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ギルドギア さんの投稿された作品が76件見つかりました。
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Dragon's eye [3ー27]
「…左を見ろ」サイスは、グランの言うとおりに左を見て、金竜の存在を確認した。「……あ〜…またやっちゃった?」「ゴガァ!ガァ♪」「はいはい…ご苦労さん」「…早くそいつを何とかしろ」グランが金竜を指差しながら言った。「あいよ………混沌から出でし『金』の竜よ…連なる聖の鎖を解き…我が魂に静まりたまえ!」サイスの呪文と共に、金竜はサイスの胸に吸い込まれるようにして消えた。「……アスカさん…」「元気出しな
ギルドギア さん作 [240] -
Dragon's eye [3-26]
暴風を身に纏い、顔面には奇妙な紋章が浮かんでいる。体からは、黒いオーラが漏れている。瞳は黒に近い紫色に輝いている。「…邪魔ヲスルナ!」男はサイスを睨み付けた。「……貴様…やはりヴィガ…ヴィガディ・ジャグラか…!」「…グランカ…久シイナ…」「サイスを放せ!」ライトは、ヴィガに近づいて行こうとするグランを止めようと足を掴んだが、振り払われた。「……『鍵』ハ全テ殺ス…!」「…おいおい…貴様も『鍵』だろ
ギルドギア さん作 [314] -
Dragon's eye [3-25]
「あの男の乗ってる竜の名前だよ」「もうちょっとカッコイい名前は無かったの?ありきたりじゃん」「そんなこと言われても……僕が名付けた訳じゃないし…」「作者のせいか…」「あっ!駄目だよそんなこと言っちゃ!リアリティ溢れちゃうから!」「あ…ごめん…」「あ〜!タバコが切れたぁ!」突然ロンドが叫んだ。その瞬間、グランの肘打ちが襲い、地面に倒れ込んだ。「「「知るか!」」」「煙が晴れてきたな…」グランが言うと
ギルドギア さん作 [325] -
Dragon's eye [3-24]
聞き覚えのある声。我に返ったレンは、頭上を見上げた。そこには、白竜乗る四人の影があった。「グラン!ロンド!変態!………?」「ライトだよ。宜しくね」「へっ…変態!?」「ていうかてめぇらさっさと降りろ!こいつは熱いの苦手なんだよ!」そう言いながら、右足で白竜の背を叩くグラン。「はいよ」グランを含め、四人は白竜の背から飛び降りた。グランが右手を挙げると、白竜は雪山へと飛んで行った。「僕が…変態…?」「
ギルドギア さん作 [296] -
Dragon's eye [3-23]
【鍵?なんか妙だな…】「確か今の奴も鍵だったよな……ん?でも繋がらない?…ちっ…ハズレかよ」「…何がハズレだ!人を何だと思ってんだ!」「そう力むなよ…『鍵』は邪魔なんだ」【おい…レン!何かヤバいぜ…こいつ】「大丈夫…さっきの奴、大切だったんだろ?…すぐに会わしてやる」男が笑いながら右手を挙げると、その右手に先程の巨大な火球が溜まっていく。【黒竜じゃなくてあいつが撃ってたんか!…ていうかレン!逃げ
ギルドギア さん作 [223] -
Dragon's eye [3-22]
鳳凰刀に凄まじい雷が溜まり、アスカが蒼炎竜に振り下ろそうとした。その時だった。蒼炎竜の火球とは比べ物にならない、蒼炎竜よりも遥かに巨大な火球がアスカに落ちた。その時の爆風で、レンは8mほど吹っ飛んだ。レンが起き上がり、アスカの方を見る。そこにはアスカの姿は無く、ただ巨大なクレーターがあるだけだった。「アスカさん!!」返事は無い。レンは膝立ち状態になり泣き出した。その時、頭上から声がした。「困るん
ギルドギア さん作 [212] -
Dragon's eye [3-21]
レンは右、アスカは左に跳び、火球を避ける。アスカはポケットから楕円状の物を取り出し、蒼炎竜の頭目掛けて投げた。「少年!耳を塞げ!」レンはアスカの言うとおりに耳を塞いだ。その瞬間、蒼炎竜の頭についた楕円状の物が高周波の音と共に爆発した。蒼炎竜は突然の衝撃と轟音でパニック状態になり、そのまま転んだ。転んだ後も何が何だか分からないままのた打ち回っている。轟音で、半規管をやられたのだ。レンも、耳を塞いで
ギルドギア さん作 [220] -
Dragon's eye [3ー20]
「は〜〜疲れた…」レンは起き上がると、背伸びをし、アスカから狗斬を受け取った。【負ける程悔しいことはない…】「…すまん」【…この話しは後だ…来るぞ!】「は?」「少年!跳べぇぇぇぇぇ!」レンは何が何だかよく分からなかったが、その場の気配を察し、8mほど進んでいたアスカの方へ跳んだ。その瞬間だった。さっきまでレンのいた地面が消し飛び、煙が上がる。それを見たレンの背中に冷たいものが走る。レンはアスカの
ギルドギア さん作 [226] -
Dragon's eye [3ー19]
鳳凰刀の纏う雷が弾け、両者が吹き飛ぶ。アスカは華麗に着地したが、レンは尻から落ちた。鳳凰刀は、バチバチと音を立てている。「ケツいてぇぇぇ!!」【落ち着け!レン!敵を見ろ!……まぁ敵ではないが…】「すっげぇ雷…」「これで互角かな?」アスカは鳳凰刀に寄りかかっている。鳳凰刀は太刀に近いのだからかなり長い。アスカが十分寄りかかれる長さなのだ。「…行くぞ!狗斬!」【おう!】「行くよ…鳳凰!」【あぁ…】「
ギルドギア さん作 [210] -
Dragon's eye [3ー18]
火山の溶岩が狗斬に集まっていく。当然柄より上の部分のみだが。集まった溶岩は一瞬で冷え、狗斬は巨大な岩石の剣と化した。まだ微妙に熱が残っているのか紅く発光している。こんな物で斬られたらひとたまりもないだろう。レンはこれを盾にして雷牙を防ぎ、構えた。【いつの間にこんな技を…】「さっきとっさに思いついた」【すげぇ!】「だろ!?」【よっしゃあ!ドラマチックに行くぜぇ!】「…」【…どした?】レンはしばらく
ギルドギア さん作 [222]