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麻呂さんの投稿された作品が616件見つかりました。

 
  • 僕は君の未来を永遠(トワ)に。?

    * * * * * *『未來、あんた‥どうしたの?!そんな煤けた顔して。早く風呂入んな。』僕は決して母親似ではない。このヒト、俗に言う典型的な肝っ玉母さん。何でこんな気丈な母から、僕の様な気弱な人間が生まれて来たのか―\rそれは未だに僕にとって不可解な所である。『ちょっと未來。待ってくれよ。先に父さん入るから。もう3日も風呂に入ってないから、体中が痒いよ。』おいおい、やめてくれよ!!汚いって!!
    麻呂 さん作 [437]
  • 僕は君の未来を永遠(トワ)に。?

    『く‥そ‥‥。何で僕だけ‥‥。』悔しさが喉の奥から込み上げて来て、目頭に向かって突き抜けた。―ちょっと‥あの人泣いてるよ?!―\r―マジ?!失恋でもしたんじゃないのォ?!―\r―嫌だ、キモ〜イ!!―\r―行こ、行こっっ!!アハハハハッ―\r僕の直ぐ横を、3人組のイマドキの女子高生が通り過ぎて行った。こんなの、もう慣れっこだった―\r人を笑わせる事が、ひとつの才能なのだとすれば、人から笑われる事も
    麻呂 さん作 [459]
  • 僕は君の未来を永遠(トワ)に。

    『中山!!お前、ウチの会社入って何年経つんだ!!ウチは大手大企業と違うんだ。お前の様な役立たずを置いておく余裕は無いんだよ!!ウチの会社もボランティアやってる訳じゃないんだからな!!』僕、中山 未來 23歳―\r今日も部長に怒鳴られた。僕は何てダメな奴なんだろう。正直、この《浄水器のセールスマン》と言う仕事は、僕には向いていないと思う。三流の大学を何となく卒業して、何となく就職したこの会社も、今
    麻呂 さん作 [683]
  • 奈央と出会えたから。<121>

    『奈央。先にあの公園に行ってて。俺も後から行くからよ。』あの公園とは―\rいつもあたしが放課後、スケッチブックを持って絵を書いてた場所―\r二人で教室から飛び出して、ベンチに座り、告白された場所―\rそして―\r初めてキスをした場所―\r『うん。分かった。でも、何であたしが先に行くの?!聖人と一緒じゃ駄目なの?!』『“木下が登校中、急に具合が悪くなったので帰りました”って、センコーに適当なコト言
    麻呂 さん作 [736]
  • 奈央と出会えたから。<120>

    『馬鹿だな。無理しやがって‥‥。こんな事したら、渋川に直ぐ呼び出されんぞ!!』聖人の目は、とても優しかった―。いつもは、鋭い切れ長の奥二重の目がー一瞬にして優しい目になる、この瞬間がーあたしは大好きだったー。『う‥ん。うん。だって、聖人に少しでも釣り合う女の子になりたかったんだも‥‥ん。』じわっ―――。泣かないつもりだったのに‥‥‥。『俺達、お似合いのカップルじゃねぇの?!』聖人は、そう言って笑
    麻呂 さん作 [705]
  • 奈央と出会えたから。<119>

    『奈央ちゃん?!』ミズホさんが心配そうにあたしの方を見たけどー『ごめんなさい、ミズホさん。あたし、もう1-3の教室に戻ります。』あたしは、そう言い終わらないうちに、聖人に背を向けー3-5の教室を飛び出していたー。『待って!!奈央ちゃん!!』背後からーミズホさんの声が聞こえたけどーあたしは振り返らず廊下を走り続けたー。ばかばかばか!!聖人のばか!!人の気も知らないで!!もう知らないっ!!廊下を走っ
    麻呂 さん作 [661]
  • 奈央と出会えたから。<118>

    『何?!その髪?!全っ然、似合わねぇーな。』不意に聖人の一言が沈黙を破ったー。その言葉は、さっきまで鼓動がMAXにまで達していた、あたしの心臓の深い所に容赦なく突き刺さったー。『色もカタチも全てNG。全く‥どういうセンスしてるんだか。』グサグサ―――。酷‥‥い‥‥‥。『大体、奈央の髪の長さと髪質に、そんなルーズな動き付けたら、どう見ても寝癖にしか見えないゼ?!』グサグサグサグサ――――――。いく
    麻呂 さん作 [656]
  • 奈央と出会えたから。<117>

    3-5の教室の窓から、あたしはドキドキしながら外を見たー本当だー聖人が校門から玄関に向かって歩いているー。『ミズホさん!!聖人‥学校来るの、いつもより凄く早いですよね?!』『そうよねぇ?!まるで、あたし達の“イメチェンしたから早く聖人に見てもらいたい”っていう意思が通じたかの様ね?!』どうしてー?!聖人は、あたしと付き合う様になってから、毎日学校に来てくれるけどーいつもはー毎日の様に、遅刻の筈な
    麻呂 さん作 [650]
  • 奈央と出会えたから。<116>

    ドキドキ‥ドキドキ‥‥‥。『あはは。奈央ちゃん可愛い。緊張してるでしょ?!』『はい‥‥。』何だろう‥‥このドキドキはーあたしの心臓よーお願い‥落ち着いてーミズホさんとあたしはーやっと校門の前に着いたー。『ねぇねぇ、奈央ちゃん。真っ直ぐ、あたしら3-5の教室においでよ。ホームルームが始まる前に、1-3の教室に戻ればいいじゃん。聖人は、1-3の自分の机にカバン置いたら絶対、3-5に来る筈だからサ。聖
    麻呂 さん作 [692]
  • 奈央と出会えたから。<115>

    『ミズホさんてば今日は、いつもに増してセクシーですね。』正直ー本当に良く似合っていたー。『本当?!嬉しい!!奈央ちゃんもバッチリじゃん!!どれどれ‥?!メイクの方もバッチリね!!キレイにアイライン引けてるし、マスカラもダマになってない‥。ハイ合格だよぉ〜!!』ミズホさんに、まじまじと顔を見られてー何だか恥ずかしかったー。『あ、奈央ちゃん。今度さぁ、メイクの仕方色々教えてあげるね!!また家に遊びに
    麻呂 さん作 [640]
 
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