トップページ >> 梨央 さんの一覧
梨央 さんの投稿された作品が49件見つかりました。
-
片思いの先は…18
どういう事?「居なくなるの!?」「うん。言ったら梨央悲しむと思って言わなかったんだけど。」「そんな大事な事、はやく言ってよ!!」「ごめん。だけど最後なんだよ?気持ち伝えなくていいの?」「でも、」「もう!!焦れったいなぁ!分かった。あたしが放課後先生を呼び出すから、そのまま告れっ!!」「無理だよ!」「無理じゃない!!梨央は後悔して欲しくないの。」「…分かったよ。」「決まりっ!じゃ心の準備しとけよ!
梨央 さん作 [318] -
片思いの先は…17
「先生、もう無理」「はぁ!?何言ってんの?もしかして気分悪い?」「気付くの遅い。」「分かった。家まで送るから、歩けるか?」「ゆっくり休めよ!」「ありがとうございました。」私は、先生に家まで送ってもらい、そのまま寝た。ピピピピッ静かな部屋に電子音が響く。早く寝たからもうすっかり元気!!よく考えてみると、昨日は沢山先生と話したな。今日は、舞希に報告しよ♪「凄いよ!もう恋人じゃん!アンモニアに
梨央 さん作 [272] -
片思いの先は…16
「あぁ〜1日来ないと変な感じ。」先生は満面の笑みで言った。幸せ。隣りに居れるだけでいい。「じゃあ、生物室行こう。」「はい。」生物室前。「はぁ〜ドキドキする。やっべー大丈夫かなぁ?」「………大丈夫だと思う。」「なんだよ!その間は?(笑)じゃ入るか。」ガチャッドアを開ける。カーテンの締まった薄暗い部屋には、キツい匂いが漂う。「くっせー!!なんだよこの匂い!」先生は、うろうろと生物室を歩き回る。「こ
梨央 さん作 [286] -
片思いの先は…15
『なんだろう。さっきから先生の様子がおかしい。』「宮下ってどんな男が好みなの?」そんな事言われると、期待すんじゃん。『先生みたいな人。』って言ったらどう反応する?多分、凄く困った顔をして「ごめん」って言うんだろうな。「優しい人。」「優しい人ねぇ。他はないの?」明らかにおかしい。何でそんな事を私に聞くの?「ないです。私急いでるんで、帰ります。」あたしは走り出した。「あっ待って!!痛っ!!」驚いて振
梨央 さん作 [492] -
片思いの先は…14
パンッパンパンッ私の心とは裏腹に天気は快晴。澄んだ空に体育祭の始まりを告げる、花火があがる。相変わらずの長い校長の話。第一種目の100m走。佐伯先生がいない悔しさをバネにして、結果は1位!!楽勝だよ。新藤先輩とも普通に話せるし、ずっと舞希が隣りに居てくれる。寂しくない。「これで、第31回の体育祭を終了します。」帰り道。優勝して嬉しいはずなのに、舞希は先輩と帰っちゃうし、佐伯先生はいないし。
梨央 さん作 [547] -
片思いの先は…13
「もしかして………」「一応大丈夫みたいだけど、当分学校来れないみたい。」「死んだのかと思ったじゃん!真剣に話すから!」「ごめん(笑)でも大丈夫?前に「先生がいるから嫌な日も学校に来る!」って話してくれたよね?」そんなこと忘れてても良いのに…「今日は、泣いても良いよ?梨央の気がすむまで。」その瞬間、張り詰めていた緊張の糸が、音も立てずに切れた。「舞希!!」私は、舞希に抱き付き泣きじゃくる。先生がい
梨央 さん作 [370] -
片思いの先は…12
「舞希?」公園のベンチに座っている舞希に手を振る。明らかに元気がない。「どうしたの?」「………」「舞希?」「あのね梨央。良く聞いて。」なに?舞希おかしい。嫌な予感が頭をよぎる。「さっき、新藤先輩とメールしてたの。」「メールしてたんだ?」「うん…それでね、今日3年生の人が佐伯先生に告白したんだって。先生って若いでしょ?だから狙ってる人が結構いるみたいで」えっ?言葉が出ない。「それで先生は断ったの。
梨央 さん作 [448] -
片思いの先は…11
「私、やっぱり先生が好きなんです。」「………そっか。……実はさ、あの時分かったんだ。梨央ちゃんが走って行った時。もう無理だなって(笑)」笑ってるけど少し寂しそう。「ごめんなさい。」「謝んないで、佐伯は俺から見てもいい男だよ。頑張れっ!」「はいっ!!!」先輩。今までありがとうございました。先輩と別れ、舞希とも仲直りして今まで通りの生活に…。「梨央!あたし彼氏できた!!」彼氏か、そういえば好きな人い
梨央 さん作 [549] -
片思いのは…10
もうやめよう。先輩は私を好きだと言ってくれる。それだけで充分なんだ。先生のことは…………諦める。「もう戻ります。」「大丈夫なのか?」「大丈夫です。」小さく呟く。優しくしないで。これ以上悩みたくない。所詮、生徒と教師。好きになってはいけない人だった。「ありがとうございました。」「………」私が戻ろうとした時、えっ?手をつかまれて、私は先生の腕の中に、「先、生?」「ごめん!」とっさに私を突き放す。「あ
梨央 さん作 [340] -
片思いの先は…9
誰もいない場所に行きたくて、一人になりたくて…私は屋上にいた。「キーンコーンカーンコーン♪」5時限目のチャイムが鳴る。教室には戻れない。「そうじゃない」そう言おうとした舞希の目には涙が。すぐ泣くんだ。舞希が悪い。裏切ったのは舞希だ。でも、頬に涙がつたう。親友と思って打ち明けた、あたしの気持ちはどうなるの?「誰にも言わないでね?」「了解!言いたくても言えないけどね♪」笑って話したあの時の私はもう…
梨央 さん作 [548]