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導夢 さんの投稿された作品が15件見つかりました。

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  • baseball〜夏を目指して〜2

    土曜日の午前明日はとうとう決勝戦が始まる。相手は選抜優勝校の葉月高校。4番は3年の藤谷で、1年の時から4番を任されている高校屈指のスラッガー。こいつをいかにして攻略するか…。捕手の細波が駆け寄り口を開く。「オイ、雄二!今日は軽めの練習っていっても、もうちょっと気合いの入った球投げてくれ」「あぁ。高志、スマン」ボールがミットに収まる気持ちいい音が響く。細波高志。俺と同じ2年で、実力で正捕手の座をも
    導夢 さん作 [159]
  • baseball〜夏を目指して〜

    やや日も陰り始め、車道には昼間よりも車が溢れ、歩道には会社帰りのサラリーマンや買い物帰りの主婦、これから仕事であろう着飾った女性達。様々な人間が様々な人生を歩んでいる街で、二人の高校生が道を歩いていた。「いよいよ、明後日は決勝戦だね。雄二」雄二というのは俺の名前。名字は海原。皆川高校2年の17歳。そして、野球部のエースだ。…まぁ、エースと言えば聞こえはいいけど、実力で勝ち取った訳じゃない。本来の
    導夢 さん作 [213]
  • フェニックス 27

    グリトニル宮殿の門のところで騎馬を降りるフィン。そこに門番している若い騎士が一名やって来る。フィンの前に来ると若い騎士はピシッと背筋を伸ばす。「フィン総隊長!遠征から戻ってこられたのですね」 「あぁ。数時間前に着いたばかりだ。首都の状況はどうなっている?」一度両足を揃え直す若い騎士。「ハッ!首都には多数のモンスターが侵入してきましたが、大多数は北西部周辺の守備についた者によって駆逐され、グリトニ
    導夢 さん作 [197]
  • フェニックス 26

    ヴァロールは掌(てのひら)をゼノスの腹部に持っていく。掌と腹部の間に若干のスペースを残したところで、ゼノスは突然後方の向かい側の民家目掛けて吹っ飛んだ。今度はゼノスが壁に激突した。なす術もなく壁に叩きつけられ、血が喉から逆流しそれを口から吐き出す。灰色の地面が朱に染まる。「クソッ」口の周りについた血を手で拭う。ヴァロールは胸にささった剣を抜くと、そこから血が流れ出すがしばらくすると血も止まり傷が
    導夢 さん作 [171]
  • フェニックス 25

    先に仕掛けたのはヴァロール。ゼノスとの間合いを詰める。その途中。そこに置いていたかのように、何もない空間から剣を取り出し切り払う。素手での攻撃を予測していたゼノスは虚を突かれ、反応が遅れる。上体を反らしながら後ろに飛び退く。傷は浅く、皮一枚切っただけ。続く上段からの一撃は受け止める。睨み合う二人。口を開いたのはゼノス。「前よりもやるようになったんじゃないか?」「当たり前だ」ゼノスを押し飛ばし、前
    導夢 さん作 [285]
  • フェニックス 24

    黒の戸張が空を覆いつくし光を頑なに遮る。新月の夜は、陽の光を反射し暗い世界を僅かに照らす月も無い。フィーナ騎士団が遠征から戻り、崩れかけた戦線は何とか持ち直すことが出来た。フィーナ騎士団陣営「現在の状況はどうなっている?」一息ついたところでフィンは部下に尋ねる。「増援の量が多く、当初の予測よりも厳しい戦いが強いられていたようでしたが、我々の加勢により戦況は五分といったところです。現在、モンスター
    導夢 さん作 [245]
  • フェニックス 23

    首都の北西に展開した騎士団は、今まさにモンスターの大軍と衝突しようしていた。その少し前。会議室では皇帝に招集された騎士団の団長達が、意見を交わしているところだった。戦闘を行える騎士団員の総数、稼働できる陸送艦の数や稼働時間。モンスター達の構成。どのようにして迎え撃つか、など。「やはり、陸送艦は足止め程度にしかならないか」「しかたあるまい。ある程度の攻撃手段は備えているがあれは本来、戦闘用に造られ
    導夢 さん作 [282]
  • フェニックス 22

    「しかし、ここから盗み出すとは余程の手練れ。これからは今まで以上に警備を厳重にしよう。では、聖杯をここに」すると、しばらくして側近の一人が銀色に輝く杯のような物を持ってウィンバルドに渡す。ウィンバルドはリアファルをその杯の上に載せた。「これでようやく、リアファルを元の場所に戻すことが出来た。公の場で公表出来ないのが残念なくらいだ」先ほど聖杯を持ってきた側近が慌てて「皇帝!いくら戴冠石が無事に戻っ
    導夢 さん作 [217]
  • フェニックス 21

    「大義の任、果たしてくれたようだな。見事だ、フォルセティ=ヴァール」謁見の間。目の前の玉座に座しているのは、ティノア神聖帝国皇帝ウィンバルド=ティノア。発する言葉には重みがあり、一挙手一投足は皇帝の威厳に満ちていた。「ハッ」深く腰を曲げ礼をするセティ。いつになく緊張しているようだ。相手が皇帝なのだから仕方がないことだが。「それでは、例の物をこちらへ」ウィンバルドの隣りにいた中年の男がセティに声を
    導夢 さん作 [234]
  • フェニックス 20

    「……。これは!」サッと顔色が代わり、通行証をすぐにセティに返すと一歩後ろに下がり、両足をそろえビシッと敬礼をする。「失礼しました!お通り下さい!」「お、おい。一体どう…」相棒の兵が思わず問い掛けるのを遮り「いいから敬礼しろ!」と、怒鳴る。「わ、分かったよ」相棒の迫力に押され、答えを得られぬまま敬礼をする。二人の兵の目の前を、セティとゼノスは通り過ぎ門を通過して見えなくなったところで、「スレイプ
    導夢 さん作 [271]
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