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梨央 さんの投稿された作品が49件見つかりました。
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〜永遠の恋〜11
不安な気持ちを抱えたまま、時間は5時。悠哉と一緒に帰らないと。教室には誰もいない。ガラッ「……美保」「悠哉!」「先帰ったかと思った。」「約束したじゃん。」本当は怖いけど、悟られないように笑顔を振りまく。「…佐々木から聞いた?」「うん。」「俺が怖くないの?」「えっ、えっと」「本音でいいよ。」「…うん。少し怖い…かな。」「やっぱりね…」「でも、嫌いになってないよ!」「無理すんな(笑)」「無理なんか
梨央 さん作 [314] -
〜永遠の恋〜10
それにキレた佐々木君は、悠哉を何度も殴った。至る所から血が出て、悠哉は死ぬ手前だった。佐々木君は相当喧嘩が強くて、誰かが止めに入らなければ悠哉を殺していた。佐々木君は岡崎君と親友で、これを機に喧嘩はしなくなったと言う。もう大事な友達は失いたくないと…_________あたしは、どうすればいいの?悠哉とどう接したら…「……桐谷のこと嫌いになった?」「………」「嫌いになんないで欲しい。」「…でも」「
梨央 さん作 [402] -
〜永遠の恋〜9
悠哉は納得できなくて彼女に問い詰めた。「誰が好きなんだ?」すると彼女は「………岡崎君」と言った。日頃から、ライバルだった岡崎君が好きだと知って、悠哉は「決着をつける。」と言って、岡崎君のいる所に向かった。彼女まで奪われたくない。とか思ったんだと思う。その彼女は可愛くて、岡崎君も好きだったらしいから。悠哉と岡崎君は、一対一で決着をつける事になった。【死なない程度に】これが約束。やばそうだったら、そ
梨央 さん作 [317] -
〜永遠の恋〜8
「お前は俺の大事なダチを……殺したんだ」教室中がざわめく。「……殺したって?」「こいつ、人殺しなんだよ。」悠哉が人殺し?どういう事?みんなの悠哉を見る顔が一瞬にして変わる。それは、凄く冷酷な目だった。「……悠哉…本当?」悠哉は教室を飛び出した。あんな悠哉の顔見た事ない。「ねぇ佐々木君………どういう事?」「場所移そう。」誰もいない場所。冷たい風が吹き抜ける沈黙が続く。「聞きたくなかったらいいよ?」
梨央 さん作 [324] -
〜永遠の恋〜7
彼は何も言わず自分の席に着くと、花瓶を隣りのあたしの席に…「ちょっと何してんの!?」あたしは駆け寄って尋ねた。「…邪魔だし。」「だからって!」「はいはいおやすみ」そう言うと彼は机に顔を伏せた。「お前ふざけんな。」気付くと隣りには悠哉がいて、花瓶を持つと中の水を彼にかけた。「悠哉!」「こんくらいしないと分かんねぇんだよ!」「そんな……」「美保さ、こいつが好きなの?さっきからかばってるし。」「違うよ
梨央 さん作 [335] -
記憶
いつか君は忘れてしまうんだろうか僕が生きていたことをいつか僕も忘れてしまうんだろうかこの世界にこの時代にこの場所に君が生きていたことを忘れたくなくても運命には逆らえなくて時間と共に記憶は消えていくそれを進化と名付けた人もいれば老化と嘆く人もいるどちらにせよ人は人を忘れていつかは自分さえも忘れてしまうだから僕は今を生きる君の生きるこの世界をいつか忘れてしまうとしても君と過ごした時間は僕の生きた時間
梨央 さん作 [163] -
〜永遠の恋〜6
あたし達は屋上でご飯を食べる事にした。「あいつ、佐々木だっけ?明日辺り遊んでやろうかな。」「えっ?」「俺に歯向かうとはいい度胸だから相手してやんの!」悠哉に目をつけられた奴は、全治何週間の怪我をして、学校に来なくなる。「やめなよ!悠哉だって問題起こしたら退学でしょ?」「別に退学なんていいよ。つうかさ〜なんであいつをかばうの?」「かばってないよ!あたしは悠哉と会えなくなるのが嫌なの!」「えっ!まさ
梨央 さん作 [347] -
〜永遠の恋〜5
「なにあいつ!マジむかつくしー」女子からも批判の声。あの態度だけでクラスが敵になる事もある。自分の事は棚にあげて人の悪いところしか見ない人間。「……佐々木君は、そんなに悪い人じゃないよ!」思わず佐々木君をかばってしまう。みんなの視線があたしに集まる。悠哉が驚いたように「はっ?」と尋ねる。「だから、さっき話したけどちゃんと話してくれたし…多分聞こえなかったんだよ!」「嫌っ明らかに聞こえてたよ?てか
梨央 さん作 [308] -
〜永遠の恋〜4
悠哉は、「昼飯、一緒に食おうぜ!」と言って来た。「分かった♪あたしも悠哉と食べたいし〜」作り笑いを浮かべて、嬉しそうに見せて、本当の自分を見せないように…悠哉はあたしの反応を見ると、満足げに自分のクラスへと戻った。本当は、葵達と食べたいけど、「良い彼女」って思われたい。あたしが自分の席に着くと、彼は、寝ていた。さっきの続きが気になったけど、そのままにしておいた。_________キーンコーンカー
梨央 さん作 [309] -
〜永遠の恋〜3
「よろしく!」切り出したのはあたし。休み時間になっても彼の周りに人だかりは出来なかったのだ。「…おう。」彼はあたしの顔も見ず無表情で答えた。「えーと、名前は?」「……たける」そう言うと紙に何かを書き始めた。「これ。」彼の差し出した紙には 【毅琉】とだけかかれていた。「こんな字なの?」「そう。」「あたし、佐倉 美保って言うの。」「佐倉?」「うん。」まさか聞き返されるとは……しかも目があたし見てる。
梨央 さん作 [327]