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佳 さんの投稿された作品が18件見つかりました。
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きっと運命だったんだ…
「…親に反対された…」そりゃそーだろ…バツイチで子持ちで、しかも年上…。フツーの親なら反対すると思うわ…。「俺、親が大事だから…反対されたら考えるわ…これからの事…」何とまぁ情けない言葉…今までのアタシなら、すぐに冷めてたな。でもなぜか今回は違った。それでも一緒にいたいと思ったんだよね。それは彼も同じだった…と思うよ。「ちょっと考えるわ…」と言って帰った彼…。一時間後…「やっぱりダメじゃ!俺は佳
佳 さん作 [388] -
きっと運命だったんだ…
「離婚が決まったよ」「えっ!?ウソ…!」ビックリしてたね。何にも言わなかったし…「…子供は…?」一番に聞いてくれた。「もちろんアタシが面倒見るよ」子供を散々犠牲にしておいて言うのもおかしいけど、子供を捨てて自分だけ幸せになるなんて…アタシ、人間として生きる価値すら無くなってしまうわ…。「あー良かった。佳さんがそんな人で」「どー言う意味?」「気持ち的には複雑じゃけど…子供がいなかったら、すぐにでも
佳 さん作 [426] -
きっと運命だったんだ…
それからは毎日、夜呼び出す様になった…。車で会って、中で話して帰る…。ダンナはパチンコに狂ってて、夜11時までは帰らない…。それでも早く帰って来る事もあった。「何で居なかったん?」「ああごめん。コンビニ行ってた」「ふーん」でもさすがに、二ヵ月が過ぎる頃には怒り出した。「お前ええ加減にせえよ!毎日毎日どこに行きよるんな!」…と言いつつ、パチンコに行くのは止めない…。「ネットカフェ…」今考えると、無
佳 さん作 [359] -
きっと運命だったんだ…
年が明けて、すぐ…。「佳さん…携帯の番号教えてくれる?」「えっ、何で?」「明日二人とも休みだから、ちょっと付き合ってくれん?」「まぁいいよ」アタシは軽い気持ちでOKしたんだ。仕事を辞める相談だと思ってた。次の日…「今から大丈夫?」「ごめん!子供が熱を出したけん、今日はダメだわ…」「…わかった」やっぱり軽い気持ちで断った…次の日…朝からメチャメチャ怒ってる…?何で…?まっいっか…、もう誘って来んじ
佳 さん作 [138] -
きっと運命だったんだ…
四か月後…11月の始めだったね。「今日からまたお願いします!」「は?」あらら…バカな子…でも自分がやるって決めたんなら、しょうがないね。サービス業…パートのおばちゃんたちに気を使って、言いたくもない事を言わなければいけない職場。仕事なんだから、仕方がないんだけど、それが出来る人と出来ない人がいるよね。病気をして帰って来た彼は、今までより更にヒドい気の使い様だった…。「コラコラ!そんな仕事しよった
佳 さん作 [136] -
きっと運命だったんだ…
一緒に働き出して二年目の夏だったね。「俺、入院する事になった…」「は?どこが悪いん?」「誰にも言わんとってくれる?…実は…ガンなんじゃ」「は?えっ?」「でも大丈夫なんよ。ちゃんと治療したら治るし、一回治ったらもう二度とならんけん」そう言って帰って行ったんだったよね。アタシは物を知らないから、ガン=死って思ってたんだよ。どーしよ。一緒に働いてる人が死ぬなんてヤダな…。何て思ってた。お見舞いも行けな
佳 さん作 [158] -
きっと運命だったんだ…
「今度来る社員って誰?」「アンタの好きなヤツ」「え〜!もしかしてこの間のアイツ?」「あはは。そう」うっわぁ〜最悪!何でまたよりにもよってアイツが来るの?イヤだなぁ〜。騒がしい!図々しい!うっとーしい!最初はそればっかりだった。…でも話をしていくウチにあらっ?そんな子じゃないのかもしれない…って思ってきたんだよね。何かあるとすぐに突っ掛かって来て、年下のクセにえらそーで…えらそーなくせにすぐ気にす
佳 さん作 [176] -
きっと運命だったんだ…
初めて出会ったのは5年前の夏だったな…その時のアイツの印象は最悪だった…アタシはその頃結婚してて、フツーのパートのおばちゃんだったよ。アイツは他のお店の社員だった…お店の打ち上げの時に、たまたまそのお店にいたアイツ…アタシたちのお店の打ち上げなのに、図々しく入り込んで来て騒ぎまくってたね。「何だコイツ!」それが第一印象だったんだ…数日後、何の運命かアタシたちのお店に異動してきたんだよね…そう…全
佳 さん作 [141]
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