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ギルドギア さんの投稿された作品が76件見つかりました。

 
  • Dragon's eye [1ー6]

    しばらくしてから、我に返ったレンは、また、山頂を目指して歩み始めた。もう九合目まで来ていたので、すぐだった。小さな小屋が見えて来た。木造で、今にも吹雪で吹き飛びそうだが、木はしっかりと組まれていて、土台も固めて安定している。そして何より、小さな窓から漏れている灯りに、温もりを感じられた。温かい光だ。雪山の極寒なんて忘れてしまうほどだった。レンは、入口のドアをノックしてみた。「師匠ー!いますかー!
    ギルドギア さん作 [314]
  • Dragon's eye [1ー5]

    「覚醒って…何のことだ?」少年が尋ねた。返事は直ぐに返って来た。「貴様…何も知らんのか?」不思議そうに答える男に、少年は言葉を返した。「あぁ。知らないさ、何も」男が返す。「貴様は……レン…だよな?」「!……何故知っている?」「やはりそうか……しかし知らないということは…ガイル様は知らせていないのか?」「何をブツブツ言っている?」「いや…何でも…」「それより、お前は何者なんだ?」「俺か?俺はグラン
    ギルドギア さん作 [298]
  • Dragon's eye [1ー4]

    そして、少年目掛けて狼が飛びかかって来た。その時だった。目の前に、一人男が現れた。男は、背中に掛けていた、1mほどの巨大な剣を外し、狼に向かって振り下ろした。狼は真っ二つに裂け、飛びかかって来た時の勢いで、そのまま崖へと堕ちていった。少年は一瞬の出来事に呆然としていたが、男が再び剣を背中に掛けるのを見て我に返り、男に話し掛けた。「え〜と、助けてくれて、ありがとう」男は、少年より少し年上なぐらいだ
    ギルドギア さん作 [291]
  • Dragon's eye [1ー3]

    少年の言葉に対しての《獣》の返事は、直ぐに返って来た。『オマエガ………クルノヲ………ズット……………マチノゾンデイタ』もう完全に熱くなっている少年も、直ぐに返事をした。「俺を待っていた?何の目的で?」そう答えたその時だった。目の前にいる《獣》の姿が、徐々に消えていくのが少年の目に映った。「おい!待て!どうなっているんだ?お前は一体何なんだ!?」消えながら、《獣》は答えた。『ワタシハ……オマエノ…
    ギルドギア さん作 [307]
  • Dragon's eye [1ー2]

    《獣》は、狼に似ていたが、それにしてはとてつもなく大きかった。誰もが簡単に想像する狼。体の大きさが、それの10倍以上である。その姿を見た瞬間、極寒にも関わらず額から汗が流れ落ちるほどだ。余りの大きさに、気持ち悪いと感じてしまう。それでも、毛並みはきれいに整っていて、白銀のからだに黒い筋状の模様が10本ほど走っていた。しかし、奇妙なことに、少年を凍死させてしまいそうなほどに冷たく睨みつける《獣》の
    ギルドギア さん作 [338]
  • Dragon's eye [1ー1]

    高々とそびえ立ち、吹雪を身に纏い、荒れ狂い急斜な地面。要するに、雪山である。だが、雪山と言ってもただの雪山ではない。獲物を求める、獰猛な獣がウジャウジャいるのだ。例えば簡単に言えば狼などだが、必ずしもそれが《獣》だとは言い切れない…。そんな雪山の麓あたりに、一人の少年が歩いていた。いや、登っていたと言った方が正しいだろう。髪はかなり濃いめの茶色で、どちらかと言うと黒と言った方がピンとくる色である
    ギルドギア さん作 [504]
 
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