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一撃 さんの投稿された作品が6件見つかりました。

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  • 気まぐれの代償?

    「本当に引き受けて良かったんですか?また警察から目を付けられますよ」革張りの豪奢に椅子に身を預けた二ノ宮に後ろから声が掛かった。二ノ宮がゆっくりと振り返る。立っていたのは、眉目秀麗な青年であった。「小林少年・・・人生とは不可解なものなのだよ」二ノ宮は大きく息を吐いて言った。「まぁ、先生が良いなら構いませんが・・・それと、何度も言いますが私は小林少年ではなく、小田林麗です」呆れたように青年は返す。
    一撃 さん作 [438]
  • 気まぐれの代償?

    「息子を殺した犯人を探してください!」目を赤く腫らせて初老の女は言った。しっかりと化粧すればそれなりに見えるはずなのに、女は髪すら乱れていた。「つまり、息子さんは自殺ではなく殺されたと?」女の話を黙って聞いていた男は尋ねた。女は返答として頷く。「しかし、それを頼むのであれば、警察に行くのがよろしいのではないですか?」「ダメです、信用できません!ですから、あなたに頼んでいるんです。」女の目に宿るの
    一撃 さん作 [410]
  • 気まぐれの代償

    男は執務机に向かい、身震いした。今日は今年一番の冷え込みだという。魔女の接吻さながら、凍えるような寒さの日であった。男は自分の背中に冷気がかかったような気がした。振り返ると、書斎の扉があけられていた。確かに閉めたはずだが?と男は思ったが、すぐに蓋をして、これから起こるであろうことに思考を飛ばした。「もう少しで・・・」男は誰にでもなく呟く。横顔には幾重もの感情が渦巻いていたのだろう。苦笑いをして、
    一撃 さん作 [443]
  • 気まぐれの代償

    男は執務机に向かい、身震いした。今日は今年一番の冷え込みだという。魔女の接吻さながら、凍えるような寒さの日であった。男は自分の背中に冷気がかかったような気がした。振り返ると、書斎の扉があけられていた。確かに閉めたはずだが?と男は思ったが、すぐに蓋をして、これから起こるであろうことに思考を飛ばした。もう少しで・・・男は誰にでもなく呟く。横顔には幾重もの感情が渦巻いていたのだろう。苦笑いをして、立ち
    一撃 さん作 [443]
  • 誹の雨

    6月20日梅雨も終わり、夏へと向かう、昼下がりの午後であった。叫声が響き渡る。そこは先程まで、どこにでもある公園の風景だった。子供たちが砂場でじゃれあい、駆け回る。しかし、今は母親が必死の形相で子供を抱え上げ、出口へと逃げていた。死にたくない、死なせたくない、二つの感情が交錯していた。公園の中心に位置する、噴水広場、そこには一人倒れる男と、一人立ち尽くす男。一瞬、何かあったのだろうか?と思うよう
    一撃 さん作 [389]
  • 心配されない男

    「もう別れましょう。」彼女は言った。僕は突然の出来事に固まってしまう。その後は、僕がわかった・・・と言うまで、何を言っていたか覚えていない。たぶん、何で?とか、別れたくない!とか言ったに違いない。理由さえ覚えていない。いや、覚えていないんじゃない。理由は最初からわかっている。「一人で何でもできる」それだけのこと。昔からそうだ、「何でもでかるよね!」とか、「おまえに任せれば安心だわ」とかそんなんば
    一撃 さん作 [410]
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