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流香 さんの投稿された作品が6件見つかりました。
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闇の守護(3)
近付く男の顔が、はっきり見えた時、あたしは見覚えのある愛しい顔に驚きと嬉しさを感じて、思わず名前を呼んでいた。「何?! 術が解けただと? 何をしている、その女と男を引き離せ。」冷血男の言葉で、暗闇の中から現れる数人の影。「危ない……。」襲いかかる敵から、素早くあたしの体を抱え上げそのまま攻撃を交しながら、あっという間に外に出る。あたしは抱えられた状態でしか分からなかったけど、かなりの衝撃はあ感じ
流香 さん作 [208] -
ガンバッ!みなみ(3)
巫女である前に、あたしの姉として、ずっと接してくれてたお姉ちゃんに、自分の意志では無くても、敵意を向けてる。「みなみっ、聞いて!今、みなみは、心を奪う者と、戦わなきゃいけないの、その者に負けちゃダメ! みなみの大好きな幸矢君の為にも。」(誰が心を奪うの? あたしが戦う……誰と?それに、幸矢君の為って……!?)やっぱり、あたしの心を動かせるのは、こうちゃんしかいない。その、こうちゃんの為って言葉で
紫依 さん作 [240] -
闇の守護 (2)
驚いた訳は2つ。1つは、いつの間にか、制服を脱がされ、薄い絹の下着?! だけにされてた事…。もう1つは 、その姿のままで、氷の上に寝かされてる事!常識で考えても、こんな事するなんて…「変態っ! 何を考えているのか知らないしここが何処だかも分からないけど、こんな事するなんて、変態以外いないよっ!」言いながらも、顔が真っ赤になって行くのを感じて、慌てて起上がろうとする。「無駄な事は止めとけ…ここは、
流香 さん作 [241] -
ガンバッ!みなみ(2)
どうしてか分からないけどその日だけは、こうちゃんの様子が気になって、お姉ちゃんには内緒で、家を出ちゃったの。「こうちゃん! 待って!」あたしの声に、いつもなら、すぐ振り向いてくれるのに……やっぱり変!あたしは立ち止まったままの、彼の後に立って、何を言おうか迷ってた。でも、あたしより先に口を開いたこうちゃんの言葉は、あたしの心を打砕いた!「…なんで、出て来たんだ……まぁ、俺からすればいい機会だな、
紫依 さん作 [208] -
闇の守護
『ケンカだーっ!』放課後の教室で突然聞えた声。もちろん誰もが、一斉に廊下に出て様子を見る。 けれど、あたしは帰り支度に余念が無く、 ケンカなんて眼中に無かったの。だって今日は、特別な日だったんだもの!だけど…。「なんで! 涙が高峯くんとケンカな訳?」そんな女子生徒の言葉が、あたしの手を止めた。(高峯くんがケンカなんて…?)まさか、あの高峯君がケンカなんて、するはずが無い。そう思ったあたしは、確認
流香 さん作 [283] -
ガンバッ! みなみ
優等生? 劣等生? アナタならどっちがいい? なんて愚問だよね…。 もちろん誰だって優等生の方が良いに決まってるもの、でも――。 でもね、頑張っても人には限界ってあるんだから、そこの所は理解して欲しいよね。 「あの〜すいません。」 「は〜い。」来客に気付いて、慌てて出迎えに行くあたしは、笠原みなみ15歳。一応高校受験を控えた受験生なんだけど、今は家の手伝いで大忙し「どうされましたか?」
紫依 さん作 [252]
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