレーンで「一郎」がボウリングをしていたのだ。私が奇跡の遭遇だと感じた直後、彼の他にも2人いて、その内の1人は同じクラスの隆之だということに気づいた。隆之は私のことを知っている。赤くなった顔など見られたらヤバいと思った私は隆之を知らんぷりした。そしてあたかもボウリングで火照った顔だと思わせるために、すぐさまゲームを始めた。ちらっと隣のレーンを見ると、ちょう
ラク さん作 [170] -
今、恋してる… [10]
第一章? 〜遭遇〜今私は恋してる。一郎に…。入学して半年、頭が空っぽの私は毎日の授業に全然ついていけない。週1回の小テストなんて毎回必死で受けている。そんなバカな私にも「一郎」という好きな人がいる。彼は私の隣のクラスの人で、もちろん彼は私を知っているはずもない。私と同じクラスの隆之といつも話している彼を見ているうちにだんだんと彼を思うようになっていった。そして私には彼にまつわる忘れられない思い
ラク さん作 [185] -
今、恋してる… [9]
2ゲーム目に入ると、一郎の調子が明らかにおかしくなったのがわかった。投球フォームが1ゲーム目とは全く違っていた。驚き顔になりそうだったが、かっこいいところを見せるために、爽やかな顔を崩さないようにしていた。するとボウリングのほうも調子が上がり、結果的に俺が1位になった。ゲームが終わり、隣のレーンを見ると、そこにいたのは全く知らない人達だった。「由紀」達は俺の気づかぬうちにいなくなってしまっていた
ラク さん作 [186] -
今、恋してる… [8]
走って行ったので彼女達よりも前に着くことができたが、いつまで経っても彼女達がレーンに現れない。先に始めて待ってようと思い、周りを気にしながらも俺達はルールを決めてゲームを始めることにした。今日は彼女の近くでいいところを見せたいと思った。だが、俺はあまり一郎に勝てたことがない…。1ゲーム目の後半、やはり一郎が一歩リードしていた。隣をふと見ると、空いた隣のレーンに人がやって来た。俺は驚いた。隣のレー
ラク さん作 [179] -
今、恋してる… [7]
第一章? 〜見栄〜今俺は恋してる。由紀に…。俺は大学に入ってからずっと恋してる女がいる。同じクラスの「由紀」だ。初めて見た時から、あの可愛い格好に一目惚れしてしまった。だが、彼女は俺のことを知らない。彼女に近づこうと毎日いろいろと試みているが、最近はあまり近づくことができていない。彼女に一番近づけたのは、確か1ヶ月前のこと。俺のクラスの前の廊下で、隣のクラスの亜美と沙織が「由紀」をボウリングに
ラク さん作 [197] -
今、恋してる… [6]
ワタシはびっくりした。あの学生証は紛れもなく、ワタシが通っている大学の学生証だった。気になったけど、興奮を抑えるのに精一杯で、その時はあの人の前から離れることしかできなかった。あの人についてわかっていることは、同じ大学ということと、はみ出した学生証から見えた「健吾」という名前だけ…。それ以降、ワタシは学内で「健吾」に会えると期待していくようになった。強く期待するあまり、日に日に家を出る時間が早く
ラク さん作 [306] -
今、恋してる… [5]
彼氏ができたことがないワタシにとって、その顔はすごくかっこよく見えた。その直後からワタシの心臓は激しく動き、その人以外見えなくなってしまった。心臓の鼓動はそのまま全く治まらなくなってしまった。興奮してしまったワタシは上手だった高校の時とはまるで別人であるかのようにガターを連発。投げるフォームもぎこちなくなってしまい、綺麗にボールを投げることができなくなってしまった。由紀に笑われて少しショックだっ
ラク さん作 [232] -
今、恋してる… [4]
第一章? 〜興奮〜今ワタシは恋してる。健吾に…。早いものでワタシも大学生になってもう半年になった。うまく馴染めるか心配だったけど仲の良い友達もできて毎日が楽しい。だけど最近すごく気になっている人がいる。1ヶ月前、ワタシは同じクラスの沙織に誘われてボウリングに行った。隣のクラスの由紀も誘った。久しぶりのことだったけど、高校の時はよくやったから結構自信があった。この3人でボウリングに行くのは初めて
ラク さん作 [269] -
今、恋してる… [3]
だが、それはすぐに証明された。一度は二人離れたが、大学までもう少し、というところでその女が信号で止まっているのを発見した。あまり歩くスピードが速くないオレも女に追い付くことができた。そして、彼女のバッグを横目で見ると、鈴のついたバッグの隅に小さく「AMI」と刺繍されているのに気づいた。まさかと思い目線を上げてみると、そこにはあの時の「亜美」と全く同じ顔が映った。オレは動揺してしまったが、周りに他
ラク さん作 [304]