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リュウ さんの投稿された作品が14件見つかりました。
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いのり?
また少し二人が近付いたのはある湖に行った時。足場が悪くて、歩きにくい場所だった。男がすっと手を差し出してきた。一瞬考えながらも、すぐに男の手をとった。湖に降りた所で私は罪悪感と恥ずかしさを感じ、ぱっと離した。それから男は決まって、私の手をとるようになった。 増えたのは会う回数だけではなかった。連絡を取り合う事も多くなった。男から頻繁に来るメール。そのメールの内容に疑問を抱きながらも、二人の距離
リュウ さん作 [146] -
いのり?
今まで行った1番好きな所に連れてってよ。男が言った。男の運転する車を案内しながら私は大好きな河原へ向かった。そこは昔から私が知っている場所。水も空気も音も何もかも大好きな場所だ。ここに来るのは1年ぶり…。やっぱり大好き。そう思った。 隣で男は大きく深呼吸している。嬉しそうに私に笑いかけて、いい所だね。そう言った。そこで、石投げをしたり、足を水につけたり、二人は子供みたいに遊んだ。こんな風に飾らず
リュウ さん作 [149] -
いのり?
好きになるはずのなかった男。その男との関係が進んだのは、その男からご飯食べに行かない?と誘われた時からだった。お互い知っていた店でいつか男に一緒に行こうよと誘われた店だった。冗談だと思いながら聞いていたから、思いもよらない誘いに戸惑いながらも、仕事の先輩と後輩がご飯を食べに行く事は普通だよね?と思いながら、誘いにのった。あまり意識はしていなかったが、話題が豊富で、趣味も似ていたため楽しい時間
リュウ さん作 [196] -
いのり
こうしてこの人と朝を迎える事が出来るのは、あと何回だろう?隣りで寝ている13歳年上の男を見て思った。そんな事を考えると、無性に愛おしく思えて、私は寝ている男の唇にキスをした。そのキスで男はゆっくり目を開ける…。眠たそうな顔で少し笑って、キスを返してきた。二人で迎える朝はいつもこんな感じだ。その時私は言いようのない幸せを感じる。好きな男と迎える朝。女なら誰もが幸せを感じる瞬間だろう。しかし、私と
リュウ さん作 [239]
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