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マサムネ さんの投稿された作品が16件見つかりました。
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なぁ
愛したお前の為ならばダルい仕事も真面目にするからさ。愛したお前の為ならば酒もダバコもやめるから。愛したお前の為ならば命の車も売るからさ。愛したお前の為ならばなんでもやってみせるから愛したお前のことならば一生守って見せるからだからずっと一緒にいてくれやお前の父ちゃんにだって教会の外人にだって誰にだって誓ってやるからずっと俺ついてきや世界一幸せにしてやるからなにやってもダメな俺やけどこれだけは絶対や
マサムネ さん作 [553] -
さくら〜最後〜
「ごめんな。」最後に僕は君に謝った。「なんで?わたし幸せだよ。」僕はもう一度強く君を抱きしめた後、立ち上がった。「いこう。」車椅子に君を乗せて病院を出た。公園までは30分もあれば着くだろう。病院をでた僕らを君の両親がまっていた。「いってくるね。」君の言葉に泣き崩れたお母さんをささえながら、お父さんが僕に頭を下げた。僕も深く頭を下げた。公園の入り口には階段があるので僕は君を車椅子から背中に迎えた。
マサムネ さん作 [305] -
さくら〜後〜
夜になるまで僕は君といた場所を意味もなく徘徊した。準備といっても心は決まっていたので他には特に思いつかなかった。君とよく行った服屋で君の好きだったブランドの服を買った。何度か夜中に君に会いに忍び込んだことがあったから、君を迎えに行くのにも困らなかった。病室の扉を開けると君は窓の外を眺めていた。僕はそっとその横に座った。「すごく気分がいいの。病院に来てからこんなに元気なのははじめてよ。」ホントに少
マサムネ さん作 [253] -
さくら〜間〜
ベットの端に座ると僕はおそるおそる君の顔をのぞき込んだ。君は必死に笑顔を作ろうとしてくれた。君はどんな時でも僕を笑顔で迎えてくれる。それなのになにもできない自分が悔しかった。僕はゆっくりとさくらの噂を話し始めた。君は話の途中で何度もせきこみながら一生懸命に僕の話をきいてくれた。僕は話の途中で何度も泣き出しそうになった。それでも必死で笑ってくれる君のため必死にこらえた。話し終わるとゆっくりと起きあ
マサムネ さん作 [288] -
さくら〜前〜
君は今日もベットの中で僕の話に微笑んでくれた皆さん。この椅子で君と話をするのが僕の日課になっていた。医者に聞かなくても長くないことがわかるくらいに君は弱っていた。それでも君は僕をいつも笑顔で迎えてくれる。ほとんど話さなくなった君が一度だけ桜が見たいと言ったことがあった。僕は春になったら一緒に行こうと祈るような気持ちで約束した。いつものように病院へと向かう。今日はいつもより急いでいた。桜が近所の公
マサムネ さん作 [285] -
ベンチのない公園
この公園にはベンチがないから、大きな時計の柱によりかかって君を待つ。ポケットからイヤホンを引っ張り出したけど、音楽より先に君が呼ぶ声が聞こえて、イヤホンをポケットに突っ込んだ。この公園にはベンチはないから、君はすぐに僕の手を引いて歩きだした。前に来た時より、また少し夏の色が増えた町を君と歩いた。君は前来た時となにが変わったのか僕にはわからないショップで、何度も同じ質問を僕にした。ショップをでて町
マサムネ さん作 [418]
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