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麻呂さんの投稿された作品が616件見つかりました。

 
  • 奈央と出会えたから。<391>

    中へ入ると、すぐにスタジオにたどり着くコトが出来た。ガラス越しに見えるスタジオの中には、色々な機材が置いてあって、その、機材に囲まれた空間の中に、ディスクジョッキーだと思われる女の人が、マイクに向かっていた。もしかして、このヒトがアヤカさん?!『奈央。もうそろそろ“青春アミーゴ”のコーナーも、終わりそうだゼ。』聖人が、そう言うと同時に、中のディスクジョッキーの女の人が、あたし達の存在に気付いてく
    麻呂 さん作 [539]
  • 奈央と出会えたから。<390>

    『ちゃんと掴まっとけよ。』『う‥うんっっ。』ぎこちなく、聖人の腰に手を伸ばすと、あなたは無言で、あたしの手を取り、自分の腰に回してくれたね。風がとても冷たくて、気持ち良かった――聖人の背中、広くて、大きかった――男の子って‥‥―――\r* * * * * *『奈央着いたゼ。』聖人にヘルメットを外された。あたしは思わず息を呑んだ。着いた場所は、FM小樽だった――『聖人?!』『ハハハ。何ビビってんの
    麻呂 さん作 [515]
  • ウスバカゲロウの僕。

    長い長いトキの中――暗い暗い闇の中にいた僕は――夢を見た。それは、遥か遠い昔の記憶。君は綺麗なアゲハ蝶で、僕は、いつも君の美しさに見とれていた。見れば見るほどに美しい。そんな美しい君に恋をしてしまった僕は、なんとかして君を手に入れたいと考える様になった。君を僕のモノにしてしまおうって。そっと羽を休めている君に、僕は、網を振りかざしたんだ。やったと思った。これで一生君は僕のモノ。そう――夢は、そん
    麻呂 さん作 [480]
  • 奈央と出会えたから。<389>

    そ、早退って☆今、あたしにピースしたばっかじゃん?!『何だ?!北岡、食べ過ぎか?!』『ちげぇーよッッ!!残念。せーり痛でした。おっイタタタッッ。そういうワケで、俺、もう帰るわ。』ガラッッ――バタンッッ――『こ、こらっっ!!北岡っっ!!な、何を言ってるんだっっ!!バカモノ!!』聖人が教室を出て行った。ザワザワザワザワ――教室内が、またざわつく――FM放送は、引き続き流れている――館長さんのお話を聞
    麻呂 さん作 [560]
  • 奈央と出会えたから。<388>

    《もしもし?!ミズホちゃん?!今の館長さんのお話、ちゃんと聞いてたかな?!》《はい。聞いてましたッッ♪写真の植物が違法なモノではないコトが分かり、今、この放送を聞いている友達は、きっと、複雑な思いだとは思いますが、私としては、安心したというのが、今の正直な気持ちです。》《そうですね!!リスナーの皆さんも、館長様のお話を聞いて、安心されたかと思います。実は私、アヤカもその1人です。さて、せっかくで
    麻呂 さん作 [484]
  • 奈央と出会えたから。<387>

    “面白くなってきたッッ!!”“FM生放送で犯罪者誕生〜!!”“よっしゃ!!写真の植物が、やべぇ植物か否か。賭けよーぜ!!”クラスメイト達の関心は、写真の植物に向けられている。もちろん、渋川も。2-3の教室内に、緊張が走った――《もしもし?!小樽市立自然史博物館の館長様でいらっしゃいますか?!》き‥緊張するぅ☆ドキドキドキドキ――《――ただ今、御紹介にあずかりました、小樽市立自然史博物館 館長の、
    麻呂 さん作 [548]
  • 奈央と出会えたから。<386>

    《――けれど、ミズホちゃん。あなたのお友達、よくここまで鮮明に写真を撮れたわね!!そして、2枚目の‥お部屋全体を撮った写真の、左端に小さく写っているのが、お友達のカレシってコトよね?!》《はい。何と言っても、美意識が非常に強い男だと言う話で、栽培している植物のコトを、とにかくベタ褒めするコトで、撮影許可を得たらしいです。》《へぇ。結構、そのカレって乗せやすいタイプなのね?!》《えぇ。友達いわく、
    麻呂 さん作 [460]
  • 奈央と出会えたから。<385>

    ザワザワザワザワ――“ジャングルだってェ〜♪”“何ソレ?!やべー植物確定じゃねーの?!”“リスナーに通報されて、ケーサツ入って、ソッコーネンショ行きじゃね?!”クラスメイト達の言葉が、周囲を更に緊迫させる。ドキドキドキドキ――《3枚目と4枚目は――その植物をアップで撮った写真です。こちらの2枚の写真については、かなり鮮明に写っておりますので、先ほどスタッフに、植物に関する情報に詳しい、小樽市立自
    麻呂 さん作 [715]
  • 奈央と出会えたから。<384>

    『‥‥ゲホッ‥ゲホッ‥ゲホッ‥‥。こ‥こらっっ!!お前ら、給食時間は静かにしなさい!!‥‥ウォッホンッッ‥ゲホッ‥ゲホッ‥‥‥。』さっきまで無表情を装っていた渋川が、スピーカーの向こうの森宮の父親の異変に気付いたかと思うと、突然取り乱し、むせ返っていた。今思えば、このトキの渋川は、かなりあせっていた様に思う。なぜなら、これから自分が出世するに当たって、教育委員会の教育長である森宮の父親は、最も利
    麻呂 さん作 [580]
  • 素のままの君が好き。

    “よっ!!どうした?!元気ないじゃん?!”普通だったら、そう声を掛けてあげたくなるほど、君は落ち込んでいたね。けれど、僕はあえて言わない。代わりにもっと、楽しいコトしようか?!タノシイコト――そう――君にとっての楽しいコト。それは、ひとつのゲーム。本当の自分を眠らせて、新たな人格を呼び覚ます。ねぇ、本当にそれが君にとっての楽園なの?!ふとした瞬間に見せる素の笑顔。ねぇ、本当はそれが君の本当の姿な
    麻呂 さん作 [654]
 
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