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麻呂さんの投稿された作品が616件見つかりました。

 
  • 奈央と出会えたから。<157>

    * * * * * *『聖人、奈央ちゃんにゼロヨンは、見せてやったのか?!』新谷先輩が車の中で寝てたというのは本当っぽいな。せっかくキレイにセットされた髪が少し乱れてる。『今日は、ゼロヨンギャラリーにまだ行ってないんですよね。』聖人が言った。『大沢は何処行った?!まだナンパしてんのかアイツ。よしっ、決めた!!今日はアイツにゼロヨンやらせる!!』新谷先輩は、少し苛立ち気味にそう言うと、大沢先輩の携
    麻呂 さん作 [538]
  • 奈央と出会えたから。<156>

    * * * * * *キキキキィー―‐ッタイヤが擦れた匂いがした―\rあたしの目の前では今、ドリフトが行われている。辺りは多種多様な車と、ギャラリーで埋め尽くされている。ギャラリーの中には、あたしよりは年上だと思うけど、どう見てもまだ高校生位にしか見えない女の子が、お気に入りの車の持ち主と意気投合して、キャーキャーはしゃいでいた。『どう?!奈央。初めて見るドリフトは。』あたしの隣に立つ聖人が言っ
    麻呂 さん作 [533]
  • 奈央と出会えたから。<155>

    『今は大沢のせいで、違った意味の有名人にされてしまってるけどな。ハハハ。』『違った意味の有名人ですか?!』思わず聞き返したあたし。『大沢のヤツがギャラリーの女のコを口説き始めたからな。最近は、いかにもナンパ目的かと思わせるかの様だな。アイツのせいで、俺までナンパ目的なヤツだと思われてんだぜ。』大沢先輩、今頃くしゃみしてるだろうな。そう言われてみれば、大沢先輩はスーツ姿で、髪は今風に明るく染めた無
    麻呂 さん作 [596]
  • 奈央と出会えたから。<154>

    『奈央ちゃんは、こんな遅くに外出して、家のヒトに怒られない?!』車を運転している新谷先輩は、助手席のあたしに気を遣ってくれた。『はい。大丈夫です。』本当は、お母さんには秘密なんだけど‥‥。お母さんが帰って来る前に帰れば大丈夫よね‥‥。『先輩、コイツん家、親がキビシイから今日は、早めに帰りたいんですけど‥‥いいすか?!』後部座席から、聖人が言った。その優しさに―\rまた胸がキュンとなる―\r『ハハ
    麻呂 さん作 [556]
  • 僕は君の未来を永遠(トワ)に。<26>

    * * * * * *彼女は何故、こんなにハイテンションなのか―\r此処はカラオケボックス。“パーッとやりましょ!!”って、こういう意味だったのか。彼女は、さっきから、マイクを持ちっ放しだ。『次〜♪倖田來未♪“來未”を逆にしたたら“未來”だね!!あはははは!!』一体何がおかしいのだろう。全然意味が分からない。さっき、オーディション会場で披露した、僕の“ひとりあやとり”の方がよっぽど面白い‥‥と思
    麻呂 さん作 [370]
  • 奈央と出会えたから。<153>

    『じゃあ‥この前、大沢先輩のGT-Rに乗せてもらったばっかだし、今日は新谷先輩のスープラに乗ります。』聖人が言った。『おぅ。分かった。じゃ、サトル、俺のGT-Rに乗れ。』大沢先輩はそう言うと、運転席側のドアを開けた。サトル君も助手席に乗り込んだ。『聖人。俺のスープラに乗るの、これで二回目だな。』新谷先輩は笑いながらそう言い、聖人とあたしを御自慢の車に乗せてくれた。『奈央は助手席乗れよ。』聖人は、
    麻呂 さん作 [578]
  • 奈央と出会えたから。<152>

    『奈央ちゃんかぁ。いい名前だね!!なんか素直そうで、可愛いじゃん、聖人!!』革ジャンの男性が言った。この先輩が新谷先輩で――『聖人には、こんな可愛い清純そうな女の子、もったいないんじゃないのか?!』続くは、スーツ姿の男性。そしてこっちの先輩が大沢先輩―\r『でもね、俺は結構お似合いだと思ってるんですよね!!』サトル君も笑顔で付け加える。『‥‥んで?!俺と奈央は、新谷先輩と大沢先輩の車、どっちに乗
    麻呂 さん作 [596]
  • 奈央と出会えたから。<151>

    『奈央ちゃん、ちょっと此処で待ってて。』サトル君は、そう言うと、二台の車に向かって走って行き、そのうちの一台の運転席側に回り、何やら話している。バン―――\r運転席側のドアが開き、黒の革ジャンに革パンという、全身黒ずくめの、長身の男性が車から降りた。身長は、聖人より少し低い位かな。その長身の男性は、もう一台の車に向かって、何やら手で合図した。すると、もう一台の車から、今度は黒のスーツ姿の男性が降
    麻呂 さん作 [573]
  • 奈央と出会えたから。<150>

    * * * * * *公園に着いた。こんな遅い時間に一人で来たのは初めてだった。秋が深まりゆく北海道の夜は、朝と晩の気温の差が激しい。ジャケットを羽織って来たのに、この日の風は、やたら冷たくて、あたしは思わず、ジャケットのポケットに手を入れた。辺りを見回すと、道路脇に二台の車が止まっている。公園の中には、街灯が一本立っているだけで、全体を照らすには明るさが足りなかったから、車の中の人まで確認する
    麻呂 さん作 [609]
  • 奈央と出会えたから。<149>

    * * * * * *『奈央。じゃあ母さん行ってくるわね。』母は、これからスナックへ出勤する―\r『うん。行ってらっしゃい。』あたしは笑顔で母を送り出す―\r此処までは、あたしと母のいつもの風景―\rそして―\rあたしは、これから母に内緒の新〇ドリフト初観戦。聖人からのメールには、あたしに《いつもの公園まで来い。》と書いてあった。そこに、聖人とサトル君、車を運転する聖人の先輩達が待っている。PM
    麻呂 さん作 [567]
 
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