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麻呂さんの投稿された作品が616件見つかりました。

 
  • 奈央と出会えたから。<84>

    『渋川先生の話を聞いたけど、その男の子、問題ばかり起こしてるそうじゃない。奈央は私の大事な娘。そんな危険なコと付き合うのは母さんは反対よ。』何でよ‥‥?!お母さんらしくないよ‥‥?!あたしはすぐさま母に反論したー。『お母さん、どうして?!お母さん、聖人のコト知らないじゃん?!どんなコか知らないじゃん?!様子がおかしいのはあたしじゃなくてお母さんだよ!!お母さん、前はそんな事言わなかった。あたしの
    麻呂 さん作 [788]
  • 奈央と出会えたから。<83>

    * * * * * *『奈央。奈央〜?!帰ってる〜?!』階下で母の、あたしを呼ぶ声がするー『はーい。帰ってるよぉー。』あたしは急いで二階の自分の部屋から下へ下りたー母が勤務先の弁当屋から帰って来たー『お母さん。今日は、あたし特製の肉じゃがだよ。』今週は、あたしが食事の当番だー母が、弁当屋での勤務を終え、帰宅し、更にスナックへ出勤するまでの間の約三時間が、あたしと母の、唯一の楽しいひとときだったー
    麻呂 さん作 [747]
  • 奈央と出会えたから。<82>

    やる気がないだけサバカげたふりもしたくないペコペコ背をまげて生きてくタイプじゃないのサ勉強仕事に疲れて首をつるのは絶対いやだゼ自分の勝手さLIFE IS ON MY BEAT(BOOWY FIRST ALBUM 「MORAL」に収録“ON MY BEAT”より)ふいに聖人が歌い出したー。『それって‥。BOOWYの“ON MY BEAT”だよね?!』この曲ならメジャーだからあたしも知っていたー。『
    麻呂 さん作 [760]
  • 奈央と出会えたから。<81>

    * * * * * *その日の放課後ー聖人は、あたしと一緒に帰ってくれたー。ホームルームが終わり、聖人の座る一番後ろの席を見たあたしは、ニコッと微笑んでくれた聖人に微笑み返したー。『一緒に帰ろうな。』ポンと優しくあたしの頭を叩いた聖人ー。『うん。』そう言って、あたし達は教室を後にしたー。『ねぇ聖人‥‥。』『ん?!‥何?!』『今日‥休みかと思った。』あたしは、そう言って聖人の顔を見上げたー。そうー
    麻呂 さん作 [728]
  • 奈央と出会えたから。<80>

    『人を好きになれば辛くて、苦しい気持ちは付き物だ。始めから誰も傷つける事も無く、相思相愛でハッピーエンドなんて、ほんの一握りの恋だと俺は思うね。だけど、だからと言って自分の気持ちを偽る事は、更に誰かを深く傷つける事になる。だから俺は、いつでも自分の気持ちに正直でいたい。イジメも同じだ。今回秋田谷は、自分の自己中心的な考えにより、奈央が苛められる様に仕向けたが、その時に、オマエらの中に、罪悪感や正
    麻呂 さん作 [783]
  • 奈央と出会えたから。<79>

    『あたし‥聖人を大好きだって気持ちは‥誰にも負けないつもりだった‥‥。あたしは‥聖人と、ただの幼馴染みのままでいるのが辛かった‥‥。ずっと‥ずっと‥辛かった‥。』その場に座り込んだまま、ユカはボロボロ涙を流しながら、懸命に話し続けたー。『入学してすぐ、あたしは聖人に告白したけど‥。あっさり振られた。あれは‥あの時の告白は‥一大決心をして‥やっと言えた気持ちだったのよ‥‥。』聖人は黙って聞いていた
    麻呂 さん作 [750]
  • 奈央と出会えたから。<78>

    クラスメイト達の中には、恐らくタツヤが聖人に刺されたと勘違いした者も居ただろうー。時々鼻をすする音とー啜り泣く声が聞こえたからー。タツヤはまだ立てないでいたー。いや‥立てないと言うより立たなかったんだー。それはー聖人にサバイバルナイフを突き付けたが、一瞬にしてかわされー食らったボディへの一発のパンチで崩れ落ちた自分を恥じたからだろうー。『チキショー!!』タツヤは床を拳で数回叩いていたー。聖人はー
    麻呂 さん作 [792]
  • 奈央と出会えたから。<77>

    タツヤはサバイバルナイフを持って、聖人に向かって突きつけ突進して来たー。ドカッ―――ー‐。一瞬ー静まり返った教室にー鈍い音が響き渡ったー。あたしは思わず目を両手で覆い被せてしまったー。シ――ー‐ン‥‥。まだ誰も口を開こうとしないー。あたしは、目を覆い被せた両手の指の隙間から、恐る恐る目の前の光景を確認しようとしたー。するとー。そこにはーうずくまって立てないでいるタツヤの姿とー床に落ちたサバイバル
    麻呂 さん作 [733]
  • 奈央と出会えたから。<76>

    『‥クズ?!俺達がクズならオマエは何なんだよ北岡?!』普段から聖人の事を快く思っていない、タツヤの言葉が、教室内の沈黙を破ったー。聖人はタツヤに視線を移したー。『少なくとも、テメェらの様な卑怯な人間じゃねぇよ!!』聖人が答えるー。聖人の返答に納得がいかないのか、タツヤは尚もこう続けたー。『へッ‥何カッコつけてんだよ。キレイ事言ってんじゃねえよ。全ての場面に於いて、この世の中“弱肉強食”だろ?!強
    麻呂 さん作 [712]
  • 奈央と出会えたから。<75>

    『黙ってんのかよ!!バカヤロー!!テメェら、こんな事して楽しいかよ?!たった一人の人間を、集団で集中的にやりこめる‥。こんなやり方ありか?!』聖人の怒りは頂点に達していたー。こんな聖人を初めて見たあたしでも、それはハッキリと分かったー。何故なら、グッと握り締めた聖人の拳が小刻みに震えていたからー。シーン―ー‐。誰も何も答えないー。誰もが口を貝の様に閉じてしまっていたー。それは、学校内で聖人がどれ
    麻呂 さん作 [832]
 
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