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まっかつ改 さんの投稿された作品が432件見つかりました。

 
  • 航宙機動部隊前史・47

    恒星間大戦開始時、ギャームリーグ側を構成するのは三宙邦・総人口八二億・全人類宇宙に占めるGDP比率六.六%・生産力は年間辺り正規の軍艦一六六万隻・その他の宇宙船舶四千万隻であったのに対して、フリースユニオン六宙邦は総人口三六八億・GDP全宇宙比は三0.八%・毎年軍用艦艇六七0万隻・民間宇宙船舶に至っては二億隻を建造する力があった。両陣営の間には実に四倍以上の差があったのである。だが、反面で用意さ
    まっかつ さん作 [593]
  • 航宙機動部隊前史・46

    冷戦打開の可能性は何度も探られた。銀河元号一五一四年・第一次太陽会議、銀河元号一四一七年の第二次太陽会議によって、主要宙邦の主力艦の総数と一G下排水量・武装を制限する《コロナ軍縮条約》が締結された。人類が宇宙に進出して以来、全銀河クラスの宙際条約が結ばれたのはこれが初めてであった。それだけ宙邦の軍事力が人類宇宙全体の脅威になったと言う事だ。コロナ軍縮体制は更に銀河元号一五二二年の中立船団条約で要
    まっかつ さん作 [588]
  • 航宙機動部隊前史・45

    銀河元号一五0三年・この時点で勢力を張っている宙邦は九国で、その合計戦力は艦船八八二四六00隻・兵員一二億五七00万人・国家予算に占める軍事支出は平均すると一二・三%だった。これが一五0七年には艦船合計一六0三八九00隻・兵員三四億三一00万人・軍事支出の国家予算比二二・五%、一五一一年に至っては艦船合計三三八二一000隻・兵員一00億六五00万人・軍事支出の国家予算比三三・七%にまで拡大の一途
    まっかつ さん作 [557]
  • 航宙機動部隊前史・44

    各宙邦は更に、国内の星民の目を外に向けさせぬべく、情報統制に乗り出した。その結果、彼等はネット集合体を遮断し、それぞれの国単位に情報システムを再編成すると言う挙に出た。銀河元号一四六八年の事である。これが人類宇宙文明に与えた影響は致命的だった。何故なら特にそれぞれの宙邦同士の知識・情報交換が結果として皆無となってしまったからである。その結果、各宙邦は必要な技術開発の全てを独力で行わなければならな
    まっかつ さん作 [579]
  • ラーメンWar

    小麦価格の上昇が止まらない。いや違う。小麦自体がもう栽培されていないのだ。深刻な食糧危機があらゆる穀物を米とトウモロコシに制限さしてしまった。小麦は生産性が低い―\rその結果―\r世界の小麦製品は宝石並に高騰を続けていた。近未来の話である。俺こと大池太郎は典型的なキモオタだ。ボサボサの髪ヨレヨレの服当然彼女はいない。複数の派遣会社に登録して気が向いたら連絡を入れて仕事をもらう。その日暮らしだ。と
    まっかつ さん作 [818]
  • 処刑生徒会長第五話・ラスト

    ―そうだもう後には退けない。結局自分は《外国》の力を借りてこの座に据えられた傀儡。本来ならそれに見合う力量も資格もなかった筈だ。騙されて夢を見させられて踊らされただけさ。梅城ケンヤに―\rそして―\r利用されるだけ利用されて、邪魔になれば闇へと始末されるに違いないのも分かっているさ。梅城ケンヤに―\rだったら―\r殺される前に牙を剥いてやろうじゃないか!!!『くっくっくっ―ふっふふふ』太田カツヒ
    まっかつ さん作 [736]
  • 処刑生徒会長第五話・25

    殺すとは―\r誰を?いや―\r口に出さなくても答えは99%出ている。それは―\r『梅城会長を―です』焦点のぐらつく太田カツヒロの瞳に向けて、エウフセラ=ナールマンはためらいもなく言い放った。『ば―馬鹿言ってんじゃねえよ』ガチャリ-パニックにかられた手から熱線銃の入ったケースが絨毯に落ちて鈍い音をたてた。『無理に決まってるだろ!?相手を誰だと思ってんだ!!』太田カツヒロの蒼白な顔面は今まで以上の
    まっかつ さん作 [567]
  • 処刑生徒会長第五話・24

    そうだ。イジメなんか無くなりはしない。梅城ケンヤは本気でそれを撲滅しようなんて考えているのか?クレイジーだ。狂人の誇大妄想だよ。そんな妄想に付き合う分けには行かないね。増して命までかけるなんて―\r太田カツヒロは焦燥と共に歩き回りながらひたすら考え込んだが、それはただ赤絨毯をわずか3mmずらす以外全くの空回りそのものだった。だが―\r『会長』その一部始終を見届けていたエウフセラ=ナールマンがやお
    まっかつ さん作 [580]
  • 処刑生徒会長第五話・23

    《東京都Z区・第一中学校》会長室には事態の成り行きに一喜一憂する男が一人。生徒会長の太田カツヒロだ。雲一つない青空、開かれた窓からまんべんなく降り注ぐ日差しが鮮やかに装飾する赤絨毯の上を、しかし彼は深刻気にせわしなく歩き回るのみだった。檜材の木製ドアの前に立つ副会長・エウフセラ=ナールマンの185センチの長身は、その光景を多機能ゴーグル越しに無機質に眺めている。否。より正確には、観察していると言
    まっかつ さん作 [533]
  • 航宙機動部隊前史・43

    それまでの開かれた競争を閉鎖された対立へと導くのに、この四大流感は充分な根拠となった。思えば、モンゴル帝国しかり植民地支配に乗り出した欧州列強しかり、それは地球時代の類例に恐ろしいまでに酷似していた。軍事力を背景に巨大な文明圏ないし経済圏が誕生し、かつてはばらばらだった地域や民族集団を結び付けて拡大しながらその交流の規模と頻度を加速させる―もしくは暴走させる。生き残りに強かなウイルスが新たに生ま
    まっかつ さん作 [565]
 
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