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麻呂さんの投稿された作品が616件見つかりました。
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奈央と出会えたから。<383>
《‥‥う‥うぅ‥。む‥胸がっっ‥‥ぐっ‥ぐぅっっ‥‥ふっっ‥‥》バタンッッ――《もっ‥森宮先生!!大丈夫ですかっっ?!森宮先生っっ!!》それは、森宮の父親の異変が、全てのリスナーに伝わったと思われた瞬間の出来事だった――“キャーッッ♪教育長サン、どぉしちゃったのぉ?!”“おもしれぇ―!!ビビってぶっ倒れちまったぜ?!”“教育長サン、しっかりィ〜♪ハッハッハ!!情けねぇー!!”尚も飛びかう、クラス
麻呂 さん作 [524] -
奈央と出会えたから。<382>
《あららっっ!!これはすごいっっ!!かなり衝撃的です!!え〜っと‥‥全部で5枚の写真が添付されて来ましたが、これは、ホンモノですっっ!!》ドキドキドキドキ――パーソナリティーのアヤカさんの声が少し上擦っていたから、その写真の衝撃が、リスナーにも、ひしひしと伝わっているだろうなって思った。あぁ‥もう黙って聞いてらんないよっっ☆《それでは‥‥早速、本日のゲストの森宮先生にも御覧になって頂こうかと思い
麻呂 さん作 [660] -
奈央と出会えたから。<381>
ひゃあぁあ〜〜!!森宮のお父さん。なんか、凄く熱くなってない?!この状況って、かなりマズイと思うんですケドっっ!!!《分かりました。では送ります。》スピーカーから流れる“ミズホちゃん”の声に、あたしは、かなり緊張していた。《これは大変なコトになりそうです!!リスナーの皆さん。少々お待ちくださいね!!今、相談者のミズホちゃんからメールが届きますので――》でも――似たような話って、あるものよね‥‥。
麻呂 さん作 [576] -
奈央と出会えたから。<380>
《えぇ‥私、教育の現場に携わっている者から言わせて頂きますと、ミズホさん。あなたのお友達のカレシは、とんでもないヤツだ。ドラッグが法律で禁じられているコト位は、理解出来る年齢だろう?!そんなバカモノは、今すぐ法律に基づき、厳しく罰せられるべきだと私は思う。これは、ラジオで、どうのこうの討論している場合ではない。ミズホさん。今すぐ、その写真を、ここ、FM小樽様のアドレスへ送信しなさい。》
麻呂 さん作 [533] -
奈央と出会えたから。<379>
《あらっっ!!それは大変!!ウチとしても、写真が送られて来たら、やっぱり無視は出来ないですからね!!》《そうですよね?!そうなると、やっぱ警察に連絡しますよね?!だったら直接、警察に言えばいいのにって、あたしも思うんですケド。そのコ、気が強そうに見えて、実は小心者なんですよォ。だから今も、こうしてあたしが代わりに電話してるんです。》《そっかぁ。そうなんだ?!警察に連絡するコトによって、こっちが疑
麻呂 さん作 [464] -
奈央と出会えたから。<378>
《そのコのカレシが他の女とホテルに入って行ったんですよォ〜――》《えぇッッ?!それでミズホちゃんは、どうしたの?!》《実は、あたしそのトキ、偶然にもデジカメ持ってて、とっさに、そのカレシと女がホテルに入って行く姿を撮ったんですよォ。》ひゃあ‥‥。このミズホちゃんてコ、すごいっっ。あたしだったら、自分の友達のカレシが、他の女の人とホテルに入って行くトコ見ちゃったら、びっくりしちゃって、とてもカメラ
麻呂 さん作 [480] -
奈央と出会えたから。<377>
《森宮です。本日は私の様な何の面白みの無い人間が、地域に根差した放送を中心としたコミュニティーFM局として、小樽市民の皆様に愛され続けておられます、FM小樽様よりお誘いを頂けました事を、誠に光栄に思っております。》な‥長っっ‥‥☆《いゃあ、森宮さん。そんなに御謙遜されますと、私、パーソナリティーを務めさせて頂いております、アヤカも、恐縮ですッッ‥‥って‥梨元かッッ!!リスナーの皆さん!!森宮さん
麻呂 さん作 [433] -
奈央と出会えたから。<376>
そんな少しの不安なキモチを残して、あたしはFM放送を聞くコトになった。《FM小樽の人気コーナー!!“青春アミーゴ”の時間がやって参りました!!もちろん今日も生放送!!この時間は、毎週ステキなゲストに来て頂いておりますが、本日は、さらにスペシャルなゲストをお招き致しております!!教育委員会の教育長でいらっしゃいます、森宮 ヒロツグ先生です!!どうぞ―――!!》えぇっっ???も、“森宮 ヒロツグ”っ
麻呂 さん作 [544] -
奈央と出会えたから。<375>
『昼の放送?!何で???聖人の好きなBOOWYの曲でもかけるの?!』あたしが、そう聞くと、聖人はケラケラ笑い出した。『ンなんじゃねーよッッ。いいから、とにかく聞けよ?!』そう言ってから、聖人は、カバンの中から取り出した漫画を読み始めた。『ふぅ〜ん。昼の放送ねぇ‥‥。』ユカは、首を傾げながら、あたしの方を見た。『あは。何か‥よく分かんないケド、お昼が待ち遠しいねっっ!!』『んもうっっ。奈央は、どう
麻呂 さん作 [544] -
奈央と出会えたから。<374>
じぃ〜〜〜っっ‥‥。『な‥なに‥‥???』『‥ぷっ‥‥。目腫らして‥‥‥。くっくっく‥‥‥。』聖人は、じっとあたしの顔を見ていたかと思うと、突然笑い出した。『なっ‥‥/////目腫れてるのは、ただの寝不足だからっっ。ねぇユカ?!』必死にユカに同意を求めたケド――やだ。もしかして、昨日の電話。泣いてたの、バレてたのかな――『え〜?!なぁに?!何かあたし、2人の話題に入れないんですけどっっ。』あたし
麻呂 さん作 [473]