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導夢 さんの投稿された作品が15件見つかりました。

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  • フェニックス 19

    昼と夜が三度変わった後、陸送艦バレットクロウは首都オリュンポスのステーションに着いた。ぞろぞろとバレットクロウから乗客が降りて行く。ここから人々は長い長い検問の行列に並び、数日経った後ようやく首都に入ることが出来るのだ。すでにカインは出ていった後で、部屋にはゼノスしかいない。出ていく直前の言葉は『いつ首都に入れるか分からないから、少しでも前に並ばないと』だった。考えることはみんな同じのようで、到
    導夢 さん作 [321]
  • フェニックス 18

    周囲に大きな気笛が鳴り響き、艦内に放送が流れる。「本日は陸送艦バレットクロウに御搭乗ありがとうございます。当艦は首都オリュンポスへ向け間もなく発進致します。繰り返します……」一瞬揺れたかと思うと窓の外の景色が流れだす。最初はゆっくりと。そして、徐々に景色の流れるスピードが速くなっていく。「この柄のデザイン…」鞘から剣を抜き、窓から差し込んだ陽の光を反射し黒光りする刀身を、好奇の眼差しで見つめる。
    導夢 さん作 [247]
  • フェニックス 17

    溜め息をつきながら二等室に入ったゼノスは、チケットに記載されきている部屋番号を探しながら艦内を歩いていた。C-6、C-7、C-8…ブツブツと呟きながら、「C-37…ここだな」入口上部に張り付けられたシルバーのプレートには、{C-37}と刻み込まれていた。ゼノスはドアを開ける。部屋内にはテーブルとその周りに4人分の椅子。そして、ベッドが用意されており、大きな窓からは外の景色がよく見えた。腰に差した
    導夢 さん作 [289]
  • フェニックス 16

    夜が明け、太陽が姿を現し多くの生物が活動を開始する。「ゼノス。それ…何?」セティの細い指が指しているのはゼノスの両手いっぱいにぶら下がっている荷物。「それと、その二人は?女の子の方は見覚えがあるんだけど…」そのまま指が上がり、ゼノスの右に移動する。陸送艦が入艦するステーションの改札前で待ち合わせをしていたゼノスとセティだったが、予想外の出来ごとに不思議そうな顔をしたセティが質問を投げ掛けた。「何
    導夢 さん作 [309]
  • フェニックス 15

    「彼が了承してくだされば私に異論はございません」ジフは特に表情を変えることなく、無機質に言った。「そう?よかった」嬉しそうな顔を浮かべるアスマナだった。「それではゼノスさん。よろしくお願いします」驚きの表情のゼノスが「ちょっとまて!いったい何をさせるつもりなんだ?」当の本人を差し置いて話が勝手に進み、さらにはいきなりお願いをされたゼノスは慌ててそう言った。「あら、そういえば何も言ってなかったわ」
    導夢 さん作 [312]
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