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阿部和義 さんの投稿された作品が82件見つかりました。

 
  • 秋風

     秋風に 吹かれ恋路も 雨もよい
    阿部和義 さん作 [402]
  • 都市伝説?!

     先日ウォーキングをしていると、草むらから何やら緑色の物体が飛び出してきました。 よく見たところ、正体はバッタでした。これはショウリョウバッタという種類だと思います。 しかも、かなりの大きさです。 こんなサイズのバッタを見たのは何十年ぶりでしょうか。 子供の頃は、よくバッタやカマキリを採って友達と大きさを競いあっていたものですが、こんなのを捕まえていたらきっと勝ち誇れたに違いありません。 そうい
    阿部和義 さん作 [555]
  • 神 と 悪魔

     はるか未来。  人類は、あらゆる面で進化し進歩を成し遂げることが出来た。  そして……ついに、この時が訪れた。  人類の歴史、太古の昔からの絶対的二つの存在。  過去何度か、人類のごく一部はそれらに触れてはいたが、確信を持ってその姿を認識することは出来ていなかった。  そうして今まさに、二つの絶対的存在と人類代表は同一空間上の異空間で相対していた。  その二つの存在とは、神と悪魔。  た
    阿部和義 さん作 [696]
  • つり人

     パパは、つりが得意だ。 海でも、川でも、湖でも、行った先ではかならず大物をつってくる。「でも、パパがつったいちばんの大物はママなんだけどな」 これがパパの口ぐせだ。 ぼくには意味がわからないけれど。 昨日もパパは、いつものようにつりにでかけた。 それなのに、朝になっても帰ってこない。 心配になったママとぼくは、パパの行きそうな海や、川や、湖をさがしまわった。 そうさく願いも出して、おおぜいの人
    阿部和義 さん作 [784]
  • 努力は才能を超える?!

     昨日ウォーキングをしていると、前でジョギングをしている人のシャツの背中に、大きく文字がプリントされていました。『努力は才能を超える!!』 いろいろな文字がプリントされてるTシャツを見たことがありますけれど、これはまさしく着ている人を如実に表していましたね。 才能があれば練習をしなくてもいいわけではありませんが、才能がある人より二倍も三倍も練習をすれば超えることができるかもしれないのですから。 
    阿部和義 さん作 [543]
  • 精神科医

    「本日はどうなされましたか?」 パイプ椅子に腰かけた若者に私は問いかけた。彼の診察は何時もこの言葉で始まる。 「どうしたもこうしたもありませんよ。貴方を取り調べに来たのです」  またか……。私は思ったが声には出さない。精神科医がこんな事を言ったら治療は成り立たないのだから。 「成る程。貴方は自分を刑事だと思い込んでいる。違いますか?」  巷で流行っている刑事ドラマの影響なのだろう。近頃の患者は、
    阿部和義 さん作 [718]
  • となりのヤマダさんち (2)

     日もすっかり暮れ、普段ならば閑静な住宅街は穏やかな闇に包まれる時刻だというのに、山田邸の周りには投光器が何機も設置され、昼間のごとく煌々としている。  築き上げられたバリケードから3mほどのところには、いつでも突入できるよう機動隊が盾を構えて待機していた。上空には煽り立てるようなヘリコプターの爆音が、我が家のほうにまで響きわたっている。 山田邸は一日中不気味な沈黙を守っていた。  バリケードと
    阿部和義 さん作 [746]
  • となりのヤマダさんち (1)

     目覚ましが鳴る前に目が覚めた。なにやら外が騒々しい。一体なにごとかと思い、表に出て俺は絶句した。  となりの山田さん宅は、五十坪ほどの広さの一戸建てなのだが、それがおびただしい数の警官隊に包囲されているのだ。  さらにその後ろには取材のマスコミ、さらには数え切れない野次馬がひしめき合っている。  山田邸を見やると、昨日までとはまるで様相を変えていた。 外の塀の上部には鉄条網が張り巡らされてお
    阿部和義 さん作 [699]
  • 夏なんて、大嫌い!

    「夏って、嫌だよな?」「マジ嫌い!」「うっとおしいし、何やってもムカついてくるし……」「そう、マジ最悪!」「ひ、酷いわ! 私、何も悪いことなんてしてないのに!!」「あっ、安藤さん!? 待って、誤解だよ!!」 クラスメイトの安藤なつは、泣きながら教室を出て行った……。
    阿部和義 さん作 [549]
  • 百発百中の男

     あと10分ほどで真夜中になるという時間帯に、私は特急電車に乗っていた。  やがて、途中の駅で一人の男が乗り込んできた。その男は、電車のドアが閉まると、突然我に返ったように乗客の顔を見回し始めた。 「すみません。あなたの年齢は28歳ですか?」  男が私に話しかけてきた。 「そうですが、どうしてわかったんですか」  私が聞き返しても男は無視して、また別の人に話しかけた。 「あなたの年齢は45歳です
    阿部和義 さん作 [1,274]
 
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