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月の狼さんの投稿された作品が118件見つかりました。

 
  • (仮)永遠の絆…最後の愛…7-2

    徹は子供のように喜んでいた。真理は少し呆れたような表情で見ていたが、内心は嬉しかった。そう言う所が浦道 徹の憎めない所で好きな所だったからだ。小田 真理と浦道 徹の出会いは真理が勤めている会社と浦道 徹の建設会社が取引をしていた事から始まる。入社して間もない頃、真理が親会社の徹の会社からの発注を間違えてしまい電話で物凄い剣幕で怒られた。その時、お互いの会社に何千万という損失が出たのだから怒られて
    月の狼 さん作 [316]
  • (仮)永遠の絆…最後の愛…7

    6.俺は、何処をさまよい歩いたのか、気がつくと知らない公園のベンチに腰掛けていた。さっきのボーイの話ではモデルみたいな女性はブランドのバッグを嬉しそうに抱きかかえ浦道という男とベッドに腰掛けていたという。その話を聞いた時、俺は鈍器のような物で頭を殴られたような衝撃をうけた。なぜ真理が?どうして真理が?…疑問しか浮かんでこなかった。俺のせいなのか?落ち度を考えようとしても頭の中が真っ白になって何も
    月の狼 さん作 [288]
  • (仮)永遠の絆…最後の愛…6-2

    徹は真理の言葉に完全に浮かれていたのだった。ボーイは何度も何度も深々と、お辞儀をしながら部屋を出た。真理は一瞬呆れた顔をしたがモーニングを小皿に取り分け徹の顔を見て微笑んだ。そんな真理を見ながら徹は最高の気分だった。グランドピアノホテルは特別階のロイヤルスイートルームだけ露天風呂がある。もちろん真理達がいる部屋がロイヤルスイートだ。露天風呂は有名な温泉のお湯を運んでいる。15階から眺める景色は最
    月の狼 さん作 [313]
  • (仮)永遠の絆…最後の愛…6

    5.真理「ねぇ〜。」部屋に入った真理はベッドのふちに腰掛け、徹からプレゼントされたグッチチのバッグを撫でながら上目づかいに徹を見た。徹「どうした?…まさか…『バッグの中に何も入って無いから買ってぇ〜』なんて言うんじゃないだろうな?」真理「買ってくれるの?それなら、グッチチのお財布がイイわ!」徹は驚いた。真理「…なんてね。嘘よ嘘。違うわよ。先にお風呂に入る?って聞きたかったの。」徹はヤレヤレという
    月の狼 さん作 [302]
  • (仮)永遠の絆…最後の愛…5-2

    4階はシアタールームとフィットネスクラブがあり5階はエステと花屋と美容院がある。6階から13階までがホテルになっていて14階はディナー専用の高級レストランとバーがある。最上階の15階はVIP会員のみ利用出来るホテルになっている。真理達が乗ったエレベーターは途中で一度も止まる事なく最上階の15階で止まった。あの真っ赤なスポーツカーからして真理と一緒に居た男は、かなりの金持ちなのだろう。俺はショック
    月の狼 さん作 [285]
  • (仮)永遠の絆…最後の愛…5

    4.徹はスーツの内ポケットから金色のカードを取り出しホテルのフロントに見せた。フロント「いつも、ありがとうございます。少々、お待ち下さいませ。………お待たせ致しました。お部屋の方1507になります。今ご案内いたします。」徹「今日は荷物がないから案内はいいよ。朝食を食べたいんだけど、部屋に運んで貰えるかな?」フロント「かしこまりました。すぐに、ご用意させていただきます。」徹はカードキーを受け取ると
    月の狼 さん作 [295]
  • (仮)永遠の絆…最後の愛…4-2

    真理「ふ〜ん。じゃあ、この車はいくらしたの?」徹「この車か?…この車は2500万だったかな…」真理「車1台で何が買えるかしら?」徹「分かった、分かった。300万なんて小銭だよ。それより朝は食べてきたのか?」真理「朝は少しだけ食べてきたけど…」徹「喫茶店でも入って食べるか?」真理「喫茶店?…あんまり他の人と顔を会わせたくないんだけど…」徹「そうだな。誰か知り合いにでも見られたらマズイからな。それじ
    月の狼 さん作 [290]
  • (仮)永遠の絆…最後の愛…4

    3.徹「旦那は大丈夫か?気がつかれなかったか?」浦道 徹(ウラミチ トオル)52歳。大手建設会社の社長。妻と2人の女の子がいる。かなりの大金持ちだが婿養子である。真理「会ってすぐにバカ男の話?」徹「いやいや、悪かった。君の事が心配だから…」真理「バカ男は大丈夫よ。朝からバカ男の話は止めて。気分が悪くなるわ。」徹「…すまない。まぁ機嫌を直してくれよ。今日は君にイイ物を持ってきたんだ。」真理「いい物
    月の狼 さん作 [296]
  • (仮)永遠の絆…最後の愛…3-2

    距離にしたら500〜600メートルぐらいは離れているだろう。なにも無い一本道だから真っ赤なスポーツカーが見えたが、どこかの信号で曲がられてしまったら、もう終わりだ。さすがにバスの運転手に「あの真っ赤なスポーツカーを急いで追ってくれ!」などとは言えないが…心の中では「早く、早く」と叫んでいた。その叫びが届いたのかどうかは分からないがバスは一度も信号で止まる事なく真っ赤なスポーツカーとの距離を縮めて
    月の狼 さん作 [304]
  • (仮)永遠の絆…最後の愛…3

    2.真理「もしもし?私。ゴメンね。いまバカ男が出掛けたから。…大丈夫。…うん…うん…分かった。10分から15分で用意するね。…うん…それじゃあ、また後で。」真理は電話を切ってすぐに服を着替えた。手際よくメイクをして急々と部屋を出た。大通りに出て来た真理を見つけて俺は、しっかり目で追っていた。俺が部屋を出てから、まだ30分も経っていない。普段と違って、よそ行きのオシャレな服装に身を包んでいる。足早
    月の狼 さん作 [300]
 
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