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エリ さんの投稿された作品が52件見つかりました。
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初恋?-1
朝起きるとダイキからメールが入っていた。『25日の昼1時にエリの地元の駅まで行くから、来てほしい。』今は10時。あと3時間しかない。「エリ、おはよぉ。」カナコ先輩とサチコが目を覚ました。「今日1時にダイキが来るって!!」焦りながら2人に説明する。「勇気出して、ちゃんと伝えるんだよぉ!」サチコがやさしく微笑んだ。「エリ頑張れ!」カナコ先輩はピースをして見送ってくれた。「後でメールするからねっ!!」
エリ さん作 [170] -
初恋?-3
その夜、カナコ先輩はビールで酔ってすごく楽しそうだった。カナコ先輩が眠った後は、サチコと2人で眠るまでずっとおしゃべりをしていた。真夜中に雪が降りだし、布団の中からサチコと雪を眺めた。サチコが眠った後、ダイキにメールを送った。『夜遅くにメールしてごめんね。ダイキに直接返事が言いたくて…明日会えないかな?』また雪を眺めながら、ゆっくりと眠りについた。素敵なクリスマスプレゼントをもらったような気分だ
エリ さん作 [201] -
初恋?-2
「ミカの告白うまくいったらしいじゃん!先輩と付き合うって。せっかくのクリスマスなのにダイキへこんでそうだよね!」サチコはいきなり核心をついた。私がダイキを好きなことはカナコ先輩は知ってるけど、サチコには話していなかった。そして、ダイキに告白されたことを素直に話そうと思った。「あのね、私、サチコとカナコ先輩に話さなきゃいけないことがあるの。」ちょっと真剣な顔つきになってしまって、それを見て2人は不
エリ さん作 [184] -
初恋?-1
ダイキの突然の告白から2日。夢のなかにいるようだった。ダイキが私のことを好きって言ってくれたのだ。嬉しくて涙が溢れた。嬉し涙は心を暖かくしてくれることを知った。でも、返事に迷っていた。こんなにすぐダイキと私が付き合ったら、ミカが嫌な気持ちになるんじゃないか?でも、もうミカは先輩と付き合ってるからいいのかな?自分の考えで頭の中が煮詰まってしまっていた。〜♪♪♪携帯の着信音で現実に戻された。「もしも
エリ さん作 [262] -
初恋?-3
しばらくして、近くに人の気配がして目が覚めた。時計を見ると1時間程眠っていたらしい。「顔に本の跡がついてるよ。」いきなり声が聞こえて驚いた。「ダイキ!」目の前の席にダイキがいた。「いつからいたの?」「30分くらい前から。」本の跡を気にしながら顔を隠して話した。「起こしてくれればよかったのに。」「気持ち良さそうに寝てたからさ。」悪戯っこみたいな笑顔をするダイキを見ていると、すごくドキドキする。私を
エリ さん作 [180] -
初恋?-2
もう冬休みが近づいていた。相変わらずミカは部活を続けている。ダイキはまだちゃんとミカと話をしていなかった。サチコはミカに何度か話しはしていたみたいだったけど、ミカは聞かなかった。コウヘイは気を使ってくれたのか、ミカとダイキのことにはふれないようにしてくれていた。私はダイキを諦めきれないでいたけど、カナコ先輩が言ってたみたいに、友達として割り切るようにしていた。深入りはなるべくしないように、距離を
エリ さん作 [179] -
初恋?-1
誰かが言った言葉。『恋は落ちるものだ』あれから3日。ダイキを見るとドキドキしてしまって、会話すらまともにできなかった。「エリ、それ恋だよ。」カナコ先輩ははっきり確信をついた。最悪だ。こんな気持ちは人生で初めてだ。突然、恋に落ちてしまった。友達の彼氏に恋をしてしまった。カナコ先輩も複雑そうな顔をしたままだった。「エリはどぅしたいの?」「ダイキは好きだけど、ミカを裏切るなんてできない。だから、諦める
エリ さん作 [210] -
初恋?-2
「学祭過ぎてくらいから、俺に嘘ばっかりつくんだよ。ミカの考えてることわかんないんだよな。」無理矢理な作り笑いをしているダイキを見るのはつらかった。「ミカの気持ちはミカにしかわからないし、なおさら他人がわかるわけないじゃん。ダイキは聞く相手を間違えてるよ。本当に聞かなきゃいけない相手はミカだよ。」心が潰れそうだった。ダイキはミカをすごく大事に想ってるのに、なんでミカはダイキではだめなんだろう。ミカ
エリ さん作 [284] -
初恋?-1
あれから1週間。ミカの部活は続いている。ダイキは毎日ミカを教室で待ってから、家まで送って帰っている。ミカはサチコから怒られたことなんて全然気にしていなかった。そんなミカの態度を見てサチコは諦めたみたいだった。私はダイキと話す機会がふえた。でも、目が苦手なのは変わらない。あいかわらず緊張する。言葉を慎重に選んで文章を組み立てて話している感じだった。この1週間でダイキはミカの異変に気付いていた。「加
エリ さん作 [305] -
初恋?-3
「なんか、加藤さんとちゃんと話すのって、初めてな気がするんだけど、俺のこと避けてる?」いきなり顔を覗き込まれてびっくりした。心臓がドキドキしている。「そんなことないって!」慌てて言うとダイキはまた悪戯っ子みたいな笑顔になった。「これ以上イジメるのはやめとくわ!気ぃ付けて帰れよ!」そう言ってダイキは席に座って寝る準備をし始めた。「バイバイ!」私はあわてて教室を飛び出した。緊張がとけた脱力感で、帰り
エリ さん作 [214]