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R さんの投稿された作品が8件見つかりました。
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だれも「うん」と言わない
もう…否定され疲れた。言い返す気力もない。……間違っていたのは私ですか?ある年の春…オヤジ「お前、今年はもう受験の年か?」私「あぁ、来年は大学生だね。」オヤジ「早いもんだ。高校の受験、こないだじゃなかったか?」私「すっかり二年たっちまったよ。」オヤジ「…そろそろ予備校探すかぁ…」私「えっ」母「そうねぇ。あ、この前新聞にいくつか予備校の宣伝があったわ。」オヤジ「よぅし、それだ。」私「おいおい、オレ
R さん作 [638] -
道
流れるように読み、止まることを捨て、覚えることのないように、又流れるように読め。私は全ての道でなければ、そもそも全ての道など存在してないのだから。時としてある人はある人に出会い、いずれ別れる。時過ぎればまた別のある人に出会い、またいずれ別れる。その中には様々な喜怒哀楽が流れ、また後に無となる。永遠なきヒトトキの積み重ねに皆それぞれの道を踏みしめる。あぁお前、お前がその道を選ぶなら私もその道を選ぼ
R さん作 [390] -
友列車(下)
友列車(下)…本当の友だちって何だろう?時は過ぎて2月。約束の大学の受験日がきた。しかしあいつはこなかった。あれ以来東京の話はしなくなったが友だちとしての仲はだいぶ直っていた。……なのに…(あいつ…もうすぐ試験始まるぞ?話持ちかけた張本人が……!)ふと僕の脳裏にあいつが電車に乗る姿が映った。大荷物を抱えて。…まさか…?僕は試験会場を飛び出した。あいつまさか…東京…に……今すぐ…行かなきゃダメだ!
R さん作 [342] -
友列車(上)
友列車(上)ガタン…ゴトン……電車の音は嫌いだ。あれを思い出してしまう…一緒に遊び、一緒に笑い、一緒に歩んだ。中学で出会い、高校を僕らは同じ道を選んだ。というより、このへんの田舎にはそう多くの学校はなかったから別の道が無かった。口べたな僕には友だちがいなかった。小学生の時は虐められた経験もある。そいつは陽気に話しかけてきた。その頃の僕はとにかく静かな環境を望んでいた。僕にとってそいつは空気の読め
R さん作 [399] -
高井戸日記―?
高井戸日記―?桜の蕾が風に揺れている。その下には神田川がそよそよと流れる。「おやぁ、雫ちゃんじゃないか。 そっちの嬢ちゃんは?」橋の上にはおじさんが立っていた。 第三話 優しい笑顔(その2)「こんにちは、森さん。こちらは里香ちゃん。昨日…「初めまして、清水里香です!」雫の紹介が終わるより先に、里香は元気よく挨拶した。と言うかフライングした。「おぉ、元気いいのぅ。ワシは森。そこの商店街で八百屋やっ
R さん作 [332] -
高井戸日記―?
高い高い清掃工場の煙突からモックモックと煙が出ている。煙は南に向かって進み行く。「あら、里香ちゃんおはよう。どうしたの?」綺麗な長髪の女性が出てきた。「おはようございます、管理人さん。…えと、食料が無かったので買いに行こうと思ってたんですが…場所を教えてもらえますか?」管理人さんこと田辺雫(たなべしずく)。このアパートの管理人で齢26歳。「フフ…里香ちゃん、ちょっと寄ってきなさいな。何か作るわ。
R さん作 [311] -
高井戸日記?
高井戸から始まる私の大学生活四年間の(ヒーリング)日記…「ふわぁ……あれ?…?…ここは……あっ!」(そうだった。私、清水里香(きよみずりか)は昨日からここ、高井戸の住人になったのでした。) ― 第1話 始まりの朝の優しい風 ―\r今は3月の終わり。日曜の午前9時。昨日までとは違う朝の景色。そして散らかったいくつかのダンボール箱。「あぁ…しまった…片付け途中で寝ちゃったんだね〜。」里香は、ぽへ〜〜
R さん作 [354] -
草原の上の飾り物 ?
あなたと踊るワルツは…綺麗でした。あなたとかつて踊ったこの場所は今も健在です…。ただ変わったのはソコから見える景色と…あなたがいないということです。1982年10月…灰色の空の下、風なびく丘の草原の上に1人の老人が立っていた。彼は「ジェン・バショフ」。数年前からか、彼は毎日のようにこの町外れの草原に来ては 町を見下ろしていた。町の住民からは「草原の守人(もりびと)」と呼ばれ、変わり者扱いされてい
リル さん作 [400]
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