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歩く愚痴男 さんの投稿された作品が22件見つかりました。
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タオル2
次の週の火曜は、その公園にいつもの女がいなかった。さすがにAにキレられたのが効いたかな?ってことでその日はみんな安心して、筋トレに励んだ。で、そろそろ学校戻るかって時に、ふと水道のほうを見たらAが顔を洗ってたんだけど、どこから現れたのか、あの女が横に立ってた。俺は心底ゾッとした。いきなり現れたことも怖かったけど、Aの横にあの女が立ってるってことは……。と、次の瞬間、その女が手に持ってたタオルをA
サイコ野郎 さん作 [704] -
タオル1
高校時代バスケ部で、部活はいつも体育館でやってたんだけど、火曜日はバレー部が全面使うため、体育館が使えなかった。それでバスケ部は、火曜日は体力作りのために、近所の公園までランニング→公園で筋トレ→学校までランニングっていうメニューでやってた。で、ある日を境に、俺らが公園に着くといつも変な女がいるようになった。なんか髪はボサボサで服も薄汚い感じ、焦点あってないような目で、ベンチに座ってブツブツ独り
サイコ野郎 さん作 [681] -
ノックアウト
ある昼間トイレに行こうと思って近くのコンビニにはいった。雑誌のコーナー通り抜けてトイレへ「こんこん」「・・・」「こんこん」「・・・」返事ないのに鍵かかってる。俺強引にドアノブガチャガチャした。・・・・開かない・・・誰か入っているんだろうと思い直しそいつが出てくるまで雑誌コーナーへ。、しばし立ち読み。雑誌コーナーには、4〜5名くらいいてトイレから一番。遠いところでどんな奴が出てくるのか。待ってた。
サイコ野郎 さん作 [685] -
スプラッタ殺人9
「へぇ・・・・すごいな」とりあえず家の中に入り応接間に通された。金持ちの家らしくとても綺麗な調度品が並べてある。「まあ待っててよ、紅茶か何か持ってくるから」そう言ってミネは奥へと引っ込んで行った。ソファーに座る。ソファーに座る前に、いろんな角度から調べてみて罠が無いか確認する。罠はないようなので座ることにした。ソファーにも金がかかっているようですごく座り心地が良かった。困惑から開放されての束の間
森田 さん作 [726] -
スプラッタ殺人8
「……一つ聞いてもよろしいでしょうか?」知らず俺は敬語になっていた。「どうぞ」「ここはいずこだ」「私の家だけど?」推定14歳の少女は当然と言った顔で答える。「ほうほう」この日本という伝統生活を振り返ると、およそ見当もつかないような門。鉄柵ですよね、コレ。よく洋館とかにあるアレ。って言うか何気に商店街出た辺りから既にこの鉄柵があった気がします。そしてその遥か彼方、推定150メートル先には中世ヨーロ
森田 さん作 [630] -
スプラッタ殺人7
年は…俺より年下の少女が俺を先導して歩く。「あ…れ?」半ば俺は呆然としたまま、薄暗い商店街を彼女に導かれるままに歩いていた俺は我に返った。やばいやばい、いくら今は無き妹に似てるからって知らない女にのこのこついて行くのはどうだろう?「あの、お嬢さん」「ミネだよ」短く答えるだけで止まろうとはしない。当然だけど妹本人じゃなかったな。こうなると流石に疑問が膨らみ、少し躊躇ったもののその疑問が口を動かして
森田 さん作 [656] -
スプラッタ殺人6
「ふざけやがって…」署を出ると、辺りはすっかり闇に包まれていた。これならバイトに間に合いそうだな。良かった良かった。いやよくないんだけどな。親父が死んだからって俺を疑うのは無理矢理すぎやしないかね?犯人を探すためならどんな嘘でも突き通す警察の連中。もう二度と関わるまいと思っていた。忘れようとしていた。その矢先これだからなぁ……。出来すぎた偶然だ…。ホント、横暴極まりないねえ。「ねぇ」最初、その声
森田 さん作 [732] -
スプラッタ殺人5
今まで大人しかった警官の面が鬼の形相に変わる。「立場をわきまえろつってんだろ犯罪者!とりあえず刑事さんて呼べよな、刑事さんて」怒鳴られてしまった。「……………」うっかり口を滑らさないように気をつけよう。「おいおい、無愛想な犯罪者だな。そんな態度もいつまで持つか」刑事が、歪んだ笑みを浮かべた。落ち着いてはいるようだが、俺への怒りは消えていないようだ。しかもいつの間にか犯罪者に昇格だ。「あんたらがな
森田 さん作 [886] -
スプラッタ殺人4
それから。簡単な身体検査と身元確認の後、指紋をとられ、俺は取り調べ室に放り込まれた。護送される途中、幾度も刑事さんに詳しい状況を尋ねてみたが、答えは返ってこなかった。俺が容疑者だと言うのなら、それも仕方ないのかもしれないが…。いや俺あくまで重要参考人。陽の当たらない狭い部屋。もう二度と来たくはなかったんだが…。「とっとと座れ!」おっかない刑事に急かされパイプ椅子に座らされる。「で、自白する気は?
森田 さん作 [879] -
スプラッタ殺人3
発見された死体は、これまでの事件と同様に、一部が欠損している―――。恐らく…この犯人は――。「殺して、食ってやがる」ぞわりと、悪寒が走る。大した奴だ。親父も不幸だったな。こんな変態に殺されるなんて。化けて出ないことを祈るか。報道は捜索陣の怠慢を叫び始めていた。……………。いずれにしても、俺には関係ない話だ…。たとえ肉親が死のうと俺自身には関係がない。今は、目の前の生活に集中しよう。俺は頭を振って
森田 さん作 [953]