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しゅう さんの投稿された作品が7件見つかりました。
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ずっと疑問だったんだ
ずっと前から疑問だったことパパとママの間で半分ぐらいの大きさでまだ手をうんと伸ばしても肩にも届かなかったときイタリアで新婚旅行に来ていた夫妻に出会って思ったこと誰かが誰かを好きになったらたまたまその人もその人を好きだったなんてありえるの?みんなそうゆうとてつもない確率の割合で出会って子供を産んでいるの?男の子にモテているあの子ですら違う人が好きなのに?!なりたいものは何?って言われてみんなばらば
しゅう さん作 [502] -
失ったもの
あの少しばかりすれた女の子は中学の卒業式の日バタバタして事件を起こして卒業式へ行かなかった皆の集まる式の終わった後に初めて入る校長室で卒業証書をいただいた隣にたちつくす担任に『何があっても良いけど命だけは落とすな』と言われて『何が幸せかわからなくなりました』と恵まれてぬくぬくとしたガラスケースの中にいた幼い少女は言った先生は自分の大切にしていた黄色くなった本を差し出したラッセルの幸福論だったずっ
しゅう さん作 [517] -
父と母
父と母を初めて旅行に連れ出したスーツケースを引っ張り先頭を歩くいつまでも若いと思っていた父の隠しきれない帽子からはみ出したいくつもの白髪を見つけああ、ごめんなさいごめんなさいと思った大自然を歩き疲れて部屋に戻りさぁ明日はどこ行こうかと二人で仲良く考え七時にはいびきをかいて寝てしまった親の部屋の前に並ぶ二つのスリッパを見てこうしてどうしたって先にいなくなってしまうんだと思って寂しくなった今読み終え
しゅう さん作 [466] -
蜘蛛と僕
古い旅館で永すぎる春を読んでいた時ふいに大きな蜘蛛が入って来たことに気づいた僕はこの休暇中は殺生はしないことを試そうと思っていたもちろん大小関わらずだ僕は新たな侵入者を防ぐために二人きりになった二人きりになって気にならぬふりをしながらとても本の活字に注目できずとても緊張をしていたこれは蜘蛛と糸だ試されているのだ僕は果たしてこの蜘蛛のどこがイヤなのかを考えた毒がある可能性かはたまた僕の顔の上を通り
しゅう さん作 [397] -
命の血
蚊にさされるのは嫌いですか?とても迷う蚊がぶぅんとわざとらしい音をたてながら吸いにくる振り払おうとする叩こうとする手を止めるつぶさぬようにゆっくりと振り払うまた他の所を刺そうとするこらこらと振り払おうとする果たしていつこれは終わるんだろうかと気づく私の血を持って帰れなければ子供たちが心配だそれなら私が痒い思いをすれば良いだけではないかじぃっと蚊に吸われるその蚊はおなかを少し膨らましてよたよたと飛
だざい さん作 [442] -
なんのために
今日はどこでも無いところにいこうあんまり近いと苦しいしあんまり遠いとわからないだからね今日は蝉になろう僕がなんのために泣いているのか教えてあげよう
つしましゅうじ さん作 [437] -
お賽銭
一人で杖をつきながら空鉢へお水もつきてあるのはメルマガばかりくる携帯電話とトランスの流れるMP3だけもう疲れて一休みお賽銭を入れるお金など無い鳥や虫の音も聞かずに座っていたらいたるところにお賽銭を入れるおばさんが降りてきた私より幸せになるのかななんだかもう疲れたね
つしましゅうじ さん作 [375]
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