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182 さんの投稿された作品が132件見つかりました。

 
  • 主役よりも

    私がドラマや漫画を見ていていつも魅力を感じるのは主人公ではなくナンバー2や敵役、ライバルです。何で?と言われてもはっきりしたことは言えないんですけど、ほとんどの主人公には何というか、消えない安心感、安定感があるというか…、ピンチが来ても結局大丈夫なんでしょ?みたいな感じでさほど注目しないんですよね…。一方敵役、悪役のストーリー上の人生などを見てみると主人公の人生以上のドラマがあるような気がします
    182 さん作 [399]
  • オスメス

    ルックスや経済力で相手を選ぶなんて…、そんなことを友達から愚痴のように聞かされた。私も最初はその友達と同意見だったかもしれない。『愛』があればお金なんて関係ない。『愛』があれば顔なんてどうだっていいって。野生の世界では強いオスを選ぶのは当然の本能、自分の為ではない、後に残されるものの為、強い子孫を残すのは当然。一見野生動物で言う『強さ』とルックスや経済力は同じものでは無い気がする。だが腕力が何の
    182 さん作 [540]
  • シュルシュル 第7話

    「そうだ。俺はツチノコの守護者だ。いや、守護神だ。私は神だ」何の影響を受けたのかは分からないが金の亡者だったナオからは黒いオーラを感じられなかった。それどころか後光がさしているではないか。いや、そう感じるだけかもしれないが明らかに昨日のナオとは違っていた。「…いったい何があったんだナオ」当然の疑問だ。「昨日神の使者が家に来たんだ。そして生命の大切さを諭された。そしてメフィスという名前を与えられた
    182 さん作 [495]
  • シュルシュル 第6話

    その日の夜コタロウはツチノコの件について考えていた。それ以上にユウキのことも気になっていた…。ただ単に優しいだけなのか、それとも変人なのか。だがどちらにしろユウキの言うことは正しい事なのかもしれない。それにコタロウはユウキに対して負い目を感じていた。小学校時代の動物脱走事件。あの事件の原因は実は自分にあったのかもしれない。そう思っていた。正確に言うと自分ではなく『自分達』。週に1日だけ飼育委員以
    182 さん作 [484]
  • シュルシュル 第5話

    「それ、どういう意味だ?」「…えぇと…その…、逃がしてあげよ…あの子」なんとなく予想はしていた。小学校時代の話だが未だに覚えている。ユウキとは関わりがなかったが小学、中学と同じ学校に通っていたコタロウはある事件のことを思い出していた。小学四年のときの動物脱走事件。飼育小屋の鍵を開け全ての動物を逃がした犯人は今目の前にいるユウキ本人だった。逃がした理由は、『かわいそう』だったから。ただそれだけの理
    182 さん作 [477]
  • シュルシュル 第4話

    なんとかナオを落ち着かせると押し入れから籠を取り出しユウキの目の前に置いた。ナオの時と同じくしばらくの沈黙が流れる。「…これ本当に本物?」「ケチつけんのか?ちゃんとくびれがあるだろ」「ふーん」なんだか肩すかしを食らったようだ。ナオのときとは違って反応が薄すぎる。ユウキはまじまじとツチノコを観察するとゆっくりと籠の扉に手を伸ばした。「何してんだ?」そのセリフを言う前にまたユウキがやらかした。ユウキ
    182 さん作 [480]
  • シュルシュル 第3話

    「痛い、痛い…!ごめんなさい!もう言いません!」とっさのことでユウキをねじ伏せる手に力が入っていた。女の子に対する扱いじゃないがこいつはいつもこんな感じだ。つまり女として見られていないという事だ。「お前には話してやるから誰にも言うな!」ユウキを黙らせるにはもうこれしかなかった。賞金山分けが三分の一になるかもしれないが仕方ない。苦渋の決断だ。「絶対だよ。ツチノコも見せてね?」ユウキは立ち上がると無
    182 さん作 [530]
  • シュルシュル 第2話

    次の日コタロウとナオは教室前の廊下で何やらこそこそと話をしている。話題はもちろんツチノコ。「なぁコタロウ、あのツチノコ、お前はどうすべきか分かってるよな?」兵庫県のある町の話は有名だ。ツチノコを生け捕りにすれば二億円、本当に貰えるのかは疑わしいがそれを利用して町おこしをしている。それだけ大々的に宣伝していれば賞金をあげないわけにはいかないだろう。「お前、俺に教えてくれたってことはさ…つまり、そう
    182 さん作 [484]
  • シュルシュル 第1話

    「で、それで『そいつ』がどうしたって?」「それがさぁ『そいつ』が『シュルシュル』って俺の足下まで来たわけよ。で、『そいつ』を捕まえたんだ」「で?それで何だったんだ?それ」信じるかなこいつ?俺が捕まえた『そいつ』のこと。まぁ、でもこいつなら口も固いし…、よし、言ってみるか。「ツチノコを捕まえたんだ。マジで」友人の直(ナオ)は最初は信じなかった。俺がこの手で確実に捕まえたあのくびれのある蛇を。これは
    182 さん作 [651]
  • ダメ…

    数年前の淡い思い出。「ダメ…」「何でだよ。さっきはいいって言ったじゃん。もしかして恐くなった?」「…そんなんじゃないけど…」「じゃあいいじゃん。いくぞ」「…あ!」「何だよ」「ダメ…これ以上は…壊れちゃう…」「もうお前の意見なんてどうだっていい、スイッチ入ってんだよ。」「…でも、優しくないとやだ…」……………「あぁー分かった分かった。大丈夫、次は優しくするから…」「…うん、優しくだよ?」「分かって
    182 さん作 [809]
 
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