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さんの投稿された作品が52件見つかりました。

 
  • motel??

    また、彼女がノックもせずに部屋に入ってきた。「ちょっと!少しは家事でも手伝ったら!!私だって好きでやってる訳じゃ―――――ょ――――わかって――――…………」いつものように激しく愚痴をこぼす彼女の言葉を聞きながす。ベットの上に寝そべりながら、壁にはられたカレンダーをながめた。…あれから約三ヶ月……。彼から連絡は来ない。私は枕の下から二つ折りになった紙をとり出した。紙を開き、彼が書いた字を指先でな
    さん作 [157]
  • motel??

    寝るのが怖い……。今感じている事が全て私の思い違いになるような気がして。しかし、今まで感じたことのない安らぎが私を眠りへと導く。ジョージの腕の中で……。自然と意識が戻ってくる。カーテンのない窓から太陽の光がさしていた。一晩中感じ続けていた温もりが……今はなかった。大きなベットに私一人が残されている。彼を見つけるため、ベットから出た。すると、私が昨日座っていた一人がけソファの上に不自然になにかおか
    さん作 [172]
  • motel?0

    ………どのくらい…泣き続けただろう………………。私は、ベットの端に座りジョージの胸で泣いていた。ジョージも私の隣に座り、ずっと体を支えてくれていた。何度も涙を拭ったセーターの袖口がびしょびしょに濡れている。心はだいぶ落ち着いたのに、涙はまだ流れ続ける。……私はなぜ彼の胸をかりて泣いているんだろう………酷い目にあいそうになったのに………。ゆっくりと彼の胸から頭を離す。彼もゆっくりと、私の体を覆って
    さん作 [219]
  • motel??

    そして、ゆっくりと顔を私の首筋に埋めてきた。「やッッ…めてッッ!!」やっと声が出た。ジョージは顔をあげなかった。生温かく柔らかい感触が首を這う。感触は湿り気を残しながら、徐々に下の方へつたっていく。「パパが出たの!!」出来る限りの声をはりあげた。「それで、帰って来る日が…いつもより遅くなるって………5日まで……帰って来ないって………。」声が震えた…。抑え込んだ感情が、はちきれたように溢れ出す……
    さん作 [191]
  • motel??

    「――ッッ!!」勢いよく床に腰をうちつけた。痛みに気をとられる暇もなく、襟元を掴まれ引き寄せられた。ジョージが床にかがみ込み、私に顔を近づけた。静かに私を見ていた。とても怖かった。体が震えている。「言え。」「…………。」…それでも言いたくなかった…。唇をかんで、必死に恐怖心を押し殺そうとした。顔を背ける。すると、また体が自分の意思を無視し動いた。襟元から持ち上げられ、ベットの上に仰向けに抑えつけ
    さん作 [179]
  • motel??

    わざとらしく声を明るくした。「…いきなり電話かけてきてどうしたの?」ふと抱いた疑問が口から出た。「ああ、実はいつもの年よりながくこっちで過ごす事にしようと思うんだ。」「…そう。」…だいたい予想がつく。あの人がそう言い出したに違いない。「そうなんだ。じゃ、ゆっくりして来なよ。私ももう少し長く遊びたいと思ってたからさ…何日くらいに帰って来るの?」「そうか。5日くらいにしようかと思うんだ。」「そ、いい
    さん作 [166]
  • motel??

    誰かに体を揺すられた。自分が今どこにいるのかわからなくなり、バランスを崩してソファから落ちそうになった。がしりと腕を掴まれ、床に落ちるのはまぬがれた。腕を掴んでいたのは、ジョージだった。どうやら、私はいつの間にかソファに座ったまま寝ていたらしい。「ん…?」携帯電話を渡された。私のだ。私が投げつけたままにしたのを、彼が拾っていたようだ。受け取ってみると、ライトが点滅していた。パパから電話だ。「怪し
    さん作 [180]
  • motel??

    階段を上り、部屋のある3階についた。横に短い廊下がのびていた。ジョージは番号札とドアに書かれている色褪せた番号とをてらしあわせながら、廊下を進んだ。左右の壁にドアが3つずつあった。ジョージは一番奥のドアの前で止まった。「ここだ。」ドアには“37”とかかれていた。彼が手早く鍵を開け、つれられ中に入る。ドアが閉まると、ジョージはずっとつかんでいた私の腕をはなした。MOTELよりは広いところだ。部屋の
    さん作 [177]
  • motel??

    「そこを借りたい。」またバックをしょいなおした。細身の男は半開きにしたドアを片手で押さえて、壁にもたれながら少し考えいる様子だった。それから、口を開いた。「手付けに200。家賃に250でいいなら鍵をもって来ますけど。」そう行って、親指で部屋の中をさした。「ああ、それでいい。」ジョージは即答した。あまりお金の事は気にしていないようだ。何で稼いだのかと考えると少し怖くなった。細身の男は返事を聞くなり
    さん作 [354]
  • motel??

    ギシッッ…ギシギシッッ……ギシッッ………ギギッッ…徐々に地上が見えてきた。駐車場の蛍光灯が妙に明るかったせいで、来たときよりも外が暗い気がした。路地に出た。車で通った時よりは狭い気がしなかった。歩くには充分な幅だ。ジョージは私が見ているような光景には目もくれていなかった。駐車場に隣接している古い建物に入った。外観から見た感じでざっと7階建てくらいだった。中はあまり新しいとは言えなかった。入ってす
    さん作 [219]
 

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