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さんの投稿された作品が52件見つかりました。

 
  • motel??

    天井についた電灯がまばらにあたりを明るく照らしている。ジョージは駐車場に入ってすぐのスペースに車を停めた。停車している車はほとんどなかった。エンジンがきれた。一気に音がなくなった。「静かについてこい。」そう言って彼は車を降りた。騒ぐつもりなんてなかった。そんな事をしても意味がないから…。たたみこんでいた足をゆっくり戻し、ドアを開けた。外に出て、ドアを閉める。音が響いた。ジョージが後部座席のドアを
    さん作 [146]
  • motel??

    ジョージが犯罪者なんて……昨日の様子からは想像ができるはずもなかった。……私が人質…??妙な気分だった。さっきまでは恐怖でいっぱいだのに、なぜか今はずっと落ち着いていた。自分の中で何かがふっきれたような気がする。どうしようもない寂しさが心に残っている。結局どこに行ってもこの気持ちは消えることはないようだ。足をうずめて、小さくなって座った。折り畳んだ膝の上に頭をもたげ、窓の方を見た。自然に涙が流れ
    さん作 [202]
  • motel?0

    ……“酒と男はダメだぞ!約束だ!”…………………………………………………“気にしすぎじゃない”……………………………………“気を付けて行ってらっしゃい。楽しんできて。”………………………………………………股のわきで携帯を持つ手に力が入る。そのまま運転席に向かって携帯をなげつけた。「ッッ!!」ジョージに携帯がぶつかり、車が蛇行した。彼がこちらを見た。「おぃ…!」私は何も言わずにシートの間を抜け、助
    さん作 [184]
  • motel??

    後部座席に乗せられ、荒々しい運転に体が激しく揺れた。どうなってるのか…状況が理解できない。でも、何かとても危険な事に巻き込まれているようだ。ジョージの様子も変わった。昼間とは、まるで別人のようだ。強くつかまれた腕に痛みが残っている。殺意さえ感じさせる言葉。恐怖に体が震えた。…誰か…助けを呼ばないと……。スポーツバックの横についているポケットの中に携帯電話が入っている。さいわい、ポケットはチャック
    さん作 [177]
  • motel??

    サラの表情がさらに曇った。「待ってッッ!!なんなの?何する気?」俺は、バックのジッパーをいきおいよく閉めた。床に置いてあるサラの荷物もひろいあげ、ベットの上に置く。そして、自分のジャケットをつかみ、はおった。「もうここには居れない。ついてこい。」サラの腕をつかんだ。「やめッッ……!!」俺の手をふりはらおうと、激しく抵抗している。つかんだ手の力を強めた。「…痛ッッ!!」「今さらお前を置いていく訳に
    さん作 [190]
  • motel??

    ――沈黙――。誰かが走って来る。音がだんだん近づき、そのままドアが開く音に変わった。ドアを開けたのは、ジェフだった。「……予想より早くかぎつけられたみたいだ。」いつになく、厳しい表情。「そうか。」いつかはこうなる時が来るとわかっていた。ジェフがこっちに向かって何かをほおった。反射的にそれを片手で受け止めた。車のキーだ。「ここに着くまでまだ時間はかかるはずだ。早く荷物まとめて、どっか行けッッ!俺だ
    さん作 [158]
  • motel??

    「………パパと……」力ない笑いがもれた。そして、続けて言った。「本当は男と酒はダメって言われたんだけどね…。」ジョージは差し出していた手を戻し、ビールの口を開けた。プシィュッッ爽快な音。ビールを一口飲む。「…だからあんな紙まで作った訳…。」「…………そう。」少し恥ずかしくなった。自分でもなんでこんなに必死に約束を守ろうとしているのか、不思議だった。「まぁ、半分破ったようなもんだけど。」笑いながら
    さん作 [134]
  • motel??

    ―――ラ――…――サラ―………私を呼ぶ声が聞こえた。「…んッッ…。」まだ眠い。重いまぶたをなんとか開いた。きばんだ天井が電気で照らされている。「んッッ――――!」ベットの中でおもいきり伸びをし、気だるさを感じないうちに布団から出た。そして洗面台に向かった。鏡を見る。……ひどい顔…。蛇口をひねり、水を手ですくいうがいをした。…いつの間にか寝てた…。今、何時だろう…。目覚める時、ジョージが私を呼んだ
    さん作 [181]
  • motel??

    サラは横になってすぐに寝てしまったようだった。俺は、冷蔵庫に買ってきたものをしまい終え、腕時計を見た。5半か…まだ早いな。ベットの上で寝ているサラを見ると、そのまま寝てしまっていた。寒くないように布団をかけてやった。そして、ソファに腰をおろした。“……優しいね………”天井を見ながら、ため息をついた。サラは……誤解している。俺は、優しい人間なんかじゃない。……俺は…何してんだ……。こんな状況で初対
    さん作 [159]
  • motel??

    モールについて、買い物をした。パンや冷凍食品、オレンジジュースと食料をそろえた。「明日、31日だね。」「あぁ。」レジに品物を置きながら言った。「何かしたい…?」私は少し考えた。「………ぃや、いい。」ビニール袋に詰め込み、二人で一つずつ持ちながら帰った。また、バスにゆられながら。MOTELについた時、もうだいぶ暗くなっていた。道のわきにある街灯もゆるくともりだしている。ジョージがドアの鍵を開けた。
    さん作 [177]
 

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