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そーた さんの投稿された作品が5件見つかりました。

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  • 生まれ変わりは犬〜期待〜

    生まれ変わって、三ヵ月ぐらい経っただろうか…私は、まだ硝子張りの箱の中にいる。毎日、人間に見たり触られたりする。「うんざりだ」叫ぶ、その声を聞いて可愛いと人間は言う。二度目の人生なのに、最悪のスタートだ…軽はずみな返事をしたばっかりに、こんな目になってしまった。何故、二度目の人生は愛溢れるものだと期待してしまったのか。考えてみれば人生でもない、自分は犬なのだ。そして何故、人間の時の記憶が、こんな
    そーた さん作 [370]
  • タクサンノウソとサイゴノホント

    フラれてしまったね。まだ、あなたのことをよく思いだします。そう。何をしてても。もう結構前なのにね。いい加減でだらしなく中途半端な俺。一緒に居た時に誓った沢山の言葉。「結婚しよう」「大切にするよ」「お前が最後の愛」「おじいちゃん、おばあさんになっても手を繋いで歩こう」みたいなことを沢山誓ったと思う。全部嘘になってしまったよ。ごめんよ。でもね。膵臓癌で余命があと2ヵ月ぐらいなんだ…だから「お前が最後
    ほし さん作 [350]
  • 生まれ変わりは犬〜別れ〜

    最悪だ…まさか次の人生?が犬だったなんて。あの死神は、確かに人間に生まれ変わるとは、言っていなかったが…でも、次の生まれ変わりが犬だと知っていたら、絶対に断っていた…騙された…。虚しく大きな声で吠えてみた。もちろん伝わる訳もなく。「おお、元気な仔犬だな〜」気が付けば、母親いや母犬の回りには、人間が居た。そして私を抱き抱えると母犬の傍に置いた。誰に教えられた訳でもないのに、母犬の乳を探す。そして力
    そーた さん作 [359]
  • 生まれ変わりは犬〜序章〜

    島津 昭弘 (68才)どうやら、自分の余命は、もうほとんどないみたいだ。思えば、自分の人生は淋しく愛のないものだった…仕事一筋、結婚もしないまま、ただがむしゃらに生きた。「愛」なんて言葉とは、全く無縁…自分が死期が近いこの時まで、誰も見舞いに来ない…おそらく誰も悲しんでくれんのだろう…そして誰にも知られる事なく…これは多分、自分の生き方への罰なのかもな…この冷たい病院の窓から見える私の好きな桜が
    そーた さん作 [390]
  • 「14番」

    ここは、何処にでもある公立高校のバスケ部。その高校は、いわいる古豪といわれる部で、何十年か前まで全国の常連校だった。これは、マネージャーの私と万年補欠だった一人の少年の何でもない話。彼は、練習熱心だったけど、「試合に出場したことは、中学生の時から一度もない」と、笑いながら言った。そして「全国大会へ行く」と言うのが、口癖だった。そんな彼は他の部員達から、浮いた存在だった。「試合にも出れないくせに」
    ゆーか さん作 [468]
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