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おねえ さんの投稿された作品が4件見つかりました。
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紅い女神〜セリアノスの騎士?〜
翌日、晴れ渡った空の下、紅い国の城ではウリューゼアが来訪者を案内していた。「今更、紹介もないと思うよ。彼らの事は知っているし、彼らも俺の事知っているじゃないか」リュウはウリューゼアの隣りを歩きながら言った。「だからよ。改めて紹介しなきゃならないの。正式な使者殿だもの。私を助けてくれるのでしょう?」ウリューゼアは意地の悪い笑みを向けて聞いた。「お前って時々意地悪だよな」「あなたの反応が面白いからよ
おねえ さん作 [290] -
紅い女神〜セリアノスの騎士?〜
「確かにマキも言っていたわ。この戦、何かあるって」ウリューゼアは真っ直ぐにリュウの瞳を見て言った。「姉上の占にも出ていたらしい。紅い国のほうに俺が来ることになった理由の一つだよ」リュウはウリューゼアの長い髪を一房手にとって軽く引いた。それにつられるようにウリューゼアはリュウの腕の中に抱かれた。「あの時の傷はほとんどなくなっているみたいだな」髪が背中から流れ落ちて微かな傷が露わになった。「だっ、大
おねえ さん作 [276] -
紅い女神〜セリアノスの騎士?〜
「リュウ」ウリューゼアは突然の来訪者に驚いて、名を呼んだ。「炎の部族の長殿。王より正式な依頼で参りました」リュウは恭しく頭を下げてウリューゼアを迎えた。「王政国討伐隊隊長殿、よくいらしてくださいました。歓迎いたします」ウリューゼアはすぐに紅い国の代表者のように振る舞って、リュウを迎えた。謁見は滞りなくすみ、二人はウリューゼアの部屋で話を始めた。「どうしたのよ、こんな時期に、それも出陣直前に正式に
おねえ さん作 [264] -
紅い女神〜セリアノスの騎士?〜
晴れ渡った空の下、こんなに穏やかな平和な所で戦があるなどと思えないような日和の中、騎馬に跨った重装備の者達が別れ道で立ち止まっていた。「ではな」リュウは手を挙げてもう一つの隊を指揮する副官に声を掛けた。「隊長、お気をつけてください。あなたが向かう方がかなり危険だと伺いました」「心配してくれてる?」「あ、当たり前です!」副官は照れながら答えた。「大丈夫だよ。心配するな。青き国も変わらず危険な場所に
おねえ さん作 [298]
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