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十日十月さんの投稿された作品が328件見つかりました。

 
  • alone 17=もう いねーんだよ=

    そして、現在。晶は かつての遊び相手でもあり、両親や兄を殺した自神宗信者の上に立つ水鶴と対峙している。「もう死なせねー…」呻くようにして、晶は言った。「もういねーんだよ…!!父ちゃんも母ちゃんも…にーちゃんも…ッ!!これ以上…失ってたまるか…!これ以上…!!大切な仲間を死なせてたまるか…ッ!!」刀の切っ先を水鶴に向けたまま、晶は しっかりと水鶴の目を見て言う。水鶴は今までの冷たい表情を崩さずに聞
    兼古 朝知 さん作 [344]
  • 物語

    ゆらゆらゆられる心にはふらふらふらつくこの体ばらばらばらける人達はいらいらいらつく僕達に物語を終わらせないでクライマックスの前にその本を閉じないでヒロインが泣きやむ前につまらないと言わないでヒーローが参上する前にきらきらきらめくあの光ぐらぐらぐらつく片想いだらだらだらける僕の中ちらちらちらつくあの光興味がないと言わないで彼が書き上げるその前にその目線を逸らさないで序章が終わるその前に本棚の隅に置
    兼古 朝知 さん作 [389]
  • コピペ(下)

    医者からいよいよダメだと言われ泣いてる私に大丈夫だよとバレバレの慰めを言いますか(゚Д゚)ゴルァ! こっちはあんたとこれからも生きて行きたいんですよ(゚Д゚)ゴルァ! それがもうすぐ終わってしまうんですよ(゚Д゚)ゴルァ! バカやって泣きそうな私を包んでくれるあんたが居なくなるんですよ(゚Д゚)ゴルァ! 忘れろと言われても忘れられる訳ないでしょ(゚Д゚)ゴルァ! 死ぬ一週間前に俺みたい
    兼古 朝知 さん作 [453]
  • コピペ(上)

    某サイトよりコピペです。(下)もあります。====================どうして私がいつもダイエットしてる時に(・∀・)ニヤニヤと見つめやがりますか(゚Д゚)ゴルァ! どうして私が悪いのにケンカになると先に謝りますか(゚Д゚)ゴルァ! どうしてお小遣減らしたのに文句一つ言いませんか(゚Д゚)ゴルァ! どうして交代でやる約束した洗濯をし忘れたのに怒りませんか(゚Д゚)ゴルァ!どう
    兼古 朝知 さん作 [519]
  • alone 16=昔話(side晶?)=

    その日は雨が降っていた。戦いから帰ってきたのは、左胸と首からおびただしい量の血を流し、冷たくなった兄の死体だった。「にーちゃん」晶が呼びかけても…。返事は 無い。「にー、ちゃん…」晶が晴一の首に触れた。晶の手に、冷たい血がベッタリついた。しかしそれは雨によって洗い流され、消えていった。「にぃちゃんッ…!!」「晶君…」教祖が晶に触れようとした時だった。「しなね、って…」「…晶君?」「死なねーって言
    兼古 朝知 さん作 [363]
  • alone 15=昔話(side晶?)=

    「…にーちゃん」晶が、ぐしゃぐしゃの髪を直しながら問うた。「んー?」「自神の人は15歳になったら女も戦わなきゃなの?」「…そうだなぁ」「水鶴も…?」「多分、な」「……」晶は俯き、また黙りこくってしまった。その様子を見た晴一は、直したばかりの晶の髪をまたくしゃくしゃにする。「ミッチーなら大丈夫だって!簡単には死なねぇよ!!お前の彼女だろ!?」「かッ、彼女じゃねーし!!てゆーか、いちいち髪 触らなく
    兼古 朝知 さん作 [351]
  • 照明は消して頂戴

    後ろ手に隠されていた小さな箱に詰め込んである私の小さな才能は蓋を開けることもなく部屋の隅っこに置かれていた何一つ出来ないなんてそんな事は決して有り得ないのに上着のポケットに手を入れて暗い顔して街を歩くどいつもこいつも私もね照明は消して頂戴明るみに出ると目立たないような微かに光る才能の種見えなくなってしまうからポケットは切り取って頂戴手を突っ込んだら受け取れないでしょう?確かに光る才能の種私の手の
    兼古 朝知 さん作 [401]
  • alone 14=昔話(side晶?)=

    ――晶の父と母は、水鶴と会わなくなってすぐに殺された。家のすぐそばに自神と皆神の境界があったから、という要因が主だろう。両親は晶と晶の兄、山口晴一(ヤマグチ ハルイチ)を家の押し入れに隠し、自らを犠牲に二人を護った。それからの二人は、お互いを助け合いながら生きていった。…晶が9歳の時だった。15歳になった晴一は、戦いに参加することになった。「にーちゃん…」「何?心配かよ、晶?」ケラケラと笑って晴
    兼古 朝知 さん作 [416]
  • alone 13=感じた違和感=

    「……」水鶴が何も言わないのに少し違和感を感じ、晶は顔をあげる。「!」そう、たった一瞬ではあるが。水鶴は戸惑った表情をしていた。晶の言葉に驚きを隠せない、といった顔だった。しかし晶と目が合うと、その表情も あっという間に消え去り、いつもの冷たい表情に戻った。
    兼古 朝知 さん作 [427]
  • alone 12=うるせーよ=

    「!!」晶の目が見開かれた。夕や近所のおばさん、仲のいい人たちの顔が浮かぶ。「ふざけんなッ!!」「嫌なら止めるがいいさ。私を、な」振り返り、水鶴は晶を見て言った。「それとも何だ?父母や兄から殺してほしいのか?」――カチャリ「!」水鶴は少しばかり驚いた。何故なら、晶が水鶴に剣の切っ先を向けているからだ。「やる気か?化けの皮が剥がれ…」「うるせーよ」水鶴の言葉を、晶が遮る。圭が構えたが、水鶴はそれを
    兼古 朝知 さん作 [332]
 
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