携帯小説!(PC版)

トップページ >> エリ さんの一覧

エリ さんの投稿された作品が52件見つかりました。

 
  • 初恋24-3

    「エリ、してもいい?」言葉の意味がわかった。一瞬、アキの時の恐い気持ちがよぎった。「エリが恐いならしないから。」私の表情をみてダイキが察してくれたんだろう。確かに恐いと思ってしまう。痛くてつらい思いしかわからなかったから。実際ダイキは今までキス以上のことはしてこなかった。私のことを大事にしてくれてるのが嬉しかった。だから、そんなダイキだからこそ大丈夫って思えた。ダイキを見つめたまま小さく頷いた。
    エリ さん作 [193]
  • 初恋24-2

    「はい、どうぞ。」ダイキが玄関を開けた。「おじゃましまぁす。」家の中は静まり返っている。「誰もいないから気使わなくていいよ。」ダイキがちょっと淋しそうにほほえんだ。「俺の部屋そこだから。」ダイキの部屋に入ると、男の子の部屋だなぁ〜って感じがした。「散らかっててごめんなぁ!これでも掃除はしたんだけどさ。」「ううん。なんかダイキの部屋って感じがする!」「俺の部屋だし!」軽く私の頬をつねってダイキが笑
    エリ さん作 [166]
  • 初恋24-1

    夏休みが近づくと、サチコがみんなでディズニーランドに行こうと言いだした。みんなが賛成すると、サチコはあっという間に段取りをすませてくれた。夜行バスで行くことが決まり、日にちは8月2日。サチコは何をしても手際がいい。すごく頼りになる。来月の今頃はディズニーランドに行くのかと思うだけで楽しくてしかたない。そのことに気をとられて、期末テストは散々な結果になり、追試決定になってしまった。「じゃあ、俺が教
    エリ さん作 [166]
  • 初恋23-2

    昼休みは、4人で過ごした。焼肉弁当をおいしそうに食べるサチコとコウヘイ。明日のお弁当のおかずをリクエストするダイキ。すごく楽しいけど、どこか淋しい。いつも来ていたミカがいなくなったこと。次の日も、そしてその次の日も。マイたちと同じように、ミカも私から離れていった。
    エリ さん作 [189]
  • 初恋23-1

    次の日。朝早く起きてしまったので、いつもよりゆっくりと準備をした。お父さんとお母さんの3人で朝ご飯を食べた。ちゃんと噛んで食べなさいって、お父さんに叱られた。子供の頃に戻ったみたいだった。4日ぶりの制服を着ると、なんかぎこちない感じがした。学校に着くと、下駄箱のところでクラスメイトに声をかけられた。「久しぶり!もう風邪治った?」どうやら風邪ってことになってたらしい。「うん!大丈夫だよ!」「エリの
    エリ さん作 [173]
  • 初恋22-4

    私が落ち着いたのを見計らって、ダイキはお母さんのいるリビングにつれていった。お母さんは不安そうな表情をしてリビングのソファーに座っていた。今まで私がこんなふうにひきこもることがなかったもんね。すごく心配をさせてしまった。ダイキと一緒にリビングに入ると、驚いて私をみつめた。「ほら、エリ。言うことあるだろ?」ダイキの手を握ったまま、お母さんの方に近づいた。「お母さん、心配させちゃってごめんね。でも、
    エリ さん作 [149]
  • 初恋22-3

    次の日。初めて学校を休んだ。ダイキも、ミカも、サチコも、コウヘイも、みんなに会いたくなかった。みんなにどう思われていたのか、不安でしょうがなかった。そして、一番不安だったのが、ダイキのミカへの気持ちだった。ダイキは今もミカが好きなの?ミカになんて答えたの?ダイキは私のことどう思ってたの?頭の中をいろんな考えが駆け巡る。ぐしゃぐしゃになってしまいそうだった。その時、いきなり携帯が鳴った。サチコから
    エリ さん作 [154]
  • 初恋22-2

    「今日ね、ミカはまだダイキのこと好きだよって言ったんだ!」「えっ?どういうこと?」ミカの口から理解できない言葉が飛び出した。「エリさ、ミカがヒロシ君に片思いしてるときに、ダイキにミカのことで相談されたんでしょ?」ミカの目が笑ってない。「ミカ知ってたよ!エリがダイキのことが前から好きだったこと。」頭の中が混乱してしまって言葉が出ない。池の鯉みたいに口だけがパクパクしてしまっている。「ミカの部活が終
    エリ さん作 [203]
  • 初恋22-1

    4日後、ミカは学校に出てきた。いつも通りの明るさを取り戻していた。「ヒロシ君なんか、もう忘れるもん!」そう言って笑顔をみせるミカ。でも、どこか前と違うような違和感があった。サチコもコウヘイも気付いていない。きっと私の気のせいなんだと思うようにした。昼休憩になって、いつも通りダイキを待っていると、ミカとダイキが2人で教室に入ってきた。「お腹減ったぁ〜!」ミカはそう言いながら、サチコの席に向かってい
    エリ さん作 [138]
  • 初恋21-2

    昼休憩の終わる時間が近づいてきたので、ダイキと別れて教室に戻るとミカがサチコのところにいた。よく見ると泣いている。サチコがミカの肩を撫でている。状況がわからなくてコウヘイに小さい声で聞いた。「ミカ、どうしたの?」「先輩に大学で好きな人できたからって、さっき電話でふられたらしいんだ。」コウヘイは困惑した表情でミカを見つめていた。サチコはどう言ったらいいか戸惑っている様子だった。「ミカ、大丈夫?」大
    エリ さん作 [302]
 

新着小説作品

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス