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愛衣 さんの投稿された作品が12件見つかりました。
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恋の実-10
きゅる…るるる…る。「………昼じゃん〜」「うわッ!早いな-」「腹減ったよお〜夢子ちゃあん」「お腹なってるしね(笑)」「何か食お-??」「……じゃあッ、あたし作ったげようか♪♪」「うっへぇぇ!?夢子料理とかできんの!?」「最高に最悪だね!あたし料理超得意♪」「作ってえ♪♪」甘える潤がすごく可愛い。あたしたちは一階のキッチンに向かった。「俺しかいないから冷蔵庫なんもないよ〜」「はあ!?普段何食べてん
愛衣 さん作 [193] -
恋の実-09
しばらくあたしは潤の綺麗な寝顔を見つめていた………潤…かっこよくて綺麗な顔してる…。髪の毛、あたしが好きな長さで…ワックスでしっかり立ててあって…茶色で、ふわふわしてて…。眉毛いじりすぎなんだよ…薄くて細いね。今度かいてあげようかな…まつげもすごく長い。肌すごく綺麗で白いなあ…唇…あたしとキスする唇。上唇が薄くて下唇がぷっくりしてる…あたし、いつもこの唇に触れてるんだな。何か…ドキトキするな。潤
愛衣 さん作 [185] -
恋の実-08
潤のベッドの中で、あたしは眠った。さっきまで圭史朗の事で頭がぐしゃぐしゃになっていたけど、潤のいつもつけているライオンハートの香りで一気に癒された。潤が近くにいるんだって思うだけで、何だかホッとした。そして、圭史朗の事や潤の事を一生懸命考えている自分が馬鹿らしくなってきた…今は潤が大好きで。圭史朗は元カレで。そんなの当然潤の事だけ考えるのが彼女でしょ、と、自分に言い聞かせた。圭史朗が誰と付き
愛衣 さん作 [283] -
恋の実-07
ベッドから降り、ワンピの乱れを直した。すると、ふと窓の外に男女が歩いているのが見えた。…………………圭史朗………と、亜紀…??確か圭史朗は、めぐみって言う人と付き合ってるって噂があった…圭史朗は、めぐみが好きになってあたしと別れた…めぐみとは結構長いって聞いた…………どうして…???何で亜紀といるの…?めぐみは!?別れたの!?もう別れた男のことを考える自分が嫌だった。何かみじめだった。「夢
愛衣 さん作 [285] -
恋の実-06
潤の家までは、40分程でついた。大きな家だ。「親2人して出張でさ♪2週間したら帰ってくるからまた今度の休みにも来いよ♪♪兄弟いねぇし家空いてるからさ(^皿^)」「うん♪」大きな門が開き、セキュリティー完備の玄関をくぐると、吹き抜けのリビングがあった。高そうなアンティークがちらっと見えた…。潤の部屋は2階の突き当たりのすごい大きい部屋だった。少し緊張しながら、「おじゃましまぁす…」とゆっくり入
愛衣 さん作 [444] -
恋の実-05
あれから、中2に上がり、圭史朗とまた別のクラスになった。弥夜とは、また同じクラスになった。圭史朗は、その好きな人と付き合い、けっこう長いらしい。あたしは、沢山の人と付き合った。中2になりたての日の放課後。弥夜はちょっと前にできたタメの彼氏と帰っていった。春休みに弥夜と髪を染めた。あたしは赤に近い茶、弥夜は栗色に染め上がった。そして2人で化粧の研究をして、眉毛を整え、中2に上がる始業式には完璧にあ
愛衣 さん作 [347] -
恋の実-04
突然。まだ2ヶ月。『好きなヤツ出来たから、別れよう』また、手紙だった。今回は愛おしいなんて思わなかった。でも、悲しくなかったし、泣きもしなかった。あんなに好きだった圭史朗が、付き合って安心したのか何故か遠い存在に思えた。たぶん、2人でいることも遊ぶこともなかったからかな。心に距離が出来たのかも…って思い始めたときに、突然別れてくれと言われて。ある意味突然なんかじゃなかったのかもしれない。2人に距
愛衣 さん作 [391] -
恋の実-03
あたしたちは、廊下ですれ違ったらちょっと喋るくらいで、恋人らしいことなんてしたことなかった。「ねぇ夢子!!圭史朗君とどうなったのってば!!!」弥夜は、すぐこう言ってくる。「どうって…何もないし」「うそだぁ!だってもう…えっと、もう1ヶ月じゃん!!」「1ヶ月だからってまだ何もないから!!!」焦ったようにあたしは答える。でも、本当に何もしてない。「圭史朗君って〜手早いんでしょ??チューもしてないワケ
愛衣 さん作 [402] -
恋の実-02
告白は圭史朗らしくなかった。手紙で、『ずっと好きでした。付き合って下さい。』すごくすごく圭史朗らしくなくて、愛おしくて、嬉しくて…なんかむず痒かった。圭史朗があたしのこと好きだったなんて思いもしなかった。ずっとあたしの片想いだと思っていたのに。あたしは、恥ずかしがりながら、親友にだけ打ち明けた。親友の弥夜(やや)は、自分のことのように喜び、『夢子(ゆめこ)と圭史朗君似合ってると思ってたんだぁ♪』
愛衣 さん作 [488] -
恋の実-01
あたしと圭史朗が出会ったのはあたしが小4の時。圭史朗がいる小学校に転入した。その時は学校に慣れるのに一杯一杯で、圭史朗の存在に気付かなかった。けれど、5年から同じクラスになってぐんと仲良くなったよね。あたしは圭史朗への特別な感情はなかった。年齢のせいもあるし、圭史朗はかっこよくてモテてたから、あたしには手の届かないような感じがしたのかもしれない。とにかく、圭史朗は1番の男友達だった。そしてあたし
愛衣 さん作 [447]
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