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etc. さんの投稿された作品が40件見つかりました。

 
  • DECEIT [突破] ?

     車は右に左に動き回り、望は前を見つめてハンドルを素早く操る。 「各チームに通達する!! 敵と思われる車両、二台が我々を追跡中!! プランDに変更!! 繰り返す! プランDだ!!」 『……了解……直ちに援護を向かわせます……』 携帯電話から聞こえてくる声は緊張しているようで、固く聞こえる。 光が我に帰り、後ろを振り向くと二台、黒塗りのバンが物凄い速度で向かって来ているのが分かった。 「また、あい
    etc. さん作 [451]
  • DECEIT [突破] ?

     高級外来車のエンジンは元気一杯そのもので、アクセルを踏み込むと背中を伝わって、振動と凄まじい音が伝わってくるのがわかった。 光には今何処を走っているのか、さっぱりである。 ただ分かるのは海が見える事。 既に雨はやみ、夕日が大きく紅蓮に輝いていた。 今日は本当に迷惑な日だ。 デートと偽って光に近づいて来た美青年が、光を護衛するためにCIAから送られて来た諜報部員。 同じく諜報部員で、隣に座ってい
    etc. さん作 [517]
  • DECEIT [護衛] ?

     「眠らせた?」 「あぁ、そうだ。ぐっすり眠って貰った」 「麻酔銃だったの?」 「そうゆうことだ。奴らも大事になることを避けるために麻酔針を使っていたみたいだな。しかも、相当性能の高いやつを」 「素人が?」 「多分、上からのお届けものだろうな。たかが麻酔針で死んだように見せかける技術は相当なものだ」 「じゃあ何で私に向かって発砲しなかったのかしら?」 確かにその通りだ。普通に考えるならばターゲッ
    etc. さん作 [563]
  • DECEIT [護衛] ?

     「一体どうゆうことなの?」 今の自分が何故ここにいるのか、何故追われているのか、父が侵した犯罪との関係は何か……。 その核心に触れる事ができると感じた光は、身を乗り出さずにはいられなかった。 「君のDNAにある」 「血液ってこと?」 「まぁ、そんなとこだな。正確には君の皮膚を少し頂きたい」 本や映画等でしか知らないその存在。 その”DNA”が原因で追われている、ただそれだけで今、自分は苦しい思
    etc. さん作 [489]
  • DECEIT [護衛] ?

     「未だによく理解出来てないんだけど」 自分の眉間にシワが寄っている事を、光は気が付いていない。 「このシステムは1990年にアメリカのマック・ハーバー博士が考案したもので、プログラムシステムの向上が目的で開発された」 「どうゆうこと?」 「簡単に言えば自分でシステムを見直して、改善し、発展させる機能を搭載したプログラミングデータだ」 「いい機能じゃない。私の頭にも欲しいわ」 ひかりは頭を人差し
    etc. さん作 [491]
  • DECEIT [護衛] ?

     「父が何か犯罪をしていたっていうの?」 「いいや、そうは言っていない」 不安は増すばかりだ。 「16年前、君のお父さんは貿易事業を向上させようとIC関連の仕事を同時に始めた」 「そんなことは知ってる。インターネットのお陰でうちは成り立っているようなもんだからね」 「君の会社の利益の約八割が海外からの注文から成るもので、今の会社の成長に欠かせないものだろうな」 焦らす望の態度が気に食わない光は自
    etc. さん作 [510]
  • DECEIT [護衛] ?

     「CIA……。え?」 「名前だけは知っているようだな」 光の頭の混乱は更にエスカレートした。 「望様がCIA……て何?」 辺りが一度静まり帰ったのを、車内の三人はひしひしと感じていた。 その空気を裂くように、望が口を開く。 「……一度しか言わねぇからな。CIA、Central Intelligence Agencyは通称アメリカ中央情報局だ」 分かったのか分からないのか、微妙な顔をしている光を
    etc. さん作 [716]
  • DECEIT [発端] ?

     車が屋敷を出ようとした時、一台のバンが事件現場へと走り去っていくのが見て取れた。 光にはそれがなんだか検討がついたようだ。 『あれが例の処理班ってやつね……』 「……くそ!」 突然の事でびっくりしたが、どうやら運転席からの声らしい。光にはその声に聞き覚えがあった。 「望様?」 「……よくわかったな」 辺りが一瞬固まったかのようだった。 「何で……」 「何でかって? それはこっちが聞きたいさ!」
    etc. さん作 [517]
  • DECEIT [発端] ?

     銃を受け取った男は私を上から睨みつけている。 背中にまた悪寒が走る。 『殺されるんだ……』 そう直感で感じた時、光の顔は先程の蒼白さとは一転して真っ赤になり、今にも泣き出しそうである。 すると思いもよらない事が起きた。 二本のライフルを渡されていたあの男が、私に向かってウィンクをしたのだ。 訳がわからず硬直してしまう。 「ご苦労さん」 プシュッという音が二回したかと思うと、二人の武装した男が地
    etc. さん作 [543]
  • DECEIT [発端] ?

     突然なことに言葉を失ってしまう。 背筋に悪寒が走り、顔面は蒼白、一体何があったのさえ検討もつかなかった。 はっと我に帰った光はもう一人のガードマンに目をやる。 そこに微動だにせずに立っているはずの黒人が仰向けになって転がっていた。 「嘘よ……何かのまちがいでしょ……」 するとテラスの屋根の上から黒いロープが二本、するすると光を囲むように垂れて来た。 未だに理解不能なその高校生をしりめに、防弾チ
    etc. さん作 [528]
 
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