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まっかつ改 さんの投稿された作品が432件見つかりました。

 
  • 処刑生徒会長第五話・22

    私立2T学園生徒総代表こと木原枝レイの様子は至って余裕しゃくしゃくだった。クリスタルグラスに満たされた高級ワインを飲みながら、『実は楽しみなんだよ』『はあ?』脳天気を極めた会長の言葉に、さすがのタクトも呆然となってしまった。『タクトちゃんは楽しみじゃないのかい?』『全然―楽しみじゃねえよ』気を抜かれたままの目でタクトはレイを睨み付けた。しかし、レイは相変わらずのんびりとぎんぎらぎんの椅子に座り、
    まっかつ さん作 [649]
  • 処刑生徒会長第五話・実質21

    そこは無秩序と混沌の支配する場所だった。全ての法規も統制もそこでは無視されていた。打ちっぱなしのコンクリートは無惨に荒れ果て、いたる所がひびや落書きに覆われている。構内や廊下にはゴミやスチール缶が散乱し、一枚とて割られていないガラス窓は見当たらなかった―\r私立2T学園―ここが都内最悪の不良校だ。まだ正午を過ぎた辺りだったが、分厚い曇空が太陽を遮り、一帯は薄暗かったが、例え晴天でもその校舎の荒廃
    まっかつ さん作 [634]
  • 航宙機動部隊前史・実質42

    宙邦同士は激しく競争しながらも、その交流は活発だった。宙際連合は衰退の一途を辿ったが、人的資源中心経済その物は順調に拡大し、人類宇宙文明は未曾有の繁栄を極めた。だが、それが破局に繋がった。これまでに無い規模での人間の移動が、新たなる疫病を引き起こす原因となったのだ。俗にスーパーウイルスと呼ばれる一連の感染症が初めて猛威を振るったのは銀河元号一五星紀に入ってからだった。それまで一部の風土病に過ぎな
    まっかつ さん作 [591]
  • 処刑生徒会長第五話・19

    ブロックに仁王立ちし、田中マサルの血と脳髄に全身まみれながら梅城ケンヤは鬼すら逃げ出す形相をしていた。そして―\r『俺に―指図するんじゃねえ』どかっ息を飲む風紀委員達の目の前に田中マサルの死体を蹴り落とした!赤木マモルから差し出されたタオルで汚れた顔を拭きながら、梅城ケンヤはブロックから降りるべくハシゴに足をかけた。戦争を前にして、彼はZ区最大のイジメグループを殲滅したのだ。Z区最悪の巨魁を始末
    まっかつ さん作 [733]
  • 処刑生徒会長第五話・18

    梅城ケンヤの顔は見る見る青ざめた。恐怖からではない。激しい怒りからだった。『俺のしてるのは―正義の裁きだ』だが―\r刑場のブロックの上に正座させられながら、下に群がる風紀委員達を悠然と見物して、『どっちも同じさ、どっちも』田中マサルは鼻でせせら笑った。『お前さんは《正義》を旗印に殺す。俺は気分次第で殺す。やってる事は同じなんだよ』『何だと』梅城ケンヤは田中マサルの背中とスキンヘッドに向けて、憤り
    まっかつ さん作 [552]
  • 処刑生徒会長第五話・18

    2Mはあるブロックの上から銃殺刑の一部始終を見届けた梅城ケンヤは―\r『諸君ご苦労だった』満足気な笑みを見せ風紀委員達に労いの言葉をかけた。だが、殺されたのは19人―\rまだ一人残っている―\r先ほど殺された一人が担架に載せられて運び去られて行くのを眺めながら―\r『では私も分け前に預かろう!』梅城ケンヤはゆっくりと腰から拳銃を抜いた。ブロックの上で赤木マモルが背中を見せ、片手を上げると―\r裏
    まっかつ さん作 [577]
  • 処刑生徒会長第五話・17

    手早い作業でブロックが積み上げられ―\r刑場が完成した。更に、三方をブロックに囲まれた中に、丁度人の背丈位の杭が二本打ち込まれ―\r20M離れて、イジメ撲滅同盟派諸校の風紀委員達が13人ずつ列を組み、小銃を構える前で、罪人達が次々とロープで杭にぐるぐる巻きにされて行く―\r罪人達の真後のブロックの上には、梅城ケンヤと赤木マモルの二人が立った―\r合計20人の死刑囚に130人の風紀委員―\r全ての
    まっかつ さん作 [560]
  • 処刑生徒会長第五話・16

    そして5日後・9月20日・東京都Z区立第一中学校々庭―\r朝礼台に登った梅城ケンヤは、集まった各校風紀委員達を見回した。イジメ撲滅改革派同盟六校・合計130名―\r手に手に自動小銃を持ち、全員が最低30日以上の実弾訓練を経て、しかも格闘技のどれか一つは必ずマスターしている精鋭揃いだ。しかも、これだけではない。学校内司法自治全権委任法に基づいて打診を受けた自衛隊から派遣された戦闘ヘリが一機・装甲車
    まっかつ さん作 [585]
  • 処刑生徒会長第五・15

    しかも梅城ケンヤの留守を預かるのは―\r港リリア―\r副会長と内務委員長とを兼ねる彼女がいる限り、隙を突くなど不可能だ。そう、普通に考えたら不可能な筈なのだ。だが―\r九重モエは知っている。知っているなんて物じゃない。重大な事実を、その港リリア本人から打ち明けられ―\r更に協力を要請されているのだ。裏切り・謀反、そう、クーデターだ。だとしたら―\r梅城ケンヤが主力を率いて撃って出た時こそ最大のチ
    まっかつ さん作 [571]
  • 処刑生徒会長第五話・14

    『分かったわ貴方に任せましょう』霧島ユウタの提案に―\r九重モエは賛意を示した。『ふん、君がそんな物好きだったとはね―何があっても私は知らないよ』一方、副会長・安東タロウは不満が収まらない様子だったが、反対はしなかった。東京都Z区立第二中学校生徒会長・大隈リキとは一体何者なのか?役員会が終り、九重モエは霧島ユウタのみを伴って会長室に戻った。『大隈会長は第二中学校二年生・小学校高学年から一帯ではか
    まっかつ さん作 [634]
 
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