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さんの投稿された作品が30件見つかりました。

 
  • Sky at dawn〜青の夢〜2.>>

     少年「よし、じゃあ逃げよっか。」 そう言って手を差し伸ばした。 私はもう迷う事無くその手をとった。 でも、体が思うように力が入らず倒れかかる。 温もりが私を支える。 少年の手だった。 シード「キャッ!」 少年「しっかり掴まってろよ。そっちのあんた達も行くぞ!」 シードを抱き上げてロラン達に行動を促す。 ロラン「あ、ああ…」 クルーとロランは少年がシードを連れ部屋を出るのを見て慌てて追い掛ける。
    さん作 [371]
  • Sky at dawn〜青の夢〜2.>

     一瞬の夢が駆けた。 『青』の夢。 確かに覚悟した死。 夢見の外れない夢。 だけど私は 生きている。 ずっとただこの時を待っていた。 体から力が抜けるのを感じた。 崩れる様に座り込んだ。  少年「えっ、あっおい大丈夫かよ!」 私を見て慌てる、 私ぐらいの知らない少年。 心配そうに覗き込む。  シード「…して、…けたの…。」  少年「え?」  シード「どうしてよ。どうして助けるのよ!!」 少年の腕
    さん作 [377]
  • Sky at dawn〜青の夢〜2. Meaning

     まだ八歳だった頃 私は夢を見た。 自分が化け物に殺される夢。 その日 自分の叫び声で目が覚めた。 あの日からずっと同じ夢を見る。 眠るのが怖くて とても怖くて 狂ってしまいそうだった。 周りの人は、 次第に距離を置くようになった。 夢見だから仕方がない。 友達もいなくなった。 夢見だから…仕方ない。 塔に監禁され 外に出られなくなった。 夢見だから… 自分の命を絶とうと思った。 でも、そんな勇
    さん作 [384]
  • Sky at dawn〜青の夢〜1.>>>>

     これで終わる。 覚悟を決め瞳を閉じた。 終わりの‥その時を待った。 初めて見た夢見の夢。 生きる事が怖くなった。 ずっと続く夢。 変わらない未来。 変えられない未来。 ロランたちから逃れた一体の化け物。 ゆっくり瞳を開く。 シード 「やっと会えた。」 まるで最愛の人と出会ったように言う。 神様 どうか最後まで意地悪しないでよ。 痛いのは嫌よ。 …なんか、変なお願い。 おもわず笑ってしまった。 
    さん作 [445]
  • Sky at dawn〜青の夢〜1.>>>

     塔のある森は馬で入る事は難しく、 2人は徒歩で森の中を走っていた。 嫌な予感がしていた。 それは塔に近づけば近づく程に…強くなっていく。 クルー 「ロラン様」 クルーもそれを感じていた。 走っていくうちに何人もの人が倒れているのが目についた。 慌てて駆け寄るがもう動いている者はいなかった。 クルー 「急ぎましょう。夢見様が心配です。」 動けなかった。 分かっているのに。 クルー 「ロラン様!」
    さん作 [450]
  • Sky at dawn〜青の夢〜1.>>

     城門をそれぞれの馬に乗り出て行く。   その姿をバルコニーからじっと見つめる。 いつの間にか亡くなった妻に似て美しく成長した愛娘。 父として、 どれだけ接する事が出来ただろうか。 王として、 どれだけ期待に答えられただろうか。 女 「よかったのですか?」 振り返ると、白いローブを身に纏い顔にペイントが施された女性がいた。 彼女には名がない。 アセンズ王国付きの聖者 王の相談役であり 国それその
    さん作 [418]
  • Sky at dawn〜青の夢〜1.>

     アセンズ王国 南大陸を支配する大国 だがそれは、かつての話 この国もまた、長きに渡る戦いで今は見る影もない。 サウディアス=ローディア=アセンズ 白髪に皺だらけの顔、口まわりを覆うような白髭。 それが今のアセンズ王国国王。 サウディアスは謁見の間の椅子に座り、前に跪く白銀の鎧を身に纏う2人の騎士を見つめる。 1人は少女。 名をロラン=ローディア=アセンズ アセンズ王国第一王女。 現17才 ブロ
    さん作 [446]
  • Sky at dawn〜青の夢〜 1.Encounter

     涙が頬から落ちる。 蝋燭の灯火の中、 目が覚めた。 夢の感覚がまだボンヤリと広がる。  ?「夢…。」 天井を見つめ、まるで確かめる様に呟く。 あれは夢だと。 ゆっくり体を起こす。 母と同じ美しいブロンドが背中を流れる。 どうして自分は泣いていたのか。 よく分からなかった。 窓の外を見る。 そこにはあの『青』はなく、ただ灰色の空が広がっていた。 雲の覆う『灰』の世界。 世界は余りにも多くの血が流
    さん作 [618]
  • Ski at dawn〜青の夢〜

     次の瞬間。 その背に黒い右翼が広がる。 微かに視線を感じる。 顔は見えない でも… 微笑した。 そんな気がする。 動け、 強く思うと右足が、一歩前へ進む。 左足がまた一歩。 また一歩。 確実にその人に近づく。 気持ちが焦る。 早く、 早く、 …だが進まない。 側に行きたい 早く。 また、化け物がその人を隠す。 その人の姿はそこには、もうなかった。 何処を見てもいない。 ふと、呼ばれた気がした。
    さん作 [445]
  • Sky at dawn〜青の夢〜

     仲間たちの死骸が荒野を埋めていく。 ひとり… また1人。 人にも見える、異形の姿の化け物が その足元へ死骸を増やす。 永遠かと思える殺戮。 目の前で続く光景。 一瞬一瞬が、 とても長い。 繰り返す光景。 自分の無力さに目を覆いたくなる。 でもそれを、体が拒否する。 異形の化け物の中、 何事もない様に立つ人影があった。 顔や、 性別さえよく見えない。 異形の化け物が一瞬その姿を隠す。
    さん作 [481]
 
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